
東京オートサロン2024に参加してきました。
Sam’s Detailing のSam代表が来場しているのは知っていました。15:00〜16:00まで、海外洗車用品セレクトショップ「arinomama」に登場する情報もキャッチしていました。
ーー時刻は、14:00になろうとしていました。
急用ができ、ここを去らなければならない時刻が迫っていました。
連れから、「Samに会えなくて残念だね」と慰められました。続けて、「Samって今どこにいるんだろうね。まだ寝てるのかな?」と訊かれました。1時間だけ商業ブースに顔を出す予定を不思議に思ったようなのです。
Samの予定を知る由もありませんので、「その辺で観客になってるんじゃないの」と適当に答えました。
この直後、5歩進む程度の間で、5秒は経過していなかったと思います。
目の前にSamの姿が見えました。180cm、100kgの巨漢を想像していましたので、実際にはそれより2サイズ小さい姿に驚きました。YouTubeでの彼は、自信に満ちあふれ、それだけ大きく見えていたのです。
「初めての対面って、こういう感じなのかあ」と自分自身に言い聞かせ続ける必要がありました。現実として受け入れるのに苦労するほどの偶然で、確率的には、奇跡に近かったと思います。
一歩彼に近づきました。ですが、刹那に、声をかけるタイミングではないと判断しました。彼は、明らかに他の観客とは真剣さが違っていました。誰よりもオートサロンを楽しんでいるようにも見えました。独特のアングルで写真を撮り続けていたのです。心の底から車が好きな方であることを知り、益々彼のことが好きになりました。
一度視界から消えたSamは、数分後、再び目の前に現れました。次にどこへ行くか迷っている様子でしたので、そのチャンスを逃しませんでした。「Excuse me」と彼の動きを止めると、Sam’s Detailingのほとんどすべての製品を持っていることを自慢してみました。破顔した様子から、つかみはうまくいったと思いました。
スマホのフォトコレクションを是非見て欲しいとお願いすると、快諾してくれました。洗車用品から車体のステッカーに至るまで、Sam’s尽くしの画像に大喜びしてくれました。
「どの製品がお気に入りなんだ?」と訊かれましたので、「Exterior Detailer」と即答しました。「いい光沢が出るだろう」と自慢されました。
あまり長く引き止めるのは申し訳なく、記念写真をお願いしてその場を去りました。彼は、再びプロフェッショナルに戻って会場の深部へ消えて行きました。
Samは、初来日なのかと勝手に想像していたのですが、「もう15回目か16回目だよ」と話していました。彼は、熱烈な中井啓信奉者ですので、その兼ね合いもあるのかもしれません。
世界的な成功を収めたのに、なおも自分の足で探究し続ける彼の姿は、ビジネスマンとして深く尊敬できるものでした。くわえて、つかの間でしたが、心と心が通い合い、無意識に握手とハグをした忘れ難い思い出になりました。

会場にて、Samとの思い出の1枚です。
Posted at 2024/01/16 07:24:22 | |
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