
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
世界には、様々な妖術が存在します。海外は、動物の死骸や体液を使用するものが多いようです。
伝統的な妖術が残るアフリカでは、しばしばサッカーの国際試合で騒動になっています。「今、芝生に何か撒いただろ」という具合に、妖術をかけた、かけないの言い争いが生じていました。サッカーの強豪国で、日本もたびたび痛めつけられたコートジボワールの代表チームには、妖術師が帯同しているという噂話が昔からあります。
妖術としては見られていませんが、中東のサッカースタジアムは、いつも異様な雰囲気があります。拡声器を使った呪文風の独特の応援が不気味で、アウェーで乗り込んでくるチームに少なからず影響を与えていると思います。そういう意味では、スタジアム全体が轟く欧州の試合も広義の妖術といえるかもしれません。
妖術に関しては、忘れ難いオカルト映画がありました。チャッキーという人形が登場する「チャイルド・プレイ」です。アフリカやハイチに現存するブードゥー妖術によって、殺人鬼が憑依した人形が生まれてしまったのでした。このシリーズは、興行的に大成功を収め、8作目まであるそうですが、自分は1作目の1回視聴だけで凝りており、もうたくさんという心境です。
邦画にも、藁人形が登場する「愛の陽炎」という作品がありました。ドラマ「高校聖夫婦」での好演で評価の高かった伊藤麻衣子が主演でした。これも妖術の一種だと思います。日本では、伝統的に災いを予防したい思想が強いため、厄除けの藁人形も多く作られているそうです。
最後に、自分が妖術をかけられた経験談を記します。
菊池桃子さんの妖術は、強烈です。90名限定の抽選で開催されたデビュー40周年記念トークショーで、それは起こりました。
「今日ここにいる皆さんが、私の新曲の営業部長ですからね」と力強くお願いされたのでした。
――間違いなく、絶対に、1000%確信できるほど、私を名指ししているのに等しいシチュエーションになっていました。指差しに加えて、ばっちり目が合っていたのです。周囲を見渡すと、まるで催眠術にかけられたように90名のファンが静かに首肯していました。
これぞ、リアルな妖術です。会場のファン全員が桃子さんと目が合う感覚を持っており、自分が営業部長に指名されたと感じていたのでした。この世のものとは思えない美しさは、妖怪そのものですので、顔に90個の目があると解釈すれば、合点が行きます。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、俺には「営業部長」ではなくて、「営業本部長」の就任を打診したんじゃないの~。
どの業界でも、営業本部長は、数字が悪くなると直ぐ更迭されてしまうので必死です。
早く人事部長になって、桃子との入籍手続きを済ませたいです。
Posted at 2024/06/08 06:58:15 | |
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