桃乃木權士のブログ一覧

自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
掛け言葉について、考えてみました。
古典を代表して、小野小町の作から。
「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふるながめせしまに」
「ふる」が「降る」と「経る」に、「ながめ」は「眺め」と「長雨」です。
この短い文章に、景色と思いを詰め、さらに掛け言葉を2つも入れる技術に感嘆してしまいます。
洋楽でも、これと似た例を見つけました。ビートルズの名曲「Let it be」に登場する「Mother Mary comes to me」がそうです。曲調もあって、ずっと聖母マリアだと思い込んでいましたが、ポールが14歳のときに他界した母親マリアが夢に出てきたという話でもあるようです。
掛け言葉を音楽に盛り込むのは、かなり高度な技術だと思います。謎かけ系の作文であれば、自分でも創作可能で、愛しの桃子さん宛のメッセージ（ファンクラブSNSでの投稿）でよく使っています。「企画してくれた桃子さんに申し訳なく、所信表明演説の心境です。アイム・ソーリーです」という具合です。自画自賛できるものとして、「僕の初恋は、南高梅のようでした」という書き出しの短文があります。読み始めた桃子さんは、甘酸っぱいというようなことを連想したと思います。そこをひねって、「タカネでバイバイされています」と結びました。
韻を踏む技法を発展させていくと、ラップ調になっていきます。邦楽にラップを導入した元祖に関しては、諸説ありますが、1984年に発表された佐野元春の「VISITORS」なのではないかといわれています。元々、韻を踏む歌詞を好んでいたアーティストですので、1年間に及んだ米国滞在中に悟りをひらいた可能性がありそうです。
「すもももももももものうち」という早口言葉も韻を踏む延長線上です。
この路線なら、自作できそうです。
「モロッコ諸々モロ桃子」
せっかくなので、車関係でも作ります。
「テキサスでレクサス、アクセスはサクセス」
両者は、合体できそうです。
「テキサスのレクサスで、桃子にアクセス、それがサクセス、桃子とあくせく」
なんだかラップ調になってきました。元々韻を踏む技法を好んでいた佐野元春が、米国の音楽文化の影響で進化した説に信ぴょう性が増した心境です。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、桃乃木桃子になれば韻を踏んでちょうどいいんじゃないの～。




I love you. I love you.
くちびるが照れてる。

タンドリー料理が超絶美味しい銀座の名店の続編です。
チキンビリアニを注文しました。ひと口食べただけで、他店の違いが分かり、感激しました。スパイスの多彩さ、深さともに最高到達地点にいる感覚が楽しめます。
周囲の卓では、夜の銀座に勤める方々もたくさんいて、着物やドレス姿で、この料理に夢中になっていました。

タンドリー料理が超絶美味しい銀座の名店の続編です。
マサラパパドです。豆の粉を揚げた煎餅のような料理で、なかなかユーティリティの高い優秀な料理です。サラダに混ぜて料理全体がワンランクアップ、ビリアニライスに混ぜても同様にワンランクアップします。肉料理とも合うでしょう。そのまま食べるのも美味しいです。

タンドリー料理が超絶美味しい銀座の名店の続編です。
前菜のサラダにもインドらしさが満点でした。酸味とスパイスが相乗効果で引き立っていました。こういう部分で違いを出せるのも一流店の証だと思います。
中央下部に見えるチーズのような白い塊は、豆腐です。豆料理が主食のインドでは、魅力的な食材になっているようで、現地のスーパー等で売られているそうです。

15年前くらいだったと思います。上野駅から少し歩く人通りもまばらな場所で、衝撃的な料理との出会いがありました。それ以来、インド料理は、カレーやナンよりも、タンドリー料理に主眼を置くようになりました。どこへ入店しても、タンドリー料理を真っ先に注文します。スパイスが織りなすハーモニーの虜になってしまったのです。
今回、銀座の名店で、タンドリーの盛り合わせを味わった刹那に、15年前の記憶が蘇りました。他店とはレベルがまったく違うと思いました。15年前の上野か、今目の前にあるこの料理が、圧倒的なレベルで、群を抜いてワンツーだと確信できたのです。
15年前の店を調べてみました。
そこで、驚きの真実を知ります。
両店は、同じ系列の店でした。