ブリヂストンが誇るプレミアムコンフォートタイヤのレグノシリーズが、低燃費タイヤとして登場しました。
見て、触った感じが、従来のブリヂストンタイヤと随分違う感じがしました。
BMW7シリーズに装着する機会が有りましたので、ユニフォミティを測定してみました。
今回交換するタイヤは、ブリヂストンレグノ(REGNO)
GR-XT 245/50R18です。
ラべリングは転がり抵抗係数:A ウェットグリップ:B です。
従来のブリヂストンさんのタイヤは、重く、サイドウォールが硬い印象でしたが、このGR-XTは、軽く、サイドウォールが非常に柔らかいです。
自分のイメージでは、ブリヂストンは、骨格(構造)をしっかりと作って、路面に接するコンパウンドを柔らかくしてグリップを得るような作り方で、サイドウォールの剛性が高いので、ハンドリングが良い半面、どうしても乗り味が硬くなりますし、柔らかいコンパウンドを使用しますので、摩耗が早くなる傾向があります。 路面状況が良い国向けです。
サイドウォールが柔らかいタイヤは、サイドウォールがしなやかに変形して、面圧を上げる事により、グリップを得るような作り方で、コンパウンドは固めの場合が多く、あまり摩耗せず、荷重移動に対してリニアに反応するので、的確に荷重移動が出来るドライバー(車)はこのタイプのタイヤを好みます。欧州系のタイヤ(ミシュラン等)はこのパターンが多いです。路面状況があまり良く無い国向けです。道路が石畳の文化なので分かるような気がします。
最近流行りのアジアンタイヤもサイドウォールが柔らかいのですが、欧州系のタイヤまで技術が追いついていないので、グリップはそこそこですが、曲がる時にグニャグニャして怖いけど、あまり減らないタイヤになります。怖いので空気圧を高めに入れてしまいます。サイドウォールを柔らかく作るには高い技術が必要なので、ユニフォミティを測ると駄目な場合が多いです。
個人的には、空気圧を上げなければ良い感じにならないタイヤは根本的にダメタイヤだと思っています。
今までにない柔らかさです。押して凹むなんてブリヂストンじゃ無い。。。
レバーレスタイヤチェンジャーシーチェS300で組込ますが、今までと違い、ビードはしっかりしていますが、サイドウォールは柔らかいので、手で組めそうです。
GSP9700にてユニフォミティとホイールバランスを測定します。今回はタイヤホイールアッセンブリーで測定しましたので、タイヤの実力は分かりませんが、ホイールはBMW純正なので精度は良さそうです。
1本目 30Nです。良いです。
2本目 5Nです。非常に良いです。
3本目 40Nです。良いです。
4本目 65Nです。悪くは無いです。
4本共にユニフォミティは良好です。
サイドウォールが柔らかくて、ユニフォミティが良好とは、流石ブリヂストンです。
低燃費タイヤにするには、軽く作らなければならないので、従来の作り方から少し方向性が変わったように感じます。
今までのレグノやポテンザの場合、お客様(特に輸入車)により、音は静かだけど乗り味が少し硬いとの感想を頂く事が有りましたが、今回のGR-XTでしたら満足頂けるかもしれません。後は摩耗度合いだけが気になります。
個人的には興味深々ですが、価格も結構いいんですよね~。
メーカーさんモニターで良いので頂けませんか?
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Posted at
2011/04/30 19:34:41