コペンにクスコのキャンバー調整式ピロアッパーを取付しました。
メーカーに注文するに当たり、ピロナットとピロカラーを指定せよ
との
不親切事でしたので一度ばらして計測してカラーを決定しました。
しかしピロアッパー自体の寸法が分からなかったので、車高を出来るだけ
変えないように6mmと10mmのカラーを準備しました。
予想では車高が少し下がりそうなのでカラー2段重ねが必要かなと思いましたが、
さて結果はいかに。。。
純正をばらします。
シャフトトップはM12P1.25です。
アッパーシートに直接ベアリングが付いている構造です。
予想外にピロが下側に出ていましたので10mmのカラーを使用しました。
6mmで行きたかったのですが、微妙に寸法が足りませんでした。
純正との寸法差ですが、約12.6mmほどです。
この差がそのまま車高の差になります。
実測で10mmほど車高が上がりました。
フロント左右組付けます。
車体に取り付けてみると、ピロを保持しているプレートが
ボディに干渉しますのでノーマル車高+10mmでキャンバーが
-1°30′ 程度が限界のようです。
当店ウツノ氏が同時にナギサオートさんのガッチリサポートを装着していました。
見えないけれど COPEN❤LOVE がおしゃれ?です。
3ヶ所共締めと、1ヶ所穴開け加工が必要です。
剛性はかなり上がりそうです。
ピロボールに関するメンテナンスについて良く質問を頂くのですが、
社外部品に使われているピロボールはほとんどが、NMB社のテフロンタイプ
(無潤滑型)のスフェリカルベアリングです。テフロンタイプとは、ステンレスの
レースにテフロンファイバー等を接着して自己潤滑性を持たせて無給油で
使用できるようにした物です。
メンテナンスは特に必要無く、なるべく砂やごみが付かないようにする
事ぐらいしか無いです。定期的にエアーで吹くといいかもしれません。
ピロボールに
CRC等の潤滑剤を塗布することは異物を巻き込む恐れや、
テフロンライナーが膨潤して摩耗が早まる恐れがあるので
厳禁です。
テフロンライナー自体の厚さは0.3mm程度で摩耗限度は0.15mmほどと
聞いた覚えが有りますので、ピロ部からカタカタ音が出ている場合は摩耗限度
を超えていますので交換が必要です。特にストラット車の場合はステアリングの
影響で寿命が短いです。
Posted at 2010/11/28 21:21:55 | |
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