E55の
ユニフォミティマッチングの作業をお請けいたしました。
以前も違うタイヤで作業を行いました。タイヤ交換後、ハンドル振れがひどいとのことでした。
お客様もご自身でタイヤの回転を見たそうでかなりぶれているとのことです。
そのようなこともあり、タイヤを持込でユニフォミティマッチング作業です。
当店では、持込タイヤの作業も大歓迎で行っています。
装着されていたタイヤは某国内メーカーの上級グレードのタイヤです。
早速、ユニフォミティを
GSP9700で測定してみます。
4本ともよろしくない数値が出てしまいました。
これだと、国産車でも振動を感じ取れるぐらいではないでしょうか。
原因の詳細はわかりませんが、組み込み不良の可能性が高いと思われます。
タイヤの組み付け方(嵌合不良)などによってもユニフォミティの数値は変わってきます。
ミシュランは組み付けに少々コツがいります。特にPSSはテクニックが必要です。
持ってきていただいたタイヤはPSS 235/40ZR18、265/35ZR18 MADE IN USAでした。
装着されていたタイヤを外してホイールを測定します。
ラテラル、ラジアルリムランアウトを測定し、ローポイントにマークしておきます。
測定後、タイヤを組み付けます。
組み付け後
GSP9700で測定をします。
組み付け95Nになりました。
RFV1次ピークにマークをして、ホイールのローポイントを位相合わせします。
(緑…RFV1次ピーク、青…ローポイント)
位相合わせ後、再度測定をします。
25Nに低減しました。この後、1g単位で重量バランスを調整します。
車両に取り付ける前にホイール側、車両側のハブ面等を清掃します。
RFV1次ピークを頂点にして取り付けをします。
最終的な結果はこうです。ホイールの測定結果も併せてどうぞ。
タイヤ単体、ホイール精度ともに良好な結果でした。
オーナー様ありがとうございました。
同じタイヤでも、組み付け方(嵌合不良)によりユニフォミティの数値は変わってきます。
タイヤ1本組むにしてもとても奥が深いんだなと改めて実感しました。
こちらもご覧になってみてください。↓
タイヤ組込みのコツとは?その1
タイヤ組込みのコツとは?その2
Posted at 2014/05/26 18:23:33 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記