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ジェームス安城店のブログ一覧

2020年10月24日 イイね!

アウディS4 B8.5ユニフォミティマッチング

アウディS4 B8.5ユニフォミティマッチングアウディS4にお乗りのオーナー様からユニフォミティマッチングの依頼が有りました。以前にも作業しておりますので2回目のご依頼です。遠方ですので通販にて対応させていただきました。

タイヤはブリヂストンS001 AOです。今回はオーナー様が通販にて手配して持ち込み作業でした。
AOなどの認証タイヤは日本語ラベルが無いものが多く、並行輸入かどうかが分かりにくいです。
オーナーさんによれば正規品との事でした。
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DOTコード7Gはポーランドのポズナン工場製ですね。AO(アウディ認証)といえどここの工場製はあまりいい印象が無いのですが。。。(後程予感は的中。。。。)
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早速作業開始です。
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ユニフォーミティテスターGSP9700にセットしビードシート部を測定して、位相合わせしながら組み込みます。
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測定結果です。アッセンブリーでRFVが125Nと不良品判定でした。
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4本共に弊社基準値の80Nをオーバーしてしまいました。RFVが100Nを超えるとハンドル振れやシミー、微振動やブレなどが出やすくなります。
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ホイールの縦ブレ精度は0.12mm以下と良好なのですが、タイヤのRFVがすべて100N以上と認証タイヤとしては今一つです。
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オーナー様にお話しして、タイヤは購入店に返品して、当店で新しく購入していただきました。お買い上げありがとうございます。
弊社で新しくブリヂストンさんに発注したのですが、念のためタイヤをS4純正97Yに変更して、さらに8本用意しました。来たタイヤは日本語ラベルが無い物でした。
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DOTコードは7Gと93Yと同じポズナン工場でした。
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企業秘密の技を使いビードを正確に嵌合させていきます。
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測定結果です。アッセンブリーで135Nとこちらもいまいちです。8本用意しておいたのですが、実は足りなくて合計10本取り寄せました。
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位相合わせしながら一番真円度が高いところを探ります。
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合計10本の中から一番いい4本を選びました。何とか60N以下に収めることが出来ました。
RFVを最小化してから重量のホイールバランスを1g単位で取り完成です。
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詳細数値です。ホイールの振れは全く問題ないです。タイヤも何とか基準値内ですが、ブリヂストンの認証タイヤなのでもう少し頑張って頂きたいですね。
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今回は合計14本のタイヤをユニフォミティマッチングしましたので大変でしたが、数値的には何とかなったので良かったです。

認証タイヤはユニフォミティの基準が高いイメージが有るのですが、タイヤは手作りの部分も多くばらつきの非常に大きい工業製品ですのでこのような事が起こることもあり得ますので、拘りのある方には是非ユニフォミティマッチングをお勧めします。

返品その他で時間がかかりオーナー様にはご迷惑おかけしました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。



2020年09月10日 イイね!

タイヤ検査依頼

タイヤ検査依頼とある自動車ディーラー様からタイヤの検査依頼がありました。
新車なのですがシミーや車体振動が出て、ホイールバランスを取り直しても改善されず弊社にご依頼が有りました。
振動問題の原因は何でしょうか?








遠方のためタイヤホイールのみの検査となります。
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ユニフォーミティテスターGSP9700にて真円度を測定します。
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測定結果です。RFVが80から175Nと悪く、振動の原因はRFV不良でした。
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RFV不良の原因を調べるためにユニフォミティマッチングを行います。
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ホイール単体の精度は問題ないです。
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ホイール単体精度を測定後、タイヤを正確に嵌合させながら真円度を高めます。
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測定結果です。タイヤ単体のRFVが非常に悪く200N前後でした。
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振動問題の原因は、新車装着の純正タイヤのユニフォミティ不良でした。
ディーラー様にお話をして、自動車メーカーさんから新しいタイヤを送っていただいたのですが4本共に基準値外でした。。。タイヤメーカーさん曰くユニフォミティの良好なものを選んで出荷したとのことでしたが。。。。
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再度タイヤを送って頂くことになったのですが、念のため16本ほど送って頂きました。
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合計16本の中から厳選してRFVが良いものをディーラー様に引き渡しました。数値的には問題ないレベルになりましたので大丈夫だと思います。
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全てユニフォミティマッチングしたのですが、最初の物を含めて20本中弊社基準値内が4本と厳しい結果でした。ロットが怪しいかもしれません。
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ディーラー様とお話ししましたが、最近はホイールが大口径になるにつれて振動問題が増えているようでした。

遠方よりご利用ありがとうございました。

遠方の場合通販もございますのでお問い合わせください。






2020年08月24日 イイね!

M2 1001 ユニフォミティマッチング

M2 1001 ユニフォミティマッチング
M2 1001 にお乗りの く ま 様より ユニフォミティマッチングのご依頼が有りました。
現状微振動が出ていて、タイヤ交換を視野に検討されていました。

車両は、すごく程度が良く、まさにヌルテカです。
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185/60R14 なのですが、スポーツタイヤで良いものが無くエコタイヤばかりになってしまいました。官能評価力の優れているオーナーには中々選択肢が少ないのです。
そんな中今回チョイスしたのは ヨコハマ ADVAN HF Type D です。旧車をターゲットに最新の技術で復活したタイヤですのでM2には相性が良いと思いますが真円度含め実力はどうでしょうか?
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とりあえず現状のRFVをGSP9700にて測定します。右リア以外は問題ない数値でした。重量バランスが狂っていましたのでシミーの原因は恐らく重量バランスだと思われます。
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タイヤをばらしてホイール単体の精度を測定します。流石ENKEI RPF1です。重量バランス、寸法精度共に良好です。RPF1はMAT製法ですが、鋳造に比べてやはり重量バランスが良いです。
昔々エンケイさんの工場見学に行ったときMAT製法を見ましたが、圧延ローラーでリムを成型しているのを見て精度は出るのか疑問でしたが、測定してみると全く問題ないので流石だと思いました。
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ホイールのローポイントにマーキングして企業秘密の技を使ってビードを正確に嵌合させます。
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測定後、タイヤのRFV1次ピークにマーキングして、位相合わせを行います。
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位相合わせ後、RFV最小化を確認します。
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RFVを最小化してから、重量のバランスを取ります。アウター側のウエイトが後々大変なことに。。。
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4本の結果です。25から55Nと良好な数値となりました。
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RFV1次ピークを上死点にして装着します。
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完成です。
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納車後、すぐに異音がするとの事で点検した所、何とアウター側のバランスウエイトがほんの少しキャリパーに当たっていました。急遽薄い1g単位のウエイトに変更しました。
確認不足でしたご迷惑おかけしました。
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詳細です。ホイール精度、タイヤ共に問題ないです。
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お客様には、十分慣らしをして頂くようにお伝えして納車しました。
ADVAN HF Type D ですが、触った感じはエコタイヤっぽくなく中々良い感じでした。
敢えてグリップを旧車に合わせてセッティングしているみたいで期待が持てます。
但し購入はメーカーサイトか系列のタイヤガーデンからしか購入できないようですのでご注意ください。

ご利用ありがとうございました。




2020年08月10日 イイね!

マセラティ3200GT ユニフォミティマッチング

マセラティ3200GT ユニフォミティマッチングマセラティ3200GTにお乗りのオーナー様からユニフォミティマッチングのご依頼がありました。
タイヤはバーデン改めジェームス安城店一押しのPS4Sと純正ホイールの組み合わせです。
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TPMSを規定トルクで装着して、ホイール単体の精度を測定します。
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流石純正ホイールです。重量バランスはTPMSを考えるとほぼゼロです。
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ビードシート部のRROを測定し、ローポイントにマーキングします。
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レバーレスチェンジャーにてタイヤを組み込みます。ミシュランタイヤは特に嵌合に癖があり
ジェームスでは特殊な作業を行い正確に嵌合させます。
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ユニフォミティテスターGSP9700でRFVを測定します。
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タイヤのRFV1次ピークにマーキングして、位相合わせを行います。
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位相合わせ後再度ユニフォーミティを測定します。
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組込みRFVが30Nと低減できました。
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RFVを最小化してから、重量のバランスを取ります。ホイール単体の重量バランスと比べても
ほとんど変わりません。ミシュランC3M製法のタイヤは本当に重量バランスが良いです。
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重量バランスも1g単位で正確に取ります。
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全体数値です。全て50N以下に出来ました。前後異径ですので画像のように装着します。
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ハブ面を清掃して、RFV1次ピークを上死点にして装着し、規定トルクで締め付けます。
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完成です。
フェラーリ傘下初、ジウジアーロデザインの名車です。ブーメランテールが独特です。
V8ツインターボ 370PS トルク 50kgm なんとマニュアルミッションです。
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詳細数値です。
ホイール、タイヤ共に問題ありません。
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今回は、タイヤの欠品と店舗改装で、かなりお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。

ご利用いただきありがとうございました。




2020年07月02日 イイね!

3Pホイールのユニフォミティマッチングは難しい?

3Pホイールのユニフォミティマッチングは難しい?以前ご依頼いただいたバシケンさんのホイールですが、事情が有りリム交換を行い再度ユニフォミティマッチングをすることになりました。
今回は3P(スリーピース所謂組み立てホイール)ホイールのユニフォミティマッチングを行う際の注意点等を解説したいと思います。
弊社で使用しているHUNTER社製のユニフォミティテスターGSP9700ですが、他社にない優れモノなのですが、吊るしや機械任せのままで使うと今一つの部分もあり、実際に他店のGSP9700で作業したのですが今一つというお客様が結構ご来店されます。企業秘密?の部分も有りますので癖やコツ等を出来る範囲で公開したいと思います。  業界向け長文注意です。

SSRさんからインナー、アウターリムを交換して戻ってきました。
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検品後、各種測定を実施します。
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ランナウト測定結果です。3Pにしては良好です。組み立てホイールの振れ精度は0.5mm以下が望ましいです。
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機械の指示通りにローポイントにマーキングしてタイヤを組み付けします。再度測定後位相合わせをしてRFVを最小化します。
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位相合わせ後の数値です。組付けRFVが110Nと非常に悪い結果となりました。
機械の指示通りに作業を終了するとここで終わりです。

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組付けRFVが110Nと基準値外ですが、改善の余地は無いのでしょうか?
GSP9700が指示するローポイントは、実はインナーとアウターの平均ローポイントなのです。
この辺りを理解しないとRFV最小化は難しくなります。

3Pホイールの構造ですが、ディスクを挟んでインナー、アウターのリムがピアスボルトで締結されています。
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模式図で表すと下図のようになります。実際はセンターボアやPCDの精度も有るのでさらにややこしくなります。
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当然組み立てていますので、わずかな隙間によりずれが生じ、ランナウトに狂いが生じます。
下図は、ディスクを中心にリムが一方向にずれている場合です。インナーアウター共にローポイントの位相が0度で、平均ローポイントも同じ位置になります。1Pホイール含めこの状態が一番良好です。ラジアル方向の振れは修正がしやすいのです。
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下図はローポイントが90度ずれている場合です。上の図のインナーを90度回転させるとこのようになります。この場合の平均ローポイントは大体45度の位置になります。
振れ量と位置にもよりますが、ローポイントの位相が90度までが良品判定の限度となります。
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下図は上の図からさらに90度回転させた状態です。ローポイントの位相が180度になり、平均ローポイントの位置は90度になります。この状態がホイールの精度としては最も悪くなります。
ハブ穴が真っすぐ開いていない場合や、ハブ面の水平が出ていない場合にこのような状態になります。
ラテラル方向の振れは回転が上がると大きくなります。所謂カップルやダイナミックバランスが悪い状態になります。
振れ量1mm平均0.5mmでも位相が180度近くの場合は弊社では不良品判定としています。
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上記が3Pホイールの特徴ですが、3つの円それぞれにさらに振動成分の特徴があります。
自動車はばね下重量の比率や材質で固有振動数が概ね決まっています。
シミー(ハンドル回転方向の振れ)や振動は通常サスペンションのバネ下固有振動数が共振する事により発生します。構造上固有振動数は10~15hzとなっています。
タイヤ外径は大体650mm前後なので。シミーが発生しやすい100km/h時には約13.7rps(hz)(1秒間に13.7回転)となりますのでサスペンション固有振動数に近く共振して振動が増幅されてステアリングが振れたり振動が出ます。
2次RFVが悪いと1回転に2回の入力が発生するので100km/hの半分、50km/hで13.7hzとなり低速シミーの原因となります。3次RFVが悪いと33km/hでも振動が出る場合が有ります。
2次RFVが悪いという事は円ではなく卵型に、3次は三角形になっているという事に成ります。


ホイール以外にもタイヤやハブ含め全ての丸いものに共通する特徴ですが、円形は1次から高次成分の集合体になります。円周率が割り切れず無限に続く限り真円は無いのです。

下図は振動に一番影響が有る1次成分が悪い模式図です。ホイール等の硬い物は寸法的に短い、タイヤ等は剛性的に低い部分、遠心力が掛かる場合は軽い部分となります。
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下図は所謂タマゴ型になっている状態です。

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下図は三角形になっている場合です。低速シミーの原因になります。
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上記を念頭に、ホイールを見てみます。インナーリムの振れは2次成分が大きいようです。
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アウターリムは3次成分が大きいです。
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下図はバシケンさんのホイールを模式図で表したものです。機械上のローポイントはあまりあてにできないことが分かります。

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上記を踏まえ、タイヤの1次や2次、3次RFVピークをホイールのインナー、アウターの各ローポイントに合わせていきます。合わせる方法や考え方は企業秘密ということで。。。
通常は1発では決まらないです。今回は1本あたり3回ほど合計12回ほど組み替えました。。。

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作業後の数値です。組み立てRFVが20Nと大幅に低減できました。
全ての凸凹が嵌ると大幅に真円度が向上します。
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フーリエ変換したプロットです。2次、3次成分共に問題ない状態になりました。
TIRを出来るだけ平坦にすることが真円度を高めることになります。
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4本すべて実施した数値です。すべてRFV50N以下となりました。C3M製法で作られたミシュランタイヤの場合は大体50N以下になる場合が多いです。バシケンさんもそうでしたが、慣れない所でミシュランタイヤを組むと嵌合不良が非常に多いです。高価なタイヤなだけに非常に勿体ないです。

RFVを最小化してから重量のバランスを取ります。GSP9700の通常モードでバランスを取ると残留アンバランスが多めに出ます。特にカップル(ダイナミック)バランスが多く残り超高速域での振動が出やすいです。他店の作業で問題が多い部分の一つです。 当店では1g単位で重量バランスは取っています。
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振動問題が解決することを祈りつつ、傷がつかないように厳重に梱包して発送させていただきました。
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3Pホイールは、3つの円とタイヤ、ハブの嵌合、ハブベアリング、ハブリングを使用しているなら合計7個の円形を、個別に見るとタイヤ含め全てに1次成分から高次成分が含まれていますので、それらを組み合わせて真円に近づけるのがユニフォミティマッチングなのです。
ここまで追い込んでも低速ユニフォミティなので実際に負荷と遠心力が掛かる高速ユニフォミティはまた別次元となります。現時点では実際に走行するしかないですが、ここまで拘って組み付けても全く改善しない場合もあり、やはりタイヤは奥が深いです。

こちらの作業はバーデン時代でしたが、ジェームスになってもユニフォミティマッチングは継続していきますので、振動問題でお悩みの方は一度ご相談ください。

遠方の場合は通販もしておりますので是非ご利用ください。

バシケンさんご利用いただきありがとうございました。



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何シテル?   07/23 17:17
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