ステアリングの振動とフロアや内装も振動しているということで、ご依頼を承りました。お車はUSトヨタ、アバロンです。
タイヤはナンカンNS-20となります。
ユニフォミティバランサー
GSP9700で
さっそく測定をしてみました。結果は以下の通りです。
フロントはさほど悪くありませんでした。
しかし②番は1次RFVは20Nなのですが、2次RFVが100Nあります。
簡単に言うと、タマゴ型になっています。そのため振動が低速でもでてしまいます。
リヤの結果では、フロア等の振動が出てしまうのも納得です。
タイヤ、ホイールをばらしてホイールの測定、組付けをおこないます。
ビートシート部も綺麗に掃除をおこない、ホイールの測定をします。
ホイール単体のランナウトを測定して、ローポイントにマークをして、タイヤを組付けます。
その後、GSP9700で測定をおこないます。タイヤの
RFV1次ピークの位置にマークをします。
タイヤを一旦外してローポイントとRFV1次ピークを位相合わせします。
②の結果です。
2次成分が低減しました。タイヤの品質の問題もあるかとは思いますが、
タイヤの組み付けによる原因もあったように思います。
測定、位相合わせをRFVが最小になるまで行います。
その後、重量バランスを1g単位で調整をします。
ホイール、車両側のハブや取付面もできるだけ綺麗に掃除します。
車両へ取り付け時にはRFV1次ピークを上にして取り付けます。
最後に規定トルクにて均等に締め付けます。
完成です。詳細な結果は以下のとおりです。
ホイールの振れが若干大きい物もありましたが、最終的な組み付けは
総合的に良好になりました。
後日、お客様から連絡があり「良くなりました!」とのことでした。
今回は結果的によくなりましたが、当店で測定などしたものなど踏まえると、
アジアンタイヤはタイヤ単体のばらつき(公差)が大きいため、今回のように結果が良くならない確率が高いと思われます。
(あくまで個人的な見解です。)
タイヤ購入の際はお気を付けください。
最後にワコーズの
RECSの施工も承りました。
オーナー様ご利用ありがとうございました。
Posted at 2015/06/22 22:44:16 | |
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