BMW 135i (E82)のタイヤ交換のご依頼が有りました。
ブログも見て頂いているようで、組付けは
ユニフォミティマッチング指定でした。
オーナーさんは、タイヤの編摩耗を気にされていてアライメント調整も同時に作業しました。アライメント調整は出来ればタイヤが新品時にされる事をお勧めします。
純正ホイールと純正ランフラットです。レバーレスタイヤチェンジャーでランフラットでも楽々脱着できます。
外したタイヤです。かなり偏摩耗とひびが進んでいます。タイヤの内部が破損してバースト寸前でした。恐らく空気圧不足で走行したために破損したと思われます。ランフラットは空気圧不足でも分かりにくいのでTPMSは必須です。空気圧不足は偏摩耗の一因にもなりますので空気圧管理は重要です。
ホイールのビードシート部のゴム等のかすを完全に除去し、篏合精度を高めます。
HUNTER
GSP9700にセットしてホイールのランナウトを測定します。
ビードを精密に篏合させる秘密のテクニックを使いタイヤを組み付けて、再びユニフォミティを測定します。
測定後、ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを位相合わせします。
位相合わせ後、再び測定してRFVが最小化するまで組み替えます。
RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。バランスウエイトの量よりも剛性的真円度を重視します。輸入車の純正ホイールはTPMS対応の物が多いのでウエイトは多くなります。
重量のバランスも1g単位で取り、残留アンバランスを出来るだけ低減させます。
4本を半日掛けて組み込みます。RFVを40N以下にする事が出来ました。
ハブの取付面も清掃してグリスアップします。偏芯取付はシミー(微振動)の要因です。
RFV1次ピークを上死点にして装着します。装着後
B-DYNAアライメントテスターでアライメント調整します。
完成です。最近135iのお客様が多いような気がします。。。
詳細数値です。
組付けRFVが全て40N以下と良好でした。ホイールの縦ブレも0.1mm以下と問題ありません。
BMWで脱ランフラットや軽量ホイールを装着すると少しばたついたり、乗り心地が悪くなる場合が有りますのでご注意ください。パンク修理剤やスペアタイヤは必須なので必ず対応お願いします。
十分な慣らし運転と空気圧管理をお願いして納車しました。
オーナー様お買い上げありがとうございました。
Posted at 2013/08/26 17:13:10 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記