バーデンのブログを見て、超高速域でのシミー(微振動)でお悩みの
めいめいR様がご来店されました。車両はR35 GT-Rです。ステアリングが振れるほど症状は重く無いようですが、少しでも改善できたらとのご希望でした。
当店ではR35のランフラットタイヤも問題なく交換出来るのですが、位相組換えをする場合はタイヤの状態により極稀にタイヤが割れてしまう場合が有りリスクが高い作業となってしまいます。
ホイールはレイズさんのVR.G2 20インチ タイヤはGT-R専用のブリヂストンR2 ランフラットです。 ホイールナットは
2Pタイプで、ハブリングも装着と振動対策は万全です。(2Pタイプのナットはセンターが出やすくお勧めです。)
現状確認の為にユニフォミティテスター
GSP9700にフランジプレートでセットしてユニフォミティと重量バランスを測定します。
測定結果です。RFVは65N以下と良好です。重量バランスは7~26g程度のズレでした。
LFV(コニシティ成分)も5Nと良好です。
ランフラットはばらつきが大きい場合が多いのですが、流石BSの専用品です。非常にユニフォミティは良好です。ホイールもレイズさんは精度が良いので、リスクを冒して
ユニフォミティマッチングをしてもあまり改善が期待できないと判断して、1g単位の精密ホイールバランスのみ実施する事にしました。
一度バランスウエイトを外してゼロバランスまで追い込みます。 これで改善出来れば良いのですが。。。
ハブリングは入っていたのですが、少し遊んでいたので
ツバ付のハブリングに変更して装着して終了です。(レイズさん等のスポーツホイールはハブリングが抜けてしまう場合が有るのでツバ付がお勧めです)
シミー(ステアリングやフロアに伝わる微振動)ですが~100km/hまでの場合は、重量バランスや1次RFVの狂い、~200km/hの場合はRFVの高次成分や高速ユニフォミティの狂い、200km/h~はほんの少しの回転部分のアンバランスやホイール変更によるスクラブ半径やバネ下重量の変化による影響が原因となる場合が多いです。
オーナー様とお話ししましたが、R35 GT-Rはタイヤの寿命が2万km以下なので、次の交換は、ユニフォミティマッチングを試してみたいとの事でした。
持込みタイヤのユニフォミティマッチングも可能ですので次回は是非ご利用ください。ご来店ありがとうございました。
Posted at 2013/01/23 20:09:01 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記