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ジェームス安城店のブログ一覧

2013年08月07日 イイね!

VW ポロ タイヤ交換

VW ポロ タイヤ交換

VW POLO GTI(6R)にお乗りのお客様からタイヤ交換とユニフォミティマッチングのご依頼が有りました。
ブログを見て何と東京からご来店いただきました。遠方よりありがとうございます。
現在タイヤの山は有るのですが、シミー(高速域の微振動)が出ていて、ホイールバランスを取り直したが治らず、思い切ってタイヤ交換をとの事でした。


交換するタイヤはバーデン一押しのミシュランPSS(パイロットスーパースポーツ)です。C3M製法でユニフォミティ的には世界最高峰です。今回は当店で購入頂きましたのでユニフォミティ値は保証させて頂きます。


C3M製法独特の内側ツルツルです。製造はアメリカです。


純正オプションのホイールと純正SP SPORT MAXXです。


ハンドルシミーが出ていますので、とりあえずユニフォミティを測定しました。


測定結果です。RFV不良が2本有りました。RFVが悪いといくらホイールバランスを取っても振動は無くなりません。微振動の原因はRFV不良だと思われます。


原因が判明したので、タイヤを外してPSSをユニフォミティマッチングします。


ホイールのビードシート部を清掃します。この部分はRFVに大きく影響しますのでピカピカにしてからランナウトを測定します。


ホイール測定後、タイヤを組み付けてGSP9700にてユニフォミティを測定します。
PSSは特に組付けにコツが要ります。


測定結果です。ホイールのローポイント(青丸)とタイヤのRFV1次ピーク(赤丸)にマーキングします。現在の組付けRFVは55N(黄丸)です。


一旦タイヤを脱着して位相合わせをします。再びHUNTER GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。組付けRFVが55Nから25Nに低減しています。RFV25Nとは、荷重が掛かった(走行)状態の縦ブレが僅か0.15mm程度となります。RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。イン28gアウター57gと少しウエイトが多いようですが。。。


原因は外国では義務化が進んでいるTPMS対応ホイールの影響でした。通常TPMSのセンサーは40g前後有りますのでその分ホイールを切削してあります。


輸入車の場合、バルブの所にウエイトが沢山付いている時はホイールがTPMS対応かもしれません。このホイールにタイヤの軽点を合わせるとウエイトがさらに増加するので見栄えが悪くなります。良くウエイトを最小化する方法が最良だと勘違いされますが見栄え以外はあまり意味がありません。重量より剛性的真円度(FV)が重要です。


1g単位でウエイトを付けて精密にホイールバランスを取ります。


RFVが良い物を運転席から配置します。


手下2号がハブとホイールを念入りに清掃します。輸入車は特に錆びや汚れで偏芯しやすいので注意が必要です。


さび止めにコパスリップして、RFV1次ピークを上死点にして装着して終了です。


半日掛けて完成です。


詳細数値です。


組付けRFVが55N以下と良好な結果でした。ホイールの精度も良好です。
今まで色々なタイヤのユニフォミティを測定しましたがやはりミシュランのC3M製法の物はとび抜けてユニフォミティ(重量含め)が良好です。通常製法ではタイヤ単体で80Nという数値も正直厳しいのが現状です。タイヤは本当に手作りの部分が多く公差が大きい部品だとあらためて感じました。
ミシュラン含め右側通行用タイヤはプライステアの関係でどうしても左に流れる場合が有るので早く国内メーカーもC3Mのような製法を実用化して頂きたいと思います。

オーナー様には十分な慣らし運転をお願いして納車しました。
遠方よりご来店誠にありがとうございました。

2013年08月01日 イイね!

BMW 528i (F10)高速シミーの原因は2

BMW 528i (F10)高速シミーの原因は2前回からの続きです。
高速走行時にハンドルや車体に伝わる微振動(シミー)でお悩みのてんてん様でしたが、振動の原因はタイヤのRFV不良でした。ユニフォミティマッチングで完治しましたが、さらなる完成度を求めてタイヤ交換を実施しました。(てんてんさんのブログを拝見したら箱替えされていたのですね。今更ですがアップします)



交換するタイヤはブリヂストンポテンザS001です。工場直送の出来立てほかほかです。


タイヤを外してホイールのランナウトを測定します。


タイヤを組み込んでHUNTER GSP9700にてユニフォミティを測定します。


測定後、ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを位相合わせします。


RFVが最小化するまで位相合わせを繰り返します。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを精密に1g単位で取ります。


RFV1次ピークを上死点にして、車両に装着します。特訓中の見習い1号です。


リムずれが分かるようにホイールのエアバルブ位置にマーキングします。慣らしが終わるまでは我慢です。


半日掛けて終了です。


詳細数値です。


組付けRFVが70N以下に出来ました。20インチでこの数値は良好です。
BMW F10はサスペンションの感度が良すぎてシミー(微振動)が出やすくお悩みのオーナーさんも多いです。振動問題でお悩みの方はお気軽にバーデンまでご相談ください。
てんてん様ご利用ありがとうございました。
2013年07月25日 イイね!

BMW 528i (F10)高速シミーの原因は1

BMW 528i (F10)高速シミーの原因は1

高速走行時にハンドルや車体に伝わる微振動(シミー)でお悩みのてんてん様がご来店されました。ホイールバランスとアライメントを取り直して改善はしたものの、完治には至ら無いようでバーデンのブログを見てユニフォミティマッチングご希望でした。
車両は世界中で振動問題が起きているBMW F10です。この車両はサスペンションの設計が敏感すぎて少しのバランスの崩れがシミーになってしまい悩まれているオーナーさんは多いです。振動の原因は何でしょうか?

タイヤはピレリ PZERO NERO(ネロ)ホイールはHYPER FORGED HF‐C7 20インチです。


振動原因を探るため、HUNTERGSP9700にセットしてユニフォミティとホイール(重量)バランスを再測定します。


測定結果です。RFVが左リアは30Nですが残り3本はあまり良くありません。通常は100N以下が良いのですが、F10等のハンドリング重視の車両は80N(フロントは40N)以下が理想です。重量バランスは20g前後の狂いでした。左フロントのRFVが165Nなので振動の原因はRFV不良だと思われます。


タイヤホイールを再度組み立て直してユニフォミティマッチングを施工します。当社自慢のレバーレスタイヤチェンジャーなので20インチでもホイール、タイヤに負担無く脱着が可能です。


ホイール単体でビードシート部のランナウトを測定します。


 
測定結果です。今回のホイールは3Pです。どうしても組立てホイールは精度面で不利になってしまいます。下の画像は180度回した時の測定結果です。インナーとアウターリムがディスクを挟んで上下にずれています。数値的には0.4mm程度なので3Pとしては悪くありませんが200km/h以上の高速域で横ブレになり微振動の原因となります。


全体の測定数値です。3Pの場合は0.5mm以下なら可です。機能性重視の場合はやはり鍛造1Pが良いです。


ホイール測定後タイヤを組み付けてユニフォミティを再測定します。


測定後、ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを位相合わせして再度ユニフォミティを測定します。この作業をRFVが最小化するまで繰り返します。特に3Pホイールはローポイントがインナーとアウターで大きく違うので職人の勘と経験が必要です。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。バランスウエイト(錘)は多くてもタイヤの真円度を優先させます。いくらバランスが取れていてもタイヤが丸くないと振動が出てしまいます。


左フロント以外はRFVを低減出来ました。


取付面も清掃してからグリスアップします。


RFV1次ピークを上死点にして少しでも真円度を高めながら装着します。


完成です。


詳細数値です。


ホイール精度は3Pとしては良好です。アメ鍛と違いメイドインジャパンは優秀です。左フロントタイヤのRFVが150Nとアジアンタイヤ並みな事が今回の振動原因だと思います。オーナーさんとお話ししましたが、新品装着後すぐに慣らしをせずに高速走行したそうで、その事がRFV悪化の一つの要因かもしれません。
実はタイヤの慣らしは重要です。タイヤは走ることで熱が入り加硫が促進され、遠心力で内部構造が馴染み少し成長します。成長時に空気圧が減るので必ず点検してください。バーデンでは最低でも300km以上の慣らしを推奨しています。

作業が終了して納車後、オーナー様から、微振動は完治したけれども数値が今一つなので新しいタイヤを手配してくださいと連絡が有りました。
本当はミシュランPSSがおすすめなのですがサイズが無く、ブリヂストンポテンザS001になりました。作業の様子は後日その2でお伝えします。

てんてん様ご利用とお買い上げありがとうございました。

2013年07月18日 イイね!

VW シロッコR 車体振動の原因は?

VW シロッコR 車体振動の原因は?VW シロッコRにお乗りのオーナー様からユニフォミティマッチングの依頼が有りました。タイヤを交換後シミー(高速域での微振動)が発生して、ホイールバランスを取り直したが改善せずご来店されました。
輸入車や高性能車は、サスペンションが敏感で、タイヤホイールやサスペンションの変更でハンドルの振れや車体のブレが出てしまう場合が有りお悩みの方が多いです。

車両はシロッコR タイヤはミシュランPS3 ホイールはTWS EX-fV18インチです。


現状把握の為、GSP9700にフランジプレートを使用してセットしホイール(重量)バランスとユニフォミティを測定します。


リアのユニフォミティRFV(ラジアルフォースバリエーション)がいまいちです。RFVは100Nを超えるとシミーが発生する可能性が高くなります。RFVと重量のホイールバランスや見た目のタイヤ寸法は関係有りませんので、RFVが悪いタイヤはいくら重量バランスを完全に取っても振動問題は解決しません。おまけにRFVを測定するにはユニフォミティテスターを使用する以外は方法が有りません。今回の振動問題の原因はRFV不良だと思われます。


RFV不良の原因は大きく分けて次の3つの要因が有ります。タイヤ単体のRFV不良、ホイール単体のランナウト不良、組付け時の篏合不良です。原因を確定するには一度タイヤを脱着してそれぞれ測定が必要です。


タイヤを外してホイール単体の精度を測定します。鍛造1Pなので重量バランスは良好です。


作業は見習い1号です。ホイールのランナウトを測定後、ユニフォミティマッチングで組付けます。ミシュランタイヤは特に組込みにコツが要ります。世界中でも多分バーデンしかしていない企業秘密の技を使用して組付けていきます。


組付け後、GSP9700にてユニフォミティを測定します。


ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを測定してマーキングします。
(このタイヤホイールは3番のRFV95Nのセットです)


タイヤチェンジャーを使用して、マークを合わせるように位相組換えして再度ユニフォミティを測定します。


測定結果です。組付けのRFVが95Nから25Nに激減しています。ホイールの縦ブレは0.08mm程度なのでRFVが悪い原因は組付け(篏合)不良だった事が分かります。
タイヤの交換は簡単な作業だと思われていますが、拘れば飛躍的に真円度が高められるのです。


RFVを最小化してからホイールバランスを取ります。バランスウエイト(錘)が少ない事が最良ではありません。最優先させるのは走行状態の真円度です。当たり前ですが完全に理解されている方は少ないです。


残留アンバランスも限りなくゼロにします。


ユニフォミティマッチング後の測定結果です。1番2番はあまり変わらず、3番4番が組立て(篏合)不良が解消されてRFVが激減しています。


タイヤホイールの真円度がいくら高くても、取付時にずれるとシミーが発生します。スペーサーはあまりお勧めしませんが、装着するなら精度の高い物を正確に装着してください。ハブセントリックは必須で、クリアランスも0.02mm以下が望ましいです。


RFV1次ピークを上死点にして取付て真円度を高めます。規定トルクで締め付けて終了です。


完成です。2Lターボ250psオーバーのホットハッチです。この車両は結構敏感なので微振動に悩まれている方は多いです。


測定結果です。タイヤ単体のRFVが120N以下、ホイールの振れは0.5mm以下、組付けRFVは100N以下ならば可です。高性能車は半分くらいが望ましいですが高級タイヤでも難しいです。
2番のホイールの振れが結構大きいのでRFVは良好ですが、運転席より一番遠い所に装着します。この当たりの塩梅が職人技?で説明が難しい所です。


タイヤ、ホイール共にみなさんが考えられている以上に個体差(公差)が大きいです。
特にタイヤは貼り合わせて作られているので想像以上にバラつきが大きく、大口径低扁平になるほど高度な製造技術が要り、おまけに組み付けにも技術が必要になるのです。普通にタイヤを組み込んでも特に問題は出ない場合が多いですが、真円度が高いタイヤに乗るとまさに絨毯の上を滑るように走り、250km/h以上でも振動は皆無でリラックスして運転できるのです。

オーナー様ご利用ありがとうございました。

2013年07月10日 イイね!

アウディ オールロードクアトロ 高速シミー

アウディ オールロードクアトロ 高速シミー高速走行時の微振動(ハンドルぶれや車体振動)にお悩みのaudi arq様がご来店されました。タイヤを交換してから症状が悪化して、通常走行も難しいようで何とか改善出来ればとの事でした。
高速シミーは改善する事が難しい現象ですが、原因は何でしょうか?

車両はアウディオールロードクアトロ(C5)です。


ホイールはBBS製のアバンギャルドというホイールで、タイヤはGT RADIAL ChampiroUHP1チャンピロUHP1 225/55R17です。


現状把握の為に、HUNTER GSP9700にセットして、ユニフォミティと重量バランスを測定します。


測定結果です。RFVは60N以下、重量のホイールバランスも余り狂っていません。
バランスウエイトも多く無いので高速ユニフォミティも悪くなさそうです。廉価なアジアンタイヤ?ですがユニフォミティは悪く無いですね。


オーナー様とお話をして、今回はユニフォミティマッチングはせずに、精密バランスのみ実施して様子を見る事にします。見習い1号が頑張って残留アンバランスを限りなく低減します。


タイヤホイールには特に問題が無いようなので、シミーの原因は取付に有るようです。ホイールのインセットを合わすためにスペーサーを使用しているのですがノーブランドの商品なので寸法を測定します。測定結果ですがあまり良く無いです。通常ホイールやハブのクリアランスは0.1mm以下なのですが0.2~0.5mmと大きくばらつきも有ります。ハブ付なのですがあまり意味が有りません。


ボルト座面の当たりもあまり良くなさそうです。


ホイール側の当たり面も線接触になっています。


球面を測定した所、12Rのようです。ホイールの形状から13Rか14Rのようです。
ホイールナットやボルトの球面には種類が有り間違うと当たり面が線接触となり緩みやすくなったり、シミーの原因となりますのでご注意ください。


精密バランスを施工して、RFVの良い物をフロントに装着します。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。


完成です。


後日オーナー様から連絡を頂いたのですが、完治はしていないが、振動は半分程度になり、何とか許容範囲内との事でした。少しでも改善出来て良かったです。
今回ホイールやスペーサーはオークションで購入されたみたいですが、ノンブランドの廉価品は精度や強度が良く無い物が多いのが現状です。輸入車に多いボルトで留めるタイプにはスペーサーは良くないです。どうしてもスペーサーの内外で0.1~0.2mm程度の偏芯が出てしまいます。偏芯取付は僅か0.2mmでバランスウエイト換算で20g程度の加振力が発生してしまいますので敏感な車両ではシミーの要因となりますのでご注意ください。

audi arq様ご利用ありがとうございました。
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