
バーデンでは、ユニフォミティ的に大変優秀なので、一押ししているミシュランタイヤですが、組込みに少しコツが要る場合が有り、特にパイロットスーパースポーツ(PSS)に関しては従来品よりもさらにリム組に気を付けないと折角の高性能が活かせません。
最近他店でミシュランPSSにタイヤ交換後、高速域の微振動(ハイウエイシミー)にお悩みのお客様が複数ご来店されました。タイヤ交換やホイールバランス作業は簡単に見えますが、突き詰めると職人の技が試される高度な技術が必要になるのです。 (特に高性能輸入車は、タイヤに敏感です。微振動で入庫する車両のほとんどは輸入車です)
ミシュランタイヤは、ユニフォミティ(均一性)が高く、真円度に優れています。パイロットスーパースポーツと一部のパイロットシリーズはさらに真円度が優れたC3M製法と呼ばれる製法で作られています。元々レーシングタイヤを作る技術から生まれた製法で、従来製法とは全く違う製法のようで、画期的な技術のようです。
タイヤ自体の精度が非常に高いので、ホイールに組み付ける場合に少しコツが要ります。バーデンでもGSP9700を導入してから色々な組み方を試してみて、RFVを最小化する方法を日夜研究?しています。普通に組み込んだ場合と、ユニフォミティマッチングをした場合の違いを比較してみます。
普通のタイヤの内側は下の画像のような感じになっています。 メーカー問わずインナーライナーと呼ばれる部分です。タイヤを加硫するときにブラダーと言う風船みたいなもので金型に押し付けて加硫成型します。斜めの部分はその時の跡だと思われます。
ミシュランC3M製法の内側です。ツルツルです。タイヤの内側を見たことが有る方はびっくりすると思います。 内側からも金型を当てたような感じです。これが剛性的、寸法的、重量的に均一性が高い所謂ユニフォミティが良い秘密のようです。
以前にユニフォミティマッチングしたBMW 135iですが、普通に組んだ場合のRFVです。100N以上は不良品レベルとなります。
当店で位相組換え(ユニフォミティマッチング)後の数値です。大幅にRFVが低減しています。
とある高性能輸入車のタイヤホイールです。こちらのオーナー様もPSSに交換後ハンドル振れでお悩みでした。
来店時のRFVです。1番と3番が今一つです。国産車ならあまり問題にならない数値ですが、高性能車には厳しい数値です。
ユニフォミティマッチング後の数値です。全て25N以下になりました。
全体の数値です。タイヤ単体のRFVが35N以下と、素晴らしい数値です。残念ながら国内メーカーではこの数値は殆ど見かけません。
タイヤの組み方一つで、RFVが半減する事については非常に驚きです。
良いタイヤと良いホイールが有っても、良い組込み方をしないと折角の高性能が発揮できないと言う悲しい結末になってしまいます。
特に最近は、並行輸入したタイヤを持込みで交換される場合が多く、普段あまりミシュランタイヤを扱っていない所で組むとうまく組めていない場合が多いのでご注意ください。
バーデンでミシュランパイロットシリーズを購入してユニフォミティマッチングして頂ければ、ユニフォミティ値を保証(万が一RFV値が悪い場合は新品交換)していますので、ミシュランタイヤは是非バーデンにて購入お願いします。
以前に、ハイウェイシミー(高速域でのハンドルブレ)でお困りのオーナー様のユニフォミティマッチングを行った結果、タイヤ単体のユニフォミティ不良が微振動の原因でした。購入店を通じてメーカーにタイヤの検査を依頼した結果、メーカー基準ぎりぎりでは有りますが、基準内の為に対応不可との所、購入店のご厚意で、摩耗分を差し引いた追金でタイヤを新品に交換できたそうです。
皆さんは新東名走られましたでしょうか?バーデン社用車のプリウスで新東名を走った時にハンドルのブレ(高速シミー)を感じました。東名では感じなかったのですが、路面が良い為か微振動を感じました。路面が良いとタイヤのインフォメーションが良く伝わるので少しのブレが非常に気になります。 原因は何でしょうか?




アウディA6(C6)にお乗りのオーナー様がユニフォミティマッチングを施工に、わざわざ京都より来店されました。実は高速域の微振動(ハイウェイシミー)で悩まれていて、以前来店して頂いたときは原因はタイヤのユニフォミティ不良でした。その後タイヤを新品に交換したので現状はあまり問題が無いが再度組みなおして欲しいと依頼されました。組み直しで果たして体感出来るのでしょうか?
アウディA6です。アウディはサスペンションセッティングが敏感なのか、ステアリングや車体の微振動で悩まれているオーナー様が非常に多いです。
タイヤはミシュランパイロットスーパースポーツ(PSS)245/35R20 ホイールはハイパーフォージド HF108R です。
今回は最初からユニフォミティマッチング前提なので一旦タイヤをばらします。
GSP9700にフランジプレートを使用してセットします。ホイール単体の振れを測定してからタイヤを組み付けて測定後、位相組換えします。

流石ミシュランです。真円度はやはり1歩リードです。特にPSSはバーデンでも一押しです。 ユニフォミティを調整後ホイールバランス(ウエイトバランス)を取って終了です。
前回はホイール1本が今一の精度でしたが、それ以上にタイヤがダメでしたので問題無かった?ですが、今回はタイヤのユニフォミティが20Nと良いのでホイールの駄目さ具合が目立っています。
部分的に2mm以上振れていますので精度不良ではなく、外的要因によりリムが変形していると思われます。
タイヤ単体については全く問題ありません。LFV(コニシティ成分)も問題ありません。ホイールが変形しているアッセンブリーを左後ろに装着します。
アッセンブリーのRFV1次ピークを上死点にして装着し規定トルクを掛けて終了です。
測定結果詳細です。 タイヤ単体のユニフォミティが20~45Nと非常に良いです。20インチでこの数値は素晴らしいです。
今回は、特に不具合は無かったので、ユニフォミティマッチングの効果が体感出来るか心配だったのですが、後日お客様よりメールを頂きました。
以下お客様メールより
”昨日はお世話になりました。
今日も確認のために一走りしてきたのですが、
フロント部、ステアリング共に振動は全くありません。
素晴らしいです。路面を舐めるように走ります。
空気圧を下げたことも効いているようです。
リアは想像していただいているとおり、○○○~○○○kmでリア左のフロアから
広がる明確な振動があり、シートも細かく振動します。
ユニフォーミティ前には全体に雑味がありましたが、明確な速度域での
振動は感じませんでした。
3輪があまりにもクリアになったので、しわ寄せが1輪にきている感じがします。
ここまできたら、完璧を目指してホイール修正するしかないかなと考えています。
キリがないですが、原因が分かっていて放置するのはいい気分がしないので。
修正後には、タイヤの組み込みをお願いしたいところですが、なにぶん距離が
あるもので。。。
またご相談させていただきます。”
以上お客様メールより
体感出来たようで良かったです。振動問題については奥が深くて普段気が付いていないだけで必ず少しは振動しています。一度振動のない状態を知ってしまうと少しの振動が我慢できなくなり、所謂無振動中毒になってしまいますので注意が必要です。個人的には中毒患者を増やすべく日々布教活動をしているのですが。。。
遠方より2度もご来店いただきましてありがとうございました。
最近良く見掛けるようになったトヨタ86にタイヤホイールセットを装着しました。レイズさんの鍛造ホイールにブリヂストンさんの86専用スペックタイヤと言う豪華な組み合わせでした。非常に高価な商品ですが、真円度を含めた実力は果たしてどうでしょうか? 
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