当店のブログを見て、b42様よりユニフォミティマッチングのお問い合わせを頂きました。
症状は良く有るタイヤホイールを交換してからの高速域のハンドルのブレ(高速シミー)です。ホイールバランスを取りなおしたり、ホイールを作りなおしたりしたそうですが改善されず、何が原因か追求したいとの事でした。
アウディRS6アバントです。
何とエンジンは V10 5L ツインターボ 最大出力 580ps トルク 650Nm-1500rpm というモンスターマシンです。 この大パワーが後々大変なことに。。。
0-100km/h加速は何と4.6秒!!
ホイールはアメ鍛21インチです。ADV.1 ADV7 鍛造3ピース 日本にはほとんど入って来ていないホイールだそうです。 ステアリングの振れの為、一度作りなおしてくれたそうです。USにしては?対応が良いと思います。
タイヤはPゼロ ネロ 265/30 285/30R21 です。
早速フランジプレートとハブフィットコーンを使用してユニフォミティテスター ハンターGSP9700にセットして測定します。
リアの1本がRFV160Nと悪く、残りは25~50Nとそれほど悪くありません。
重量バランスは15~25g程度狂っています。ホイールバランスを測定する際に、センターコーンとフランジプレートではやはり違ってくるようです。
ステアリングの振れの原因を探るべく、大口径タイヤでも負担を掛けないレバーレスタイヤチェンジャーシーチェS300を使用してタイヤとホイールをばらします。
再びGSP9700にセットしてホイールのランナウトを測定します。
やはり3P(スリーピース)ホイールの精度は今一つです。ラテラル(横ブレ)が0.68mmラジアル(縦ブレ)が0.27mmも振れています。残りのホイールもラテラルが0.1mm~0.68mm、ラジアルが0.12mm~0.33mmという測定結果でした。
ホイールの振れですが、経験上0.2mm以下、輸入車は0.1mm以下が望ましいと思います。
ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを合わせて組み込んでいきます。
同じように4本作業します。
ホイールの振れが大きかったので、アッセンブリーのRFVは25N~45Nと数値上は非常に良くなりました。RFV1次ピークはかなり良くなったので改善されているといいのですが。。。。
取付も真円度を出しながら装着して完成です。
試乗した感じですが低速域は良くなったのですが、高速域は。。。。。お客様には、タイヤとホイールが馴染むまではあまり飛ばさないでとお伝えして納車しました。
その日の夜にお客様より連絡が有り驚愕?の事実が明らかになりました!
詳細は後日その2でお伝えしたいと思います。
少し前ですが、お電話でユニフォミティマッチングについてお問い合わせを受けました。
お馴染のタイヤホイールを交換してからハンドルの振れ(シミー)が出るとの事で、ホイールバランスを取り直してみたが改善されないという症状です。
お住まいは神奈川県とのことでしたが、当日作業の空きが有りましたので急遽3時間ほどかけてはるばるご来店頂けました。
ステアリングのぶれ(高速シミー)は、完治率半分位の非常に難しい症状です。遠方より来て頂くので何とか改善出来ればよいのですが。。。。。
3時間後神奈川県よりオーナー様ご来店です。 車両はベンツ W210 E320です。
ホイールは、NEEZのマグネシウム鍛造 BMG 18インチ タイヤはミシュランPS3サイズは、フロント235/40R18 リア265/35R18 です。
オーナーさんによると、80km、120km付近でプルプルするとのことです。早速オーナーさんと試乗してみます。。。。確かに振れています。40km付近でも若干症状が出ています。路面が奇麗な場所でしか分からない僅かなノイズです。
乗用車の場合は固有振動数の関係で、40、80、120、160kmと大体40km刻みで振動が出る場合が多いです。速度が低いと分かりずらいですが、一度振動の無い感覚を体験した場合はかなりの違和感を感じてしまいます。
ユニフォミティテスター ハンターGSP9700にて現状を測定します。
ホイールバランサーへの固定はフランジプレートとハブフィットコーンで行います。
輸入車(クリップボルトタイプ)の場合はフランジプレートでホイールバランスをとる方が精度が高いです。
現状の測定結果です。そんなに悪い数値では無いですが、せっかくなので全て組み替えることにします。但し前後でサイズが違うので左右でしか組換えができません。
ホイール単体でランアウトを測定します。持ってみてびっくりですが、非常に軽いです。さすがマグ鍛です。
測定後、レバーレスタイヤチェンジャーシーチェS300にて組込ます。大口径タイヤでもらくらく脱着です。
ホイールの精度ですが、ワンピースの割にはもう一つでした。高価なホイールなのでもう少し頑張ってほしい所です。
4本組み替えての結果ですが、フロント2本はRFVが25Nとかなり良い数値に成りましたが、リアが最初より悪化してしまいました。一概に言えないですが、タイヤの組込が甘かったのか、RFVの高次成分の影響だと思われます。
全体の数値です。ホイールの振れが0.02~0.23mm、タイヤが30~95Nと言う結果になりました。リアタイヤはミシュランなのでもう少し頑張ってほしい所です。
試乗した感じでは、40kmと80km付近の振動はほとんど感じなくなっていました。オーナー様に説明して納車しました。遠方なので直っているといいのですが。。。
後日オーナー様に確認した所、ほぼ完治したとの事です。120km付近でまだ若干違和感が有るが許容範囲とのことでした。
ユニフォミティやホイールバランスに拘りだすと、神経質になりすぎて、振動か路面の影響か分からなくなる事が有ります。軽量ホイールを装着した場合に、バネ下重量が変化してサスペンションの固有振動数が変わり、共振点がずれて振動が出やすくなる事もあるように感じます。アブソーバーの減衰力がいじれる場合は少し変更すると改善出来るかもしれません。
今回は何とか許容範囲内に収まったので良かったです。
オーナー様ありがとうございました。
今回もみんカラを見てユニフォミティマッチングのご依頼を頂きました。
車両は、ヴェルファイア 症状はお馴染のタイヤホイールを交換してから、120km/h前後で発生するステアリングの微振動(高速シミー)を改善したいとの依頼です。当然ハブリングは装着済みで、複数店舗で3~4回ホイールバランスは見直したとの事ですが、全く改善されないようです。シミー以外にもボディの微振動も若干出ているようです。
高速をよく使われるそうで、振動が非常に気になるそうです。
タイヤはブリヂストンのレグノGRV ホイールは前後でインセットを変更してあります。
早速、フランジプレートとハブフィットコーンを使用してバーデン自慢のハンターユニフォミティバランサーGSP9700で測定します。
左フロントです。RFV 110Nとダメダメです。重量バランスも合っていません。
右フロントです。RFV 40Nとこちらは良好ですが、重量バランスは30g以上ずれています。
右リアです。
RFV 125Nとダメダメな上に重量バランスも50g以上違います。本当にバランスを取ったのでしょうか? ホイールのセンターホールの精度がイマイチなのかもしれません。
左リアです。RFV 55Nとこちらは普通です。
タイヤがレグノでこれほどRFVが悪いのはあまり考えられませんので、タイヤの組込不良が考えられます。実はタイヤの組込は結構なノウハウがいる職人作業なのです。一度すべてのタイヤをばらして、ホイールの精度を測定します。
結果、1本のホイールの精度がイマイチで 0.2mmほどの振れが出ています。タイヤはブリヂストンにしては珍しく2本がイマイチでした。
前後でホイールサイズが違うので、一番悪いホイールと悪いタイヤを位相組換えしてRFVを最少化します。結果は40Nと良好になりました。
秘密のテクニックを駆使して4本全部組換えして、運転席から近い場所にユニフォミティの良い物を装着します。左リアがあまり良く無いのでボディの振動は若干残るかもしれません。
LFVが右流れで80N出てしまいましたが、後ろのタイヤを1本前に組替えたので仕方無いのかもしれません。
組換え後のRFVを見ると、やはりタイヤの組込不良も有ったようです。組込不良の状態でバランスを取ると、走行後ビードが嵌合した時にタイヤがずれて重量バランスが崩れてしまいます。何度バランスを取ってもすぐに狂う場合は組込不良の可能性が有ります。
車両への取りつけも真円度を出しながら装着して終了です。オーナー様は次の日に高速で試してみるとの事でした。
後日オーナー様より連絡が有り、ほぼ完治したとの事です。高速道路も快適に走行出来るとの事でした。
ハンドルの振れや、高速シミー、車両の横流れにお悩みの方は一度ご相談ください。
オーナー様ご来店ありがとうございました。
80kmでハンドルが振れて、ホイールバランスを取りなおしたが直らない症状でお困りのお客様がブログを見て来店されました。重量バランスでは直らない振動の原因は果たして何でしょうか?
車両はカローラ2です。
タイヤホイールは、オークションで購入したトヨタ純正で、ワイドトレッドスペーサーを使用して装着しています。ハンターGSP9700にフランジプレートを使用し固定してユニフォミティを測定します。
右フロントのユニフォミティですが105Nとダメダメです。
左フロントは45Nと良好です。
一度タイヤを外してホイールの真円度を測定します。その後ユニフォミティマッチングで組み込んでいきます。
右前ですが、ユニフォミティが105Nから90Nに低下しましたが、この数値ではブレが出てしまうかもしれません。タイヤ単体が100Nとかなり悪い数値です。
左前です。こちらは45Nから25NにRFVが低減できました。
ワイドトレッドスペーサーが装着されていましたので、外周の振れを測定してみました。結果0.2mmほど振れています。0.2mmも振れている場合は、バランスウエイト換算で20g近くに相当してしまいます。一度外して、中心に装着しようとしましたがうまくいきません。良く見ると付属のナットではなく純正のナットで装着しているのでうまく芯が出ていませんでした。装着されている方は、ハブセンタイプの物をお薦めします。
運転席にユニフォミティの低い物を装着して、一旦納車してお客様に試乗してもらいました。
結果はやはり全然ダメでした。ホイールは悪くないので、タイヤを新品に交換します。ヨコハマのブルーアースAE-01今はやりのエコタイヤです。
普通に組み込んでユニフォミティだけ測定しました。5~50Nと良好です。
数値的には、全く問題ない数値となりました。この状態でシミー(微振動)が出る場合は、おそらくワイドトレッドスペーサーが原因だと思われます。
取付時の偏芯取付は、意外と盲点ですので、タイヤホイールやワイドトレッドスペーサー装着時はご注意ください。装着時はハブセントリックタイプの物がお勧めです。
カローラ2のオーナー様ありがとうございました。




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