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ジェームス安城店のブログ一覧

2011年04月23日 イイね!

高速道路でのステアリングの振れ2

ごくごく一部のマニアな方?には大変お待たせいたしました。

前回の続きとなります。

プジョー308ccを新車購入されたregias4様ですが、高速走行をするとステアリングが
振れる高速シミーの症状が出るとのことで来店いただきました。
(症状が出る速度域が通常良く出る速度域80~100km/hより少し?上で出るようです)

サスペンション、タイヤ等の固有振動数の関係で、高速域では振動は出にくいのですが、
ステアリングのブレの原因は何なのでしょうか?

タイヤホイールアッセンブリー状態のユニフォミティと重量バランスは特に問題有りませんでした。
さらなる原因追求の為に、ホイールからタイヤを外して、ホイールのランナウトを測定 します。

結果は、4本共にラジアル(縦)方向に0.02~0.09mmの振れでした。数値的には
かなり良い数値です。

原因不明だな~と思いながら、タイヤを組み込もうとタイヤを持った瞬間

痛~い????

手に何か刺さりました。タイヤをよ~く見ると大変な事になっていました。
タイヤのビード部分の内側が切れていて中からビードワイヤーが出ています。
タイヤの構造はこちら※グッドイヤーさんのHP



他のタイヤを確認した所、4本中2本ビードが切れていました。



損傷場所は、共にホイールアウター側で、酷い方が右フロントに、もう1本は右リアに装着
されていました。

ビード切れの原因ですが、タイヤ、ホイールの状態を見る限り、外部からの入力は
無さそうです。可能性としては、組込時に何らかの原因で損傷したとしか考えられません。
但しサイズが225/45R17なので、通常のタイヤチェンジャーならまずあり得ないと思います。
純正なので、ライン機で組込の場合は何らかの不具合が有った可能性は有りますが。。。

ハンドルの振れの原因追求どころではなく、お客様が、静岡まで帰れませんので、急遽当社に
在庫が有るミシュランパイロットスポーツ3を装着する事にしました。
(225/45R17は国産車では結構レアサイズです)
大人の事情によりとりあえず2本のみの交換となりました。

 

ビード損傷の心配の無いレーバーレスタイヤチェンジャー SICE(シーチェ)S300
使用して、バーデン自慢のユニフォミティマッチングで組込ます。



ミシュランパイロットスポーツ3 1本目タイヤ単体45Nで組込35Nです。
ユニフォーミティは良好です。



ミシュランパイロットスポーツ3 2本目タイヤ単体35Nで組込20Nです。
さすがミシュランです。振動に敏感な車両の場合は40N以下が望ましいです。



最初から装着されていたコンチネンタルスポーツコンタクト3 1本目タイヤ単体55Nで
組込50Nです。悪く無いですが、もう少し頑張ってほしい所です。



コンチネンタルスポーツコンタクト3 2本目タイヤ単体60Nで組込50Nです。



ユニフォミティの良いパイロットスポーツ3を前輪に装着します。
運転席に近い所からユニフォミティの良いタイヤを装着すると、振動を感じにくくなります。



車両に装着して完成です。トラブル?も有り作業に半日ほど掛ってしまいました。
ステアリングのブレが治っているといいのですが。。。。。



後日、某タイヤメーカーのお客様相談センターに、ビード損傷と振動の関係について
聞いてみた所、ビードの損傷と振動の因果関係はタイヤを見ないと分からない
が、ビードワイヤーが切れている状態だとリムとの嵌合が甘くなり高速走行時に振動が出る可能性は有るとのことでした。
メーカーとしては、ビードが損傷しているタイヤはエア漏れが無くても絶対に使用しないでくださいとの事でした。

バーデンで使用しているGSP9700ですが、低速ユニフォミティしか測定できません。
ビード損傷のタイヤの場合、高速ユニフォミティを測定すれば原因が分かったかも
知れませんが、メーカー位しか測定器は無いと思います。

ビードの損傷ですが、純正の状態で切れている事は非常に珍しいと思います。
某軽自動車の純正15インチで見かけた事は有りますが。。。。

超高速域(200km/h~)での振動の原因がビードの変形だったと言う事も聞いた事が
有りますので、高速走行される方は、気を付けてください。
2011年04月16日 イイね!

高速道路でのステアリングの振れ1

去年の事ですが、ブログを見てわざわざ静岡よりユニフォミティマッチングを施工頂いた

regias4様ですが、プジョー307ccから308ccに乗りかえられて、高速走行をした所、やはり

100km/h以上で、ハンドルが振れるとのことで、今回も静岡よりお越し頂き

ユニフォミティマッチングを実施いたしました。

初めは新車なので、簡単に直るだろうと予想したのですが、途中で驚愕?の事実

発覚いたしました。長文のため2回に分けて報告いたします。乞うご期待下さい!!!

プジョー308ccです。タイヤはコンチネンタルでホイールは純正17インチです。
GSP9700にセットして測定を開始します。



現状を確認するために、バランスウエイトを外さずにユニフォーミティを測定します。
1本目左前輪です。RFVは45Nです。重量バランスは10g程度の狂いです。カットオフ
無しで、対角にアンバランスが出ていますので、通常のホイールバランサーですと
OKが出るかもしれません。悪くないです。




2本目右前輪です。RFVは30Nです。悪くないです。



3本目右後輪です。RFVは100Nです。これはいまいちですね。



4本目左後輪です。RFVは65Nです。普通です。



測定結果からは原因が分かりません。数値的には問題ないように見えます。
しいて言えば、各ホイールのバランスウエイトの量が少し多い感じがします。
大体アウター60g前後が付いています。貼り付けならこの位は珍しくは無いのですが。。。
このまま重量バランスだけ取ることも考えたのですが、せっかくなのでばらして、
組立なおすことにしました。

タイヤを外してみてバランスウエイトが多い理由が分かりました。



ホイールのバルブ部分のハンプからウェルにかけて肉抜きしてあります。
おそらくTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)を装着する事を前提に
重量を軽くしていると思われます。海外のTPMSは電波法の関係で国内で使用する
事が出来ない為に、308ccについては普通のゴムバルブが付いていました。
海外ではTPMS装着を義務化している地域が増えていますので純正ホイールは
考えて作られている事が分かります。

TPMS付きのGS350の純正ホイールは、プジョーとは反対に、バルブ位置の対角線の
スポーク部分が少し重くなるように設計されていました。

TPMSですが結構重くて大体40gほど有ると思います。
ホイール単体でホイールバランスを測定してみました。

 

思った通りにバルブ位置のアウターリム部で24gのアンバランスですので、TPMSが装着される部分では
40gほどだと推察されますので、TPMSを装着して重量バランスが取れるように
設計されているのだと思います。

今回はTPMSが付いていないので、必然的に40gほど余分にバランスウエイトが
必要な上に、通常タイヤ交換をする時には、タイヤの黄色いマーク (軽点)をバルブに
合わせて組込ますので、このホイールの場合は、ホイールの軽い部分とタイヤの軽い
部分を合わせる事になってしまいますので、バランスウエイトの量がさらに増えて しまいます。 (今回もバルブ位置と軽点が合わせて組んで有りました)

これは他人に自慢できるまめ知識を発見しました。輸入車にお乗りのオーナー様は
タイヤ交換する時に、ホイールに肉抜き箇所が有ったら軽点を180度ずらして組付け
依頼して、理由を説明するとその道のプロに見えますよ。
(本来は重量バランスよりもユニフォミティを優先させた方が良いのですが。。。)

下の画像は、レクサスGS350に標準のTPMS(空気圧センサー)です。
結構大きいです。


ホイールの裏側です。見えにくいですが右真横にセンサーが付いています。
反対側のスポークを良く見てください。

 

肉抜きの形状が違います。TPMSの対角部分の形状です。



その他のスポークです。

 

プジョーとレクサスでは設計が違うのが分かります。
何らかの理由が有るとは思われますが、良く分かりませんでした。


気を取り直して、ばらした所で、ホイールのランアウトを測定して、タイヤを組み込もうとした時に、

なんじゃこりゃ!!! よくよく見ると驚愕?の事実が。。。。

詳細は次回に。。。

2011年04月12日 イイね!

タイヤ交換

持ち込みタイヤの交換をしました。

ブログを読んで頂いているようで、組み付けはユニフォミティマッチング指定でした。
最近は、日ごろの啓蒙活動?が実を結んでユニフォミティマッチングのご依頼が
増えてきました。大阪や東京などの遠方からのお客様も多くて、特に輸入車にお乗り
の方で、振動問題で悩まれている方が多いことに驚いています。
振動問題で悩まれている方が居られましたら一度ご相談ください。 (要予約です)

交換する車両はV36スカイラインクーペ370GTです。



ホイールはアドバンレーシング19インチです。



装着するタイヤはダンロップDIREZZA DZ101 245/40-19 275/35-19 です。
245は多分海外仕様?のようです。



タイヤを交換して、位相合わせをしてGSP9700にてユニフォミティを測定します。



1本目 タイヤ単体のRFV(縦方向のブレ)が5N(ニュートン)で
組み付けた状態で0Nです。
ほぼ真円です。(何と縦方向のブレが0.01mm以下)



2本目 タイヤ単体85N 組み付け55Nです。



3本目 タイヤ単体85N 組み付け65Nです。



4本目 タイヤ単体70N 組み付け45Nです。



ホイールに関しては、流石アドバンレーシングです。
4本ともに縦方向の振れが0.03mm~0.18mmと良好です。

タイヤについては5N~85Nと結構ばらつきが有りました。
出来ればタイヤ単体で60N以下で組み付け40N以下に収めたい所です。
 
ハブの当たり面を清掃して、ハブリングを装着して完成です。



ハブリングは必須です。精度の良いものを装着しましょう。
取り付けの精度が狂うといくらタイヤ側でバランスを取ってもだめです。
取り付け時の偏芯についてはこちらを参照ください。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
2011年04月02日 イイね!

ブリヂストンレグノGR-9000の実力は?

ブリヂストンさんが誇る最上級プレミアムコンフォートタイヤ
レグノGR-9000をフェアレディZに装着しました。

ユニフォミティマークがホイールにも付いていましたのでアッセンブリーの
ユニフォミティを測定してみました。
さて結果はいかに?

サイズは225/45R18 245/45R18です。オーナー様は、走りより静粛性と
乗り心地重視とのご希望でしたので、あえてレグノをお薦めしました。



タイヤを交換する時は、バルブとタイヤの黄色いマークを合わせて組みますが、
ホイールに青や白のマークが有る場合はタイヤの赤いマークを合わせて組込ます。
通常走行の場合はどちらで組み合わせても問題無いと思います。
(マークの意味について詳しくはここ



ホイールの青いマークとタイヤの赤いマークを合わせて組み込んで、
GSP9700にてユニフォミティを測定します。



1本目RFV(ラジアルフォースバリエーション、タイヤの縦方向の力の変動)が5N
でした。非常に良い数値です。



2本目RFVが55Nです。良い数値です。



3本目35Nです。こちらもかなり良い数値です。



4本目ですが、偶然にもタイヤの赤いマーク、黄色いマーク、ホイールの
エアバルブ位置と青いマークが一致しました。結果はどうでしょうか?



RFVは25Nとかなり良い数値です。重量バランスもインナー打ち込みで8グラム
アウター貼り付けで19グラムとウエイトも少なくてすみました。貼り付けでなく
打ち込みに換算すると10グラムぐらいです。



ユニフォミティの良い順番に運転席に近い所から装着して完成です。

 

今回は、組み込んだ状態でのユニフォミティしか測定していませんので、
タイヤが良いのか、ホイールが良いのか、はたまたたまたま組み合わせが
良かったのか分かりませんが、数値的にはかなり良好でした。
ウエイト量ですが、残りの3本も20~50グラム位でしたので、貼り付けにしては
良好だと思います。

ウエイトに関しては、たくさん付いてると良くないという事が良く言われていますが、
ウエイトを極限まで減らして組み込んだ場合のユニフォミティと、ユニフォミティを
重視して組み込んだ場合を一度測定して比べてみたいと思います。
測定は、かなりの手間なのでそのうち報告したいと思います。
2011年02月27日 イイね!

タイヤについてるマークの意味は?

タイヤに直径1cmほどの黄色や赤色の丸いマークが有るのをご存知でしょうか?

このマークはユニフォミティマークと呼ばれています。
今回はユニフォミティマークの意味を解説したいと思います。

黄色いマークですが、軽点と呼びます。
書いて字のごとくタイヤの重量が一番軽くなっている部分です。

ホイールのバルブ部分が重いと仮定してタイヤの軽い部分をこの位置で
組み込むことにより、重量バランスを良くしようという考え方です。
バーデンでもタイヤ交換時は基本的にこの方法で組み込んでいます。

実際はバルブ重量(ゴムバルブ)は10gほどしかないので、あまり意味が無いと思います。
個人的にはおまじない程度だと思います。 (ホイール自体の重量バランスの狂いの方が大きいです)

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赤色のマークですが、ユニフォミティ(ハイポイント)マークと呼びます。
タイヤの縦方向の一番硬い(RFV)部分です。寸法的に長い所ではなく、荷重が掛った時に
一番硬い所を指します。(正確には、RFV1次ピークです)タイヤ工場に見学に行った時に見ましたが、
1本ずつドラムに当てて 全数検査していました。

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純正ホイールにも青色や白色のマークが付いています。
このマークはローポイントマークと言います。こちらは寸法的に一番低い部分に
マーキングされています。(正確には、インとアウトのローポイントの平均)

最近は、アルミホイールの加工精度が向上したので
マークが付いていない場合も多くなってきました。 

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ユニフォミティマークはこんな感じについています。

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自動車メーカーがタイヤを組み込む時は、ホイールのローポイントマークと
タイヤのユニフォミティ(ハイポイント)マークを合わせて組込ます。

簡単に言うと、タイヤとホイールは一見丸く見えますが、実際は丸く無く、
ホイールの凹んでいる部分と、タイヤの凸部分を組み合わせてより真円に
近づけて行こうとしています。
但し恐らく1次成分(1回転に1回)のピークなので、完全ではないと思われます。

軽点を無視するのは、真円度は組み合わせでしか変えられないですが、
重量のバランスは、バランスウエイトを付ける事により修正できるからです。

結構重要な事ですが、重量バランスが取れている真円度が高い

と言う事が言えます。

最近ある車両のタイヤ交換をしました。
偶然黄色いマークとバルブが、赤いマークとホイールの青いマークがほぼ一致しました。

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面白そうなので、ユニフォミティを測定してみました。
結果は次回報告したいと思います。



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