前回の続きです。
輸入車ディーラー様からハンドル振れのため、
ユニフォミティマッチングの依頼があり実施したのですが、タイヤのユニフォミティが悪すぎて微振動が残ってしまいました。
メーカーとの交渉の結果、新品タイヤに交換することが出来たとの事で、再度ユニフォミティマッチングの依頼が有りました。
BBS製 21インチです。
ベントレー認証 P-ZERO 275/35ZR21
メーカー基準が、アッセンブリーでRFVが85N以下みたいで、3本のみ新品交換となりました。
レバーレスタイヤチェンジャーSICE S300にてばらします。
ホイール単体でユニフォミティマシン
GSP9700にセットしてランナウトを測定します。
再び組み込んで、ユニフォミティを測定後、位相合わせをします。
位相合わせ後再度フランジプレートを使用してホイールバランサーにセットして測定します。
1本目 新品なのにタイヤ単体のRFVが100Nといまひとつです。
2本目 可もなく不可もなくです。組み付け後は30Nと良好です。
3本目 タイヤ単体のRFVが155Nと非常に悪いです。組み付け後で90Nなので基準オーバーです。
RFVが少ないものを運転席側に持ってきてもリアがあまり宜しくないので、シートやフロアに微振動が出るかもしれません。
全体の数値です。再使用したタイヤが1番です。前回よりもユニフォミティが悪化しています。全体的にタイヤ単体のユニフォミティが悪いです。
色々頑張ってみましたが残念ながら、今回も今一つの結果となりました。
ディーラーの担当者様に連絡しましたが、実車でテストするしかないとの事でした。個人的にはリア2本は、ベントレー認証基準ならば新品交換していただいても良い数値のような気がします。
とりあえずデータと共にディーラー様に発送しました。
到着してすぐに試乗していただきましたが、確かに前回よりも改善したが、速度域により微振動が出るとの事でした。
ユニフォミティが悪い2本については、再びメーカーと交渉するとの事でした。
何とか2本新品交換出来ればその3が有りそうですが、工賃はディーラー様負担のようで、中々難しいようです。ピレリにはもう少し頑張っていただきたいと思います。なんせ2,400万円以上の車が80km/hでハンドルが振れたり微振動が有るのは流石にオーナー様も納得いかないと思います。
最近20インチ以上で高速シミーや、シートやフロアの微振動で困っておられるお客様から問合せが多く有ります。個人的には20インチ以上はタイヤとホイールの精度が非常に求められると感じます。少しのアンバランスで症状が出てきてしまうので気になるお客様はバーデンまでお問い合わせください。
Posted at 2012/03/31 21:15:03 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記