
アウディS5にお乗りのお客様から、ユニフォミティマッチングのご依頼をいただきました。
今回のお客様はブログをご覧になっていただき、奈良県よりお越しいただきました。
いろんな形の車がありますが、クーペはかっこいいですね。
国産でもこういうクルマを作ってもらいたいですね。
ホイールは純正です。タイヤは255/35R19 PIRELLI P-ZERO ROSSO AOの
アウディ承認タイヤです。
現状を見る為に、ユニフォミティテスター
GSP9700で測定します。
一本目を測定したら…画面にこんな表示が出てきました。
「過度なロードフォースがあるので、ランナウトマッチングをして原因を見つけてください。」
訳すとこういうようなニュアンスだと思います。
4本の測定結果です。
フロント2本がかなり悪いです。これだと振れを感じにくい国産車でも分かるかもしれません。
前後ローテーションをすると直る場合もありますが、そうするとフロアや内装が振動する
可能性があります。
タイヤを外して、ホイールを測定していきます。
ホイール測定後、タイヤを組み付けていきます。
組付け後、
GSP9700でRFVの測定をします。
ユニフォミティ測定後、ホイールのローポイント、タイヤのRFV1次ピークにマーキングをして
位相合わせをします。その後、GSP9700で測定します。
位相合わせ後の結果です。
組付け150Nが90Nまで低減しました。
このようにRFVが最小になるまで位相合わせをして、そのあと重量バランスをとります。
重量バランスも1g単位で調整します。
これを4本おこないます。
最終的な結果です。
①、②は最初より数値は良くなりましたが結果的にあまり良くはない為、リアに取り付けします。
高性能車の場合、組付け80N以下でさらにフロントは組付け40N以下が望ましいです。
ホイールスペーサーが取り付けられていたので、外すことをオススメしました。
100%ではないですが、これもハンドル振れなどの原因にはなっていしまいます。
取り付ける前に車両とホイールのハブ面も錆び等を清掃します。
グリスアップをして、RFV1次ピークを上死点にして装着します。
最終的な数値です。
ホイール精度は良好です。タイヤが良くない為、位相合わせをおこなっても
①、②はいまいちの結果となってしまいました。
ホイールアライメントもご希望でしたので、
B-DYNAアライメントテスターにて調整をしました。
オーナー様遠方よりご来店ありがとうございました。
Posted at 2014/01/17 21:14:45 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記