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東京にお住いのお客様からタイヤ交換のご依頼が有りました。
アウディS4を中古で購入後、高速シミーが発生しておりタイヤの残り溝も無いのでタイヤ交換と同時にユニフォミティマッチングご希望でした。
アウディS4（RS4、A4含む）は敏感で、シミー（高速走行時の微振動）でお悩みのオーナー様が多く入庫も多いです。



タイヤはユニフォミティ的に優秀なので、バーデン一押しのミシュランPSSです。C3M製法で真円度は別次元ですが、組み方にコツが必要です。


今回は新品交換なので、ユニフォミティを測定せずにタイヤを外します。


ユニフォミティバランサーGSP9700にセットして、ホイール単体のランナウトを測定します。


測定結果ですが、ホイールが1本1ｍｍ程度変形していました。インナーリムに強い衝撃が加わり、全体的に卵型に変形していますが、アウター側の変形はそれほどでは無いです。
フロントに装着していたホイールなので、シミーの原因はホイールの変形だと思われます。


PSSをユニフォミティマッチングで組み込みます。


位相合わせ後の数値です。1次RFVと重量バランスは悪く無いです。


RFVを最小化してから重量のバランスを1ｇ単位で精密に取ります。


残り3本も同様に組付けて、変形していたホイールはリアに装着します。


半日掛けて完成です。


詳細数値です。1番が変形していたホイールですが、タイヤ、ホイール共に1次成分は問題なさそうです。


今回は1次成分は良好ですが、2次が今一つなので少し違和感が出るかもしれません。出来ればホイールを新品交換する方が良いと思います。
大口径ホイールはリムが変形しやすいのでご注意ください。

オーナー様遠方よりご来店ありがとうございました。