ブログをみていただいた、みんカラユーザ様から今回作業の依頼をいただきました。
お車はアルピナC2 2.5/1 1986年式だそうです。
ぼくが1985年式なのでほぼ同い年、約30年前のお車となります。
今回はタイヤ、ホイールのみを持ち込んでいただいての作業でした。
2本は溝が少ないということで新品に交換してマッチング、あとは測定をして結果しだいという作業です。
新品タイヤは持ち込みでしたが、当店では持ち込みでの作業も基本お断りいたしません。
ホイールは純正、タイヤはミシュラン パイロットスポーツ3 205/50R16です。

早速、GSP9700にて測定をしてみました。

結果は以下のとおりです。

リヤから振動が出ているというお話でしたが、ユニフォミティの数値は悪くありませんでした。③、④は交換予定なのでRFVが最小になるよう組み込みを行います。
①、②は精密バランスどり(フランジプレート+1g単位バランス)のみの作業となりました。
交換する2本はタイヤをばらしまして、


このようにビートシート部についているタイヤカスなどをなるべくきれいに清掃します。


その後、ホイールのランナウトを測定します。


測定後、ホイールのローポイントにマークをつけておきます。

タイヤを組み込んでいきます。

タイヤを組込み後ユニフォミティを測定します。


組み付けのRFVが55Nです。タイヤのRFV1次ピークにマークします。約90度のずれです。位相合わせをおこない、ユニフォミティを測定します。
組み付けのRFVが55Nから30Nに低減しました。

RFVを最小にした後、重量のバランスをとります。

③、④の2本は新品にてマッチングをおこなったものです。
以前のタイヤよりRFVが大きくなってしまいましたが、数値としては優秀です。
ホイールのハブ面等のサビなどもキレイにしておきます。


詳細な結果です。

今回ホイールは2本しか測定できていませんがタイヤ、ホイールともに問題ありませんでした。
オーナー様ありがとうございました。
Posted at 2016/04/19 17:31:18 | |
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ユニフォミティマッチング | クルマ