
現状微振動が出ていて、タイヤ交換を視野に検討されていました。
車両は、すごく程度が良く、まさにヌルテカです。
185/60R14 なのですが、スポーツタイヤで良いものが無くエコタイヤばかりになってしまいました。官能評価力の優れているオーナーには中々選択肢が少ないのです。
とりあえず現状のRFVをGSP9700にて測定します。右リア以外は問題ない数値でした。重量バランスが狂っていましたのでシミーの原因は恐らく重量バランスだと思われます。

タイヤをばらしてホイール単体の精度を測定します。流石ENKEI RPF1です。重量バランス、寸法精度共に良好です。RPF1はMAT製法ですが、鋳造に比べてやはり重量バランスが良いです。昔々エンケイさんの工場見学に行ったとき
MAT製法を見ましたが、圧延ローラーでリムを成型しているのを見て精度は出るのか疑問でしたが、測定してみると全く問題ないので流石だと思いました。


ホイールのローポイントにマーキングして企業秘密の技を使ってビードを正確に嵌合させます。

測定後、タイヤのRFV1次ピークにマーキングして、位相合わせを行います。
RFVを最小化してから、重量のバランスを取ります。アウター側のウエイトが後々大変なことに。。。4本の結果です。25から55Nと良好な数値となりました。
RFV1次ピークを上死点にして装着します。
完成です。
納車後、すぐに異音がするとの事で点検した所、何とアウター側のバランスウエイトがほんの少しキャリパーに当たっていました。急遽薄い1g単位のウエイトに変更しました。
確認不足でしたご迷惑おかけしました。

詳細です。ホイール精度、タイヤ共に問題ないです。
お客様には、十分慣らしをして頂くようにお伝えして納車しました。
ADVAN HF Type D ですが、触った感じはエコタイヤっぽくなく中々良い感じでした。
敢えてグリップを旧車に合わせてセッティングしているみたいで期待が持てます。
但し購入はメーカーサイトか系列のタイヤガーデンからしか購入できないようですのでご注意ください。
ご利用ありがとうございました。
Posted at 2020/08/24 18:40:05 | |
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