バーデン社用車の30プリウスにブリヂストンのスタッドレスREVOGZを装着しました。
タイヤサイズは195/65R15(純正は215/45R17)にインチダウンして、ホイールは
倉庫に眠っていた昔の廉価アルミです。サイズは15インチ6.5jインセット35です。
ローダウンしているので大丈夫だと思い装着しましたが、後々大変な事になりました。
せっかくなので
ユニフォミティマッチングで組込ます。
廉価ホイールですが、ビードシート部分は精度が出ています。
最近は廉価ホイールでもきちんと作られています。
ユニフォミティはあまり良く無く4本共に70N前後でした。
15インチのスタッドレスなのでしょうがないかと思いますが、いまいちです。
完成です。ツライチでは有りませんが結構ぱつぱつです。
去年までREVO2を使用していましたので、違いが気になります。
早速試乗してみます。。。。。。。
何か目茶苦茶うるさいんですけど。。。
ロードノイズがすごくうるさく感じます。ユニフォミティのいまいち具合と合わせて
何かタイヤが硬い感じです。転がり抵抗は確かに減っているかもしれません。
(1,000kmほど走行して慣らしが済むとかなり良くなりました。タイヤはやはり
慣らし(走行時の発熱による加硫?)が必要です。)
ホイールインセット変更により車両が全くまっすぐ走りません。
トルクステアもひどい上にブレーキング時はステアリングを取られまくります。
(見栄え>>>>>>>>>>サスペンションジオメトリー) 重視の私ですが、
これでは怖くて走れません。
ツライチを求めてワイドトレッドスペーサーやインセットを浅い数値に
変更している方も多いと思いますが、ステアリングフィールが悪化した
と感じた方も多いのではないでしょうか?
何故このような症状になってしまうのでしょうか?
ホイールのインセットを変更するとキングピンオフセット(スクラブ半径)が
変わってしまい路面からの入力がステアリングにダイレクトに伝わります。
今回はインセット50から35に変更していますので、ポジティブスクラブとなり
タイヤがトーアウト傾向になりますので、不安定になります。
小難しいですが簡単に言うとステアリングを切った時の回転軸(キングピンアングル)
の延長線上にタイヤのトレッドの中心が無いといらんモーメントが発生すると言う事
です。 (
ここのあたり参照してください)
キングピンオフセットを調べる簡単な実験方法が有ります。
(あくまで目安です。)
平らな場所で、チョークを地面に付けて。。。
タイヤをチョークの上に載せてステアリングを左右に切ります。
タイヤを見てみるとタイヤのどの部分を中心にステアリングが切れたかが
分かります。(丁度太い溝の真ん中位が中心のようです)
REVOGZは左右非対称なので計測するとタイヤ中心から14mm程度
車両側に中心点が有ります。
当社に有るもう一台のプリウス(純正17インチ)で測定しました。
ほぼ真ん中が中心点になるのが分かります。
2台のプリウスの比較から、(当たり前ですが)おおよそホイールのインセット分だけ
キングピンオフセットが 移動している事が分かります。
キングピンオフセットが内側(車両側)に移動すると タイヤからの入力が
ステアリングを回転させる方向に働きステアリングが取られやすくなりますし、
抵抗が増えるのでステアリングが重くなります。(この重くなったのを
グリップが上がったと勘違いする方も多いのですが。。。)
現在の車両ではほとんどが、キングピンオフセット(スクラブ半径)はゼロ(ゼロスクラブ)
もしくは若干の(5mm位?)ポジティブ(ポジティブスクラブ)でサスペンションジオメトリー
を設定しているようです。
改善するにはホイールを変更すれば良いのですが、見た目がいまいち&予算が無いので、
アライメント調整で何とか出来ないかと考えました。
アライメント調整でパーツが必要ですので入手してから再挑戦します。
(早速〇ルカサービス〇ガセさんに電話だ~)
後日また報告したいと思います。