民主的スポーツハッチ・新型フォーカスST

いま店頭に並んでいるいくつかのカー雑誌に新型フォーカスの国内試乗レポートが載っています。2013年型マスタングのサーキットインプレッションのオマケ扱いなので気づきにくいかもしれませんが。。。それを見てふと、走りに重きを置いたフォーカスである新型フォーカスSTは果たして日本にカムバックするのだろうか、と思いを馳せました。今度のフォーカスSTは、ベースグレードと同じくOne Fordの方針に基づいて開発され、旧モデルと違い欧米やアジア市場などに幅広く投入されるようです。これまでよりもグローバル指向を強めたパフォーマンスグレードとして、先代までで定評のあったスポーツ性能と日常性能の折り合いの付け方はさらに洗練されているのでしょうか？走る悦びを堪能できるスイートスポットがきわめて限られたハードなモデルより、“どこの誰がいつ乗っても愉しめる”STのような方向性はいかにもフォードに似つかわしい。新型フォーカスSTは実用性も高まった5ドアで、かつ世界商品化の恩恵で価格も相対的に抑えられているとすれば、とても魅力のある商品になれる気がします。この春からの新型フォーカスの販売が軌道にのった暁には、また日本に戻ってくることを期待します。