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ロボ部長のブログ一覧

2023年09月23日 イイね!

カタログ交歓会へ初参加

カタログ交歓会へ初参加ACC JAPANという団体が主催する自動車カタログ交歓会へ参加してきた。以前からそうしたカタログの交換・頒布の場が定期的に設けられていることは知っていたが、今日はたまたま自宅からわりと近い場での開催ということもあり、初めての参加である。
私自身は数えたことはないがおそらく300冊くらいの自動車カタログの手持ち在庫はある。しかしその大半は欧州と北米と日本を中心としたフォード各車のもので、なんてことない大衆クラス車種のものばかり。コレクターズアイテムとしてマニアの間で珍重されるような車種のカタログなどは持っていないし、高値を出してまでそのようなものを手元に置いておきたいとも思わない。私にとってのカタログは趣味としてのコレクションの対象ではなく、作り手の意図が商品へどのように結実したかを知るための「資料」である。だからなるべく、各車種の販売開始当初か大規模マイナーチェンジ実施時のカタログを手元に置くようにしている(販売開始後しばらく経つと、往々にして市場や営業サイドの意向であれやこれやと手が加えられてしまい、本来作り手がピュアに意図したことがぼやけてしまうから)。

今日の交歓会自体は、カタログ蒐集の愛好家たちが主に集う場だろうと想像していたが、これまた想像通りだったのが、会場に集まった30名程度の人は8割方が男で、しかも私を含めて中年層以上が大半である。自動車趣味の高齢化が言われて久しい中、その上カタログ蒐集などはいかにも年齢層の高い趣味であることは論を俟たないが、まさしくその通りな会場の趣きであった。
ACC JAPANという団体はすでに30年以上の歴史があるらしく、それだけに自動車カタログの価値の継承を活動の目的として掲げているようだ。自動車メーカー各社が紙媒体のカタログ制作を続々と取りやめているー欧州フォードもすでに昨年からカタログをPDFのデジタル版へ移行させたー現状において、紙のカタログの文化的意義を訴えることでその衰退を防ぎ、カタログ蒐集趣味の価値も高めたいという。
あいにく私自身は、カタログのデジタル化も情報媒体の形態として必然的な流れに思えるし、例えば近年の欧州フォード各車のカタログなど、合理化が進み掲載されている車の像ももはや写真は1枚もなく、CGのイメージをイージーに展開・構成させているだけで、反面で増え続けるスペックをカバーするため白黒刷りページも増える一方だったから、正直なところ「目で楽しみながら見る媒体」としてのクオリティは低く、わざわざ刷物にする意義はすでに少ないとも感じていた。
なので、ACC JAPANが唱えることにもさほど共感するでもなく、今日も自分が資料として必要に思えるカタログと会えればいいくらいの軽い気持ちで、会場にしばし滞在した。イベントとしては来場者同士の親睦も目的に色々とプログラムが用意されていたようだが、それらへも参加することはなかった。

で、こちらが本日の戦利?品。いずれも無料での放出品からの入手である。特にエスコート・クラシックのドイツ語版カタログは、発行年月が1999年11月と、すでに彼の地でエスコートの後継車であるフォーカスの発売から1年以上を経たタイミングで、事実上このエスコートのモデル最末期に発行されたカタログとして、エスコートという伝統あるブランド自体の終末を記録した貴重なものである。このような資料性が高いカタログが思いもよらず入手できただけで、今日の訪問目的は十分に果たせた。
ちなみに他にも2007年のジュネーブ・ショーのプレスキット(「キネティック」モンデオの発表資料が含まれる)、2009年YMの北米エッジ(Sportグレードが新規追加)といった、それぞれにポイントの高いものも入手。あと今日は、近年の中国メーカーの各車のカタログも豊富に揃っていたので、元々関心があったBYDの小型BEVのカタログ(つい先だって日本での販売が始まったドルフィンの本国版カタログも)などを合わせて入手できた。
これらの中国車カタログに対しては、仕事で役に立ちそうだと口にしている来場者が多かったのが印象に残った。確かに、中国各社の最新のBEVなどは、日本では実車はもとよりカタログを目にする機会もまずないから、たとえ文字が読めなくても興味を引かれるものがある。
こうした実りは十分にいただけたので、お礼のつもりでカンパはさせてもらいつつ、開始後30分足らずで会場を後に。もっと滞在していればさらに販売対象カタログの頒布に立ち会えたようだが、おそらくそちらはマニア向け枠だろうから我関せず、ということで。




会場から最寄り駅までを歩く道すがら、バッタリと出会ったフォードがこちら。こんななかなかにレアなモデルがこのような時でも向こうからやって来てくれるのだから痛快な一日だった。







Posted at 2023/09/23 19:53:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2023年09月17日 イイね!

新鮮で普遍なフォーカスのインテリア

新鮮で普遍なフォーカスのインテリア毎土曜日には実家の母を病院へ連れて行く。たいていは実家へ行く時はフィエスタを使う(道が狭いから)のだが昨日はフォーカスで出向いてきた。そういえばフォーカスに母を乗せるのは初めてだったかも?そんな母がフォーカスの後席に座りながら「室内のデザインがとても洒落ている」と言った。どうやらドアパネル周りのグリップなどの造形が洒落ていると感じられたようだ。
そんなことはこれまで何度も乗ってきているフィエスタでは言われたことがなかったので、ちょっとした驚きを覚えた。
母はデイケアのお世話になっていて、定期的に施設の送迎車に乗せていただいているからそうした車との室内の造作の違いを感じ取った部分もあったのだろう。

このフォーカスが実はもう20年以上前の車であると説明したら、とてもそうは見えない、とも言う。それは私のフォーカスが例外的な室内外のコンディションだからこその「物理的」な意味で古さを感じさせないという趣意なのは確かだろうが、それ以上にフォーカスの「基本的」な造形の質が古びて感じられないことを、母はきっと言いたかったのだろうと解釈している。

これまで幾度となくC170フォーカスの造形の凄さを述べてきた中では、エクステリア(外形)のことが中心だったかもしれないが、当然のことながらインテリア(室内)の造形もまた見事なものである。何より凄いのは外形とのハーモニーが取れていること。ニューエッジ・デザインの鋭さのあるボディ形状をそのまま室内に持ち込むことはさすがにできないが、例えばボディパネルのプレスラインやウインドウ・ランプ類が描くグラフィックスのラインと、室内のパネルやパーツのラインは、お互いがカーブの曲率が揃うように調律されているので、内外を貫く一体的な感覚がなんとも心地よいのだ。
そうして車両内外の一体感や連続感が保たれた環境をベースに、室内のそれぞれのパーツには、ユーザーの目や手に日常的に触れる部分として角のとれた優しい造形が施されている。母が驚いていたドアのグリップなども、いかにも人の手との馴染みを尊重して入念に導き出されたかたちであり、そうしたディテールが至る所に配されつつ、全体環境としてのバランスがもたらされているのが高度だ。

残念ながら我がB299フィエスタをはじめとするキネティック・デザインの各車には、ここまでの全体環境のバランスは備わっていないように感じる。フォードがそれまでの静的な佇まいを脱して「動きのダイナミクス」をストレートに主張し始めたキネティック・デザインでは、インテリアにもやや攻撃的なトーンが持ち込まれていて、人が車と対峙する環境の表現様式として疑問に思える部分がある。さらに、ちょうど情報ネットワークとの接続が車のインターフェイスのテーマとして重視されるようになったタイミングゆえ、特にインパネ周辺のしつらえが妙に煩雑で整理が行き届いていないのも未熟に感じられる点だ(この点でニューエッジの頃は、人が車の中でできることの幅と深度がいまほどには求められていなかったのは確かだとしても)。

『エッジー(前衛的)な姿勢で取り組まれつつ、人に触れる部分にエッジ(鋭さ)はない』そんなC170フォーカスのインテリアのランドスケープは新鮮でありながら普遍な光景を示してくれている。




Posted at 2023/09/17 10:00:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2023年09月09日 イイね!

生涯で唯一、K.O.された車

生涯で唯一、K.O.された車

至って私事です。好きな車や関心のある車は多々あれど、その姿を目にした瞬間にまるで雷に打たれたかのような衝撃を受けた車は、人生の後にも先にもこの1台だけです。
私にとってあまりに特別な車なので、そのミニカーが存在することを知り、少し悩んだ末に中古品を購入しました。果たして手元に届いた品は、想像以上に繊細なつくりであり、正直なところリラックスして接することが難しそうなのですが、時々は箱から取り出して眺めて、自分の車に対する憧れというものを忘れないようにしたいと考えています。

2006年に開催されたフォードのサーキット・エクスペリエンスイベントの駐車場、雨がそぼ降る中駐められているのを初めて目撃したレーシング・ピューマ。今でもその記憶は鮮明です。あくまでもコンパクトな成り立ち、しかしまるで4つの車輪が今にも外れて行ってしまうのではないかと錯覚させられるほど、トレッドが極端に拡大されたスタンス。そのワイドトレッドをカバーする、あたかもルノー5Turboを彷彿とさせるかのグラマラスなオーバーフェンダーの膨らみ、ファスト・フォードを象徴するブルーのボディカラーの鮮やかさ・・その全てが強烈なインパクトとなって刻み込まれました。それまで目にしてきたいかなる車-フォードであろうとなかろうと-でも感じることのなかった強い興奮を覚えました。



上は2006年の初遭遇時に撮影した写真。私にとってレーシング・ピューマを象徴するアングルです。そして今日、ミニカーの到着後に写した下の写真でも、結果としてほぼ似たようなアングルになりました。決して両者を見比べながら撮影したわけではありません。このビューこそが、我がレーシング・ピューマの原像なのです。



それまでよく知らずにいたレーシング・ピューマについて調べてみて、そのミステリアスな存在にさらに魅了されることになりました。当初1,000台を限定生産するはずが、結果として500台をデリバリーしただけに過ぎないこと、にもかかわらず日本にも数台が入れられている。そして初めての遭遇から10年以上を隔てて、自転車で会いに行けるくらい、自宅からほど近い場所にレーシング・ピューマが生息しているのを知った時には、本当にフォードの神様がいるように思いました。自分自身でそれを所有していなくても、本当に好きな車というのは身近なところにあって、いつでも自分を鼓舞してくれているような気さえしました。














Posted at 2023/09/09 22:14:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | Puma | クルマ
2023年09月02日 イイね!

ブルーオーバル・レビュー??

ブルーオーバル・レビュー??これはGC8インプではありません・・・マツダのレビューですよ🤣

今日、フィエスタで走行中に前を走っているのに気づきました。私、昔からこの車のことがかなり好きだったんです。国内ではオートザム専売車として、ヨーロッパではマツダ121として、マツダの最もボトムレンジを担った一台。初代フェスティバのプラットフォームをベースに、超短い全長なのに、驚きの全高と小ぶりながらちゃんと独立したトランクスペースが与えられた、他に類例を見ない「ウルトラコンパクト3ボックスセダン」です。そのファニーな姿からキワモノ扱いされがちながら、実はきわめて真っ当かつ充実した高密度パッケージングを誇り、それでいて全体から醸されるムードは可愛げたっぷりという、ものすごく意欲的な成り立ちの小型車なのです。
今となってはいわゆるマツダの黒歴史、5チャンネル時代の闇に埋もれそうな存在ですが、そうして片付けてしまうにはあまりにももったいない逸材だったと今でも強く確信しています。

そんなレビュー、本当に久しぶりに実車と出会えてちょっと興奮しながらしばらくの間、後ろをつけていたんです。
そうしたらふと気づいたことが。ハテ、リアエンドのセンターに付けられたオーバルマークは一体何?私の記憶ではレビューのリアエンドにこのような楕円形のエンブレムは付いていなかった気がしますが、これはもしやFordブルーオーバルではないのか?・・・
とはいえこちらはブルーでなくシルバーオーバルですが、少し前の世代のフォード車のブルーオーバルが経年劣化でシルバーに褪色してしまうことは、ベテランのフォードオーナーさんならよくご存知ですよね。

ここでとっさに思い起こしたのが、過去にマツダのMバッヂをFordブルーオーバルに付け替えていたデミオのことでした。もしかしてこちらのレビューのオーナーさん(おそらくワンオーナーさん!)、あんな風にフォード調を演出しているのかも、なんて。
でも一方で、レビューは当時若い女性をターゲットにしていた(キョンキョンがCMキャラでした)から、ひょっとしたら限定車か何かで専用のオーバル状のエンブレムが付けられたグレードがあったのかも、とも思いました。かつては女性を意識したグレードでアクセサリー的なエンブレムやバッヂを付けたモデルがよくありましたよね。
私はレビューのことを好きとか言いながら、その実モデルの詳細はよく知らないため、もしレビューに関して詳しい方がいらっしゃいましたら、アドバイスいただけましたら嬉しいです。
Posted at 2023/09/02 15:37:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ford? | クルマ

プロフィール

「@Yorupikuさん、やはりそうでしたか😃最近2年くらいはかつて撮影した場所では姿を見なくなっていたのですが、今も元気にしてるのなら嬉しいですね。」
何シテル?   04/30 09:06
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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