梅雨の止み間に目にするコンバーチブルは・・

黒いトップレスのボディに明るめなタンカラーのインテリアという、オープンカーでは鉄板のコーディネーション。そこにマスタング伝統のトルクスラストタイプのアルミと来ればまさしく鬼に金棒です。外見的には目立ったモディファイもなさそうで、本来のモデルそのものの素な美しさを放ちながら走るマスタング・コンバーチブル。この2005-2009年型を街で見るたび、オリジナルモデルのアイコン性と現代的な感覚と普遍的な自動車の美が、これほど見事に共存したカースタイルは稀だと思わされます。そう、このマスタングは私にとって「奇跡の造形」。奇跡がすぐ手が届きそうな近くにあるからこそ、時々出会うその姿にいつになっても血沸き肉躍らされてしまう一台です。