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ロボ部長のブログ一覧

2023年02月26日 イイね!

港湾沿いの道をブロンコがやって来た

港湾沿いの道をブロンコがやって来た

先週は昨日まで神戸と奈良に滞在しました。神戸では「百楕繚乱」と言いたいくらい、いろいろなフォードたちと出会うことができました。その中でも初めて実車を目にしたのが、こちらの新型ブロンコです。2021年モデルで復活したフォード伝統のヘリテージ・ブランドで、登場以来アメリカで非常に高い人気を保っていると聞く一台です。

私はブロンコも、派生車であるブロンコ・スポーツもどちらも今まで見たことがなかったので、今回の神戸ではまさしく本流のブロンコに出会えたのがよかった。5ドアでグレードまではわかりませんでしたが、まず遠くにいてもブロンコだとわかるフロントの顔作りがうまいと感じましたね。丸くサークル状に光るヘッドランプと、その中心部を左右に結んで光るバーの軸上に配されたBRONCOのロゴは、ちょうど最近のプジョーのフロントがライオンの引っ掻き傷ライト?でプジョーとすぐわかるように、ひと目でブロンコだと認識できました。

それまで写真で幾度となく見てきた限りは、JEEPのラングラーとかに近いのでは?という印象も抱いていましたが、実車はだいぶそれとは違っていました。グレードにもよるのでしょうけど、こちらはフェンダーの張り出しもそこまで大きいものではなかったし、タイヤだって極端にワイド&ディープトレッドでなく一般乗用車に近いもので、JEEPよりもむしろ文化的にさえ映りましたね。
実際はサイドのドアパネルとルーフを取り外すこともできるなど、特にこのブロンコは相当にワイルドな商品性を身上とするはずなのに、意外とそうした本性をうまくソフィスティケートさせていることに感心させられました。

いま日本では大人気のJEEPですが、ラングラーあたりはだいぶ洗練されたとはいえ、冷静に見れば基本は古典的なオフローダーであり、武骨な佇まいに怖気付く向きだってあるかもしれません。その点、ブロンコは過度にオフローダー、もっと言うとミリタリー感を強調し過ぎていない(あくまでもグレードによりますが。アメリカでは相当ハードなラフロードを意識したグレードもあるようなので)し、日本で好まれる四角基調の基本フォルムも馴染みやすく、もし日本でフォードが公式にビジネスを継続していて導入したならば、これはかなりの人気車種となりえたろう・・そう直感的に思いました。
実は私も実車を前に、これとてもいいな!と感じた次第です。

Posted at 2023/02/26 13:08:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ
2022年07月23日 イイね!

もはや”お値段操舵不能”な子馬ちゃん?

もはや”お値段操舵不能”な子馬ちゃん?昨日六本木で見たブロンコは、私のフィエスタと近いトーンのボディカラーで親近感を抱かせてくれました。80年代初頭の、ブロンコとすれば3代目でしょうか?(すみません、この辺りのUSフォードの歴史については通じていないため、ちょっと不正確かもしれません。)
ちなみにこのブロンコ、おそらく少し前のアメ車マガジンのフォード特集号で紹介されていた個体そのものではないかと思われます。

いま国内のブロンコマーケットはえらいことになっています。可愛らしい趣でファッションアイコンともなった初代「アーリーブロンコ」は、もう1,000万程度を充てなければ入手できない存在になってしまっています。数年前までならレストアを受けた個体でも500万円未満で売られていたのに比べて、驚くべき急激な相場の上昇です。

それに引っ張られるように、決して日本で人気があったとはいえない初代以降の各モデルの中古車価格までもが、目に見えて上昇しているのです。近鉄系で販売された90年代初頭の国内最後の正規車あたりも、200万円を超えるくらいにまでなってきました。

その要因として、2021年モデルとして復活したブロンコが影響していることは確かでしょう。半導体不足の影響も受けて今なおアメリカでの供給がおぼつかないとされ、現地市場ではマークアップされた高値で流通されているようです。日本へも並行輸入業者が仕入れていますが、折からの極端な円安も相まって、軒並み販売価格が1,000万円クラスとなっています。ASK表記だって珍しくありません(ブロンコ・スポーツは除く)。
現行ブロンコの高人気に引き寄せられて、ブロンコというブランドが高付加価値の高額なものになっているのは、何だかフォードらしからぬ扱いで見ていて複雑です。そのうちこの写真の世代にもびっくりするくらいの値が付くようになっちゃうのかなあ?
Posted at 2022/07/23 09:34:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ
2020年07月16日 イイね!

新生ブロンコがディフェンダー的でなさそうで何より

新生ブロンコがディフェンダー的でなさそうで何より新しいブロンコが発表になりました。想像していた以上にヘビーデューティー4駆としての商品性が強いですね。SUV系はすでに豊富なラインナップを有するフォードだけに今さら同じような車種を増やしても意味がないから、これくらいオフローダーとしてのキャラクターが立っているなら久方ぶりにブランドを復活させた意義も明確になるというものです。
(ブロンコスポーツに関しては既存のSUVライン寄りですが)

このブロンコの情報を見てすぐに想起したのがランドローバーのディフェンダーです。こちらも少し前に新型になったばかりのヘビーデューティー4駆で、実は私はまだ実車を見たことがないためあくまでも印象を述べるにすぎませんが、本来の用途性・目的性からするとお洒落すぎるというか、洗練されすぎているように映ります。タフで突出したオフロード性能を備えているようでも、いかにも作業用車・軍用車的な趣は鳴りを潜め、代わりに一時期のアウディ的な高品質感や高精度感を醸し出していそうで、これではオーナーはハードなオフロードに持ち込もうなどという気が起きないのでは?まあ実際にディフェンダーで人跡未踏の地を駆けるオーナーさんなどいまやごくひと握りで、事実上シティユース目的、ファッション感覚で乗っている人が多いからそれでいいのでしょうけど。

私論として、オフロードビークルに近年のドイツ車的な過剰な精度感(誤解のなきよう、機能を持った製品として求められる「精度」は当然のこととして確保されていなければならないです。「精度感」は実際の精度とは別に、精度の見せかたの度合い・演出の仕方を指します)は無用と考えています。多少パネルのギャップが広かろうが不均一だろうが、それで水や埃が侵入してきて不具合が起きるのでなければ、むしろリペアのしやすさや作業性の高さ、維持の容易性などが優先される方が目的性に合っています。
そしてこうした車には、アウトドアギア的な玩具感覚も不可欠と考えます。適度なオモチャっぽさは、こうした車があまりにも無骨な存在にすぎるのを和らげる効果があります。

で、新しいブロンコはそのあたりの塩梅がなかなかよさそうではないですか。最近のジープ各車やジムニーに相通じるトーンが散見されるし、ピックアップ(レンジャー)ベースで仕立てられたというカジュアルな雰囲気に、かつてのFJクルーザーを思い出す方もいるかもしれませんね。いずれにしてもディフェンダーのように不釣り合いなまでにクールに過ぎず、とても親しみやすい印象です。
もちろん、初代ブロンコが持っていたイメージが巧みに反復されていて、かわいらしささえも漂わせているのは本家ならでは。
インテリアもまた、素材の選択や造形・カラースキムには多少汚れた手で触ることもはばかれない配慮が感じられるとともに、比較的簡単に脱着可能というサイドパネルやルーフパネルなど、ユーザーが手を入れる余地がそこかしこにありそうなのがいいですね。ここでもディフェンダーのインテリアが、インフォテインメント機能を前面に出したハイテック感の表現を意識しているのと好対照です。

車幅が2mを切るくらいとエクスプローラーより少し小さいこと、7速マニュアルが標準装備というあたりも含めて、なかなか魅力的で、私自身の普段の車の使い方からすれば縁が少なそうであっても、新型ブロンコ、とても興味があります。
ちなみにトップ写真は、私が初代と並んでお気に入りの、80年代のブロンコII。このかわいくも素っ気ない姿が本当に好きなんです。
Posted at 2020/07/16 22:25:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ
2019年12月20日 イイね!

アーリー・ブロンコのいる神社 in 渋谷区

アーリー・ブロンコのいる神社 in 渋谷区仕事は、営業のような外回りが中心でなく内勤主体のため、ふだんの日中に表を出歩く時間はそれほど多くありません。いきおい、日が短いこの時期だと、朝の通勤時間帯以外はどうしても明るい時間帯より暗くなってから外を移動することの方が多くなります。昨晩も渋谷区内のとある一角を歩いていて、由緒のありそうな神社の境内にアーリー・ブロンコが駐車されているのに気付きました。立派な鳥居と武骨なブロンコとの組み合わせもなかなか新鮮です。今度はぜひ明るい昼間に見てみたい。

先日港区で見たブロンコにしても、東京の都心にいるブロンコは「こだわりのお洒落ヴィンテージ・アイテム」としてオーナーさんから扱われていることが一目瞭然。言ってみれば、古めのゲレンデやランドローバーをファッション感覚で乗ることの延長上にあるわけです。それも大いに結構なことで、なんといっても車歴50年超にして今なお元気で、しかもオーナーさんの美意識を象徴する存在として輝いているのですからね!
Posted at 2019/12/20 00:49:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ
2019年11月08日 イイね!

初代ブロンコはただのお洒落車に非ず

初代ブロンコはただのお洒落車に非ず「キャラに欠ける」とされるフォードの中でも例外的に、ミーハー的なブランド価値が定まっている数少ない車種がこの初代ブロンコ。ファッション媒体のページを飾ったり、CMに登場したりする機会も多く、「ヴィンテージ感がある、可愛くてお洒落な車」という好意的なイメージを持たれているようです。近年では、クリエイターと称される人たちでこのブロンコを支持する人も増えています。特に撮影用の機材を積むフォトグラファーにこの車を選ぶ人が多いようですね。私も撮影スタジオの駐車場に停まっているブロンコを見たことがあります。

本国アメリカで確たるフリークを有し、アフターパーツにも恵まれ、日本にさえも専門店があるような車ですから、マスタングと並び今なお維持しやすいクラシック・フォードの最右翼でしょう。今日南麻布で見かけたこちらの一台も、きわめて原型に近いイメージを保っているように見えました。写真ではわかりませんが、ステアリングなどもひじょうに線の細い繊細なもので、一見するとワイルドなようでありながら、デリケートなタッチも兼ね備えているあたり、特に女性からも好まれる理由がわかる気がします。

そしてブロンコといえば、間もなく、新しいそれの登場を控えている状況です。すでにシルエットはティザーされ、しかし当初言われていたよりアンヴェールが遅れているその車は、果たしてどのような一台として現れてくるのでしょうか?ゆめゆめ、この初代のイメージをトレースした、ただ単に上っ面のキャラクター性を器用にすくいとっただけの存在ではないことを望みます。
相対的に小柄で、積載性が高く、走破性に優れタフに扱える、といった初代ブロンコの美点がうまく昇華され、そこにコネクティッドや安全性の高さ・環境への低負荷といったいまの車の必須条件が適切に反映されるなら、特にこれからのシティカーとして説得力のある存在になりえるという期待があります。
Posted at 2019/11/08 23:49:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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