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ロボ部長のブログ一覧

2021年09月18日 イイね!

「フィエスタ2022年モデルのデザイン」の印象から

「フィエスタ2022年モデルのデザイン」の印象からフィエスタのリニューアルされた2022年モデルが発表され、欧州フォードコミュニティなどでも盛り上がっているようなので、私も話題にしてみます。
(トップ画像はFord of Europeメディアセンターのプレスムービーからキャプチャしました。)

現行のB479フィエスタが登場した2017年以降、自動車市場はCASEをはじめとする変化の度合いがさらに加速しています。今度のMCでもそうした状況が反映されて、環境対応をはじめ各種のコネクテッドやセンシングを多用した技術が新たに付加されているようですが、私としてはまずデザインに目が行きます。

外から見えやすい「スタイリング」に関しては、大規模にフェイスリフトされたフロントの印象から、以前にブログで指摘した『ひとたび明瞭な顔を作りあげた後には、いかにその顔をフレッシュに整形し続けていくかに腐心することとなる』をまさに地で行っているように感じました。フォードに限らず、今はフロントグリルを意匠上のポイントとする傾向が車種や車型を問わず広く一般化していて、モデルチェンジに際して継承すべきアイデンティティと、新規性のアピールとの折り合いをどう付けるか、各社に共通したある種の課題となっています。
かつてはあまり明確な顔(表情)を備えていなかったフォードが、2000年代後半にキネティック・デザインを導入した頃から次第に一貫した特徴のある顔つきを意識し始め、発展形としてのワングローバル・デザインでいったん、車種を問わず共通性の高いグリルを構築しました。2010年代半ば、私のB299フィエスタのそれも当てはまります。
それ以降は、フォード自体のOne Ford体制が事実上解体された面もあり、ワングローバル・デザインで構築されたグリルを中核としたフロントの造形が継承されているような、いないような・・曖昧な形態の操作が重ねられているような印象があります。

これに関しては、フォードのデザインに関わる経営判断と意思決定を担う人材がかつてよりも短期間で入れ替わっていることが影響している面があります。さらに、より根本的な要因として、カーデザインも外からは見えづらいことー例えば「未来のモビリティ像とフォードという企業のあり方・進み方をどう描くのか、社会やユーザーなどとの望ましい関係性をどう築くのか」といった、自動車自体のスタイリングに止まらない次元にまでコンタクトが求められるようになったのが影響していると考えます。
過去のニューエッジ・デザインにしてもキネティック・デザインにしても、それらは主にフォード車のスタイリングを言い表す表現であり、車の造形について印象付けていればよかった。それがワングローバル・デザインとなって、当時のフォード自身の経営改革(One Ford)を象徴するボキャブラリーとなった時点で、デザインの役割がより全体志向・車の形を産むだけでないものへと進化したことを物語っていました。

以降、フォードは自社のデザインを言い表す固有の表現を用いることがなくなっています。現行フォーカスの登場時に、ヒューマン・セントリックデザインといった表現が使われていましたが、それはデザインの基本的な考え方を示すテーマとして理解できたものです。
もはや造形としてのデザインを強調する必要よりも、フォードの存在意義全体を構想したデザインが求められている。今はそのような変革の過程にあるがゆえ、フォード車のデザインが強い一貫性や記号性を伴うことはなく、むしろ変化の途上にあるならば、外へ向けた印象を固定化することに作用しかねないそうした要素は不要ですらあるかもしれないーいささか迷いのあるようにも映る新しいフィエスタのデザインについても、あえてそう解釈したいと思います。
Posted at 2021/09/18 10:59:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2021年06月07日 イイね!

これがいまのST

これがいまのSTつい昨日、FLC四日市店さんで納車されたばかりで、多くの皆様がお披露目を共に祝われたヨコモンさんご子息のフィエスタST。今日私も一日遅れでその姿を拝み、門出を祝わせていただきました。黒い引き締まった体躯、たっぷりとしたサイズで安定感に満ちたRECAROシートなどを体感し、そこに昔日のフォーカスST170の像がダブって見えるようでした。その一方で、特にSモードでのエグゾーストノートは、明らかにかつてのSTとは異なる、正面切って「やる気」を誇示するかのように挑発的なものでした。STもその持てるエンターテインメント性を包み隠すことなく堂々とアピールしていると実感。そういえば、すら@さんから「まるで(かつてのフィエスタとは)別物だよ」と言われ、確かに、ドアの閉まる際の手応え、幅広のサイドシル、B&Oのオーディオ装備など、本当にそうだなあと納得しました。私の乗っている一世代前のB299と比べても、さらに2クラス分くらいポジションが上昇したような印象です。






追尾させてもらって、後ろから走る姿を追っていても、どっしりと腰が座った走行中や停止/発進時の挙動と姿勢、こちらの車内にも届いてくるマフラーからのパンチの効いたサウンドは、もはやホットハッチという以上の存在であるほど堂々たるものでした。ヨコモンさんに教えていただいて知ったのですが、日本のナンバープレートがはみ出さずにちょうどピッタリ収まるリアハッチゲートのプレス処理は、見ようによってはすごく「日本向け」に最適化された車であるようにすら映ります。



フィエスタもここに至って、B299の時のようなグローバルモデルでなく、欧州専売にいわば先祖返りしたわけですが、その最新の姿に触れて、いま彼の地で求められているBセグメント車の水準、車としての「立ち居振る舞い」のレベルが想像できたようでした。


※今日はもともと東京湾の海ほたるの駐車場でお会いする計画でした。それが、川崎側と木更津側からと、進入方向により駐車できるスペースの階数が異なり、両者は現地で車両の行き来ができないことを知らなかった私のミスで、急きょ大黒PAに場所を変更してもらった次第です。まことに失礼しました・・(>_<
昨日の遠征のお疲れも抜けないまま、今日も一日お付き合いくださったヨコモンさん、ファーラーさん、すら@さんはじめ、皆様方、本当にありがとうございました。



Posted at 2021/06/07 22:14:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2021年05月11日 イイね!

予期しない出会いこそが一番嬉しいかも。

予期しない出会いこそが一番嬉しいかも。夕方の買い物へ出かけた先で、今日もまた、フィエスタとの不意の遭遇です。

こちら、スーパーでの買い物を終えて自転車を出そうとしていたその眼前に、フィエスタが滑り込むように現れて止まり、助手席の同乗者さんのことを降ろして、再び走り出そうというタイミングでの撮影でした。まったく予想外に目の前へ走ってきたという点では、少し前に自宅の近くを歩いていた際に、同じように不意にフィエスタが現れた時と似たようなシチュエーションでした。実際に今日もその際と同じくフローズンホワイトの個体でしたが、そもそも今日の場所は川を越えた都内の某駅前でもあり、まったく別なナンバーの個体でした。これでまた、これまで見たことがなかった新たなフィエスタが一台、ロボ部長管理のフィエスタ在籍リスト?(そんなものはないですが・・)に追加されたことになります。

こうして仲間がまだまだ元気にしていることがわかるのは実に心強いですね。モデルの販売開始から7年、そしてフォードの撤退からは5年、決して平坦ではなかった月日を超えてなお愛用されているということは、その良さをしっかりと認識したオーナーさんの理解と熱意があってこそ。街でフィエスタを見ると嬉しくなるのは、ただ単にそれが自分の愛車と同じだからというだけではなく、そうしたオーナーさんの存在がそこに感じられるからに他なりません。
Posted at 2021/05/11 21:57:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2021年05月05日 イイね!

「ロースト&スパイシー」

「ロースト&スパイシー」買い物がてら、ホットマゼンタのフィエスタのオーナーさんがいらっしゃる同じ市内のコーヒー豆専門店の前を通りました。お店は今日は休みでしたが、オーナーさんがちょうどフィエスタでの外出から戻られたところだったようで、いつもは敷地奥のガレージスペースにいるフィエスタが、店前の路上にアイドリング中で止め置かれているグッドタイミングでした。すぐにmyフィエスタを脇に止めて、傍らのオーナーさんへご挨拶。私がコッパーパルスのフィエスタへ乗り換えてから初めてお会いする機会だったので、最初は声をかけられたものの、私が誰だかオーナーさんお気づきではなかったようです(^^;)以前に青いフィエスタに乗っていた者です、ご無沙汰しておりました!

ホットマゼンタはB299フィエスタが2014年に国内に導入された最初期の設定色で、その後1年くらいでカタログから落とされた経緯もあって、意外と目にする機会が減っているのですが、こちらは変わらず維持されているようで何よりです。調子も良いとのこと。
オーナーさん、コッパーパルスは初めて目にされたようで、しきりに珍しがっていらっしゃいましたね。とてもきれいないい色だとほめてくださいました。ありがとうございます!私も、こうしてホットマゼンタと一緒に見てみると、それぞれにシックな趣があってどちらもいいなあ〜と実感。そして、こちらがコーヒー専門店ということもあり、どこかしら双方のフィエスタのカラーが、それぞれに異なったコーヒーの色のようにも感じられたんです。かたや、酸味の強そうなブラック寄りのストレート、こなた、ちょっとミルクが混ざったカフェオレ的な?
(すいません、私がコーヒーをあまり嗜まないもので、的外れな表現かも?)

帰宅してから少し調べてみたら、数多あるコーヒーの風味を表現するのに、フレーバーホイールという国際基準となるチャートが設けられているようで、そこにはホットマゼンタ的な色のコーヒーを「スパイシー」、コッパーパルス的な色を「ロースト」として記されていました。今日のブログタイトルはそこに由来しています。

今年のGWも今日で終わり。遠出をすることもなく大人しく過ごしていましたが、気づけば毎日違ったフォードとの出会いがあって、愉しい休みになりました。 




Posted at 2021/05/05 19:38:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2021年04月28日 イイね!

ブルーオーバルとブルーライオン

ブルーオーバルとブルーライオン買い物途中で、自宅からわりと近い場所にあるプジョーディーラーの前を通りかかった時のことです。ディーラー敷地内の駐車スペースにブルーキャンディのフィエスタがいるではありませんか。ここで瞬間、頭をよぎったのが「このフィエスタのオーナーさんはついにプジョーへ箱替えか?」。そう思ったのには一定程度、根拠があります。2016年にフォードが日本から撤退したあとで、それまで欧州フォード車に乗っていた方がプジョーへ乗り換えた事例をいくつか知っています。少し前にも、松戸でクーガからプジョー308へと「ダウンサイジング」された方がいらっしゃいました。あと、私が自分のフィエスタでお世話になっているフォード守谷店も、かつてのフォードディーラーから今はプジョー/シトロエンディーラーメインへと業態を変えています。
ことほどさように、欧州フォードからプジョーへという図式はわりと順当というか、双方には商品性が近いところがあり、欧州フォードオーナーさんの受け皿になりやすい面があるのは確かでしょう。

私自身、フォードを知るよりもさらに昔ーもう30年以上も前に、プジョーは好きでした。モデルで言うと3桁数字の下2桁が04、05あたりのモデルが好みで、その後、フォードに出会ったことと、プジョー自身も06、07となってかなり変化してしまった面もあって遠ざかったのですが、最新の208は久しぶりにいいなあと感じています。EVもあるし、ちょっと205を彷彿とさせるシルエットも魅力的です。

とはいえ、もしフィエスタ、フォードのオーナーさんがまた1人、プジョーへ乗り換えられるとしたら・・やはり寂しいですね。ただ、フィエスタも新車時から3度の車検を過ぎたタイミングのはずですから、そろそろ次を視野に入れるべく、プジョーをリサーチすることだって自然なことではありますけどね。

ちなみに・・今日のフィエスタのナンバーをあとで確かめてみたら、少し前に私がブログで紹介した某所のフィエスタそのものであることが判明しました。もしかしたら、あのフィエスタがしばらくすると、プジョー208あたりに化けていたりして?

Posted at 2021/04/28 20:10:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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