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ロボ部長のブログ一覧

2016年03月29日 イイね!

「ロンバルディ」で見つけたカタログから・・気になるStreet Ka

「ロンバルディ」で見つけたカタログから・・気になるStreet Kaほぼ3ヶ月ぶりに南青山のロンバルディを訪ね、今回は2003年発行のStreet Kaのカタログが入手できました。コンパクトな屋根開きグルマに目がない私としては、日本に入ってこなかった多数ある欧州フォード車の中でも特に気になる1台です。
ベースがKaというだけで充分に愉しそうなところに、ピニンファリーナによるスペシャルなオープンボディとくれば申し分なし。一方で、以前に読んだAUTOCARの記事ではKa本来の走りの魅力がスポイルされていて幻滅・・みたいに評されていました。もしKaの痛快さがオープン化のトレードオフで損なわれていたならもったいないですが、Street Kaの可愛らしくもピリッとした個性の強いスタイルだけでも存在価値はあります。

Street Kaの実車はだいぶ前にイタリアで写真の1台を見たきりで、現地でカタログモデルとして設定された期間も比較的短く、どうやらヨーロッパでもそれほど多くの台数が出たわけではなさそうです。余談ですが、フォードのこうした「遊び系グルマ」もわりと短命に終わるモデルが多いですよね。ピューマ然り、フォーカスCC然り。
ちなみに日本では、かつてグースネック(現シノダオートモビル)の広告に300万円台後半のプライスタグで掲載されていたのを目にした記憶があります。ただ、それも陸揚げされた実車の写真が使われていなかったので、おそらく広告は打っても、実際に購入希望者がいなければ輸入されなかったのではないかと推察します。もし買い手がついて日本にも生息しているとすればぜひとも見てみたいもので、さて実際のところはどうなのでしょうか?
Posted at 2016/03/29 20:01:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ka | クルマ
2016年01月15日 イイね!

Kaのミニカーを肴に

Kaのミニカーを肴にいろいろ気疲れすることもあった1日が終わろうとするとき、それはフォードのミニカーに心癒されるひとときでもあります。きちんと数えたことはないのですが、おそらく自宅には30台くらいのフォード・ミニカーがあります。その中にはRS200、フォーカスやエスコートのWRCワークスカーといった、ファイティング・スピリッツをかき立てられそうなモデルもある一方で、モデルカーとしても地味目な大衆車の数々も。そのほとんどはふだんは収納ケースの中に仕舞いこまれているにもかかわらず、このKaだけはいつもリビングの一角に置かれていて目に入ってきます。小さくても表情豊かなKa、その愛すべきキャラクターが見事に凝縮された1/43のミニチャンプス。かつて愛車でもあったKaの、決して背伸びをせず、それでいて身の丈のなかでしっかりとした個性が発揮された、明らかに他車とは異なった存在感を肴に、自分自身もそんなふうに日々生きられたらなあ・・などと発泡酒片手に思いくゆらせる時間です。
Posted at 2016/01/15 00:24:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ka | クルマ
2014年04月06日 イイね!

近くにいるのが嬉しいクルマ

近くにいるのが嬉しいクルマ一番身近にあって嬉しいのはやはり何をさしおいても自分の愛車です。いつも自分のすぐ近くにいて、姿を見るとワクワクさせてくれる一台。しかし愛車以外にも、たとえばご近所のクルマで前を通るたびに妙に気分が上がってしまうような一台がありませんか?たまたま自宅の近くを移動中に見つけたこのKaは、ルーフの塗装や"お約束"なフォードバッジこそ少しくたびれているものの、ボディのツヤも保たれていて見るからに元気そうです。コンクリート打ちっぱなしのガレージはKaの前衛的なスタイルを引き立てるいい借景になっています。Kaが好きでいまも大事に乗り続けていらっしゃることが伝わってくるようなシチュエーションがとても嬉しく感じられました。
Posted at 2014/04/06 00:42:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ka | クルマ
2014年02月27日 イイね!

ワングローバル・デザイン、Kaはどうなる?

ワングローバル・デザイン、Kaはどうなる?フォーカスがワングローバル・デザインに則したマイナーチェンジを受けることで、欧州フォードの主力車種の中でもKaがこれからどうなるのか気になります。Kaは同じ名前でまったく異なるデザインの小型車が南米でも販売されていますが、基本的にはヨーロッパ市場でフォードのボトムレンジを担う小型車で、フォーカスやフィエスタのような世界戦略車ではありません。マスタングでさえグローバルマーケットを意識した商品性を備えるようになったいま、Kaがこれまで通りヨーロッパ向けに特化された存在であり続けるとも思えず、実際に一部では、これまでと大きく異なり4ドア化されるとした次期Kaらしきスパイフォトも出回っているようです。

次期モデルにスイッチするにしても、それまでの間現在のデザインのままで生き続けるのか、それとも他モデルと同様にワングローバル・デザインのマイナーチェンジを受けるのか?現行Kaについては、初代Kaのイメージをフォードの新しいデザインテーマであるキネティック・デザインでいかに解釈し直すか、デザイナーが苦労した痕跡がありありとしています。フィアット500と共通のプラットフォームという点も制約になったのかもしれません。ひとことで言えば「未消化なカタチ」で、これをワングロ顔に整形するのも大変だろうな・・と思わされます。そもそもヨーロッパ市場だけを相手にするなら、イメージの統一はさておき、ワングローバル・デザイン導入の必然性もあまり高くありません。

Kaについては願わくば、エコスポーツのような新興国市場とヨーロッパ市場をカバーするフォードの国際入門車として、いったん振り出しに戻したうえで三代目が登場するのを望みたいところです。
Posted at 2014/02/27 21:55:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ka | 日記
2013年07月07日 イイね!

New Edge Chronicle#2 唯一無二の大胆さは景色になった・・Ka

New Edge Chronicle#2 唯一無二の大胆さは景色になった・・Ka フォードが提唱した新しいデザインテーマであるニューエッジ・デザインが初めて採用された市販車である。Kaについては、市販に先駆けて発表されたコンセプトカーをめぐる戦略も印象ぶかい。それはKa:のネーミングで94年のショーの舞台に現れたが、後に登場する量産型Kaとは全体のプロポーションこそほぼ同じに見えたものの、全身は二代目トーラスで極まったフォード一流のぬめっとした造形を施された小型車だった。実はその裏で、フォードがまったく異なったデザインでKaの市販化を企んでいたことには少しも気付かなかった。それから一年あまりを経て、量産型Kaの写真を初めて見た時には、いい意味でフォードに裏切られた!と唸ったものである。

とろけたモチのような形を見馴れた目にはKaの新鮮さが際立った。基本的な形状は「丸い」が、それまでとは丸さの質が違っていた。当時、あるカーデザイナーがKaの丸さを“風船がパンパンに張ったみたいだ”と表現していたが、まさしく言い得て妙であり、およそ伝統的なカーデザインの曲面使いのセオリーから外れた面質である。

カーデザインにおける「丸さ」とは、大概が何らかの機能と結び付いている。空力特性向上のためであったり、車体強度を稼ぐためであったり、有効な空間を確保するためであったり。だがKaの丸さはそうした性能上の要求から導き出されたものではない。
Kaはフィエスタのプラットフォームをベースとするが、開発にあたり最も強く求められたのは「フィエスタとはまったく印象の違うクルマであること」だったという。実用的な小型車としての正当な役割はフィエスタに負わせてでも、Think different であることがKaに課せられた最大の機能であった。それゆえにデザイナーは、有機的なラウンドフォルムとの決別を怖れず新しい「丸さ」に挑むことができた。その意味では、Kaの丸いデザインもまた、ひとつの機能を追求した結果生まれたものと言っていい。90年代のカーデザインの歴史において、後に与えた影響の大きさという点でアウディTTと並び金字塔となったデザインであることは確かだ。

ちなみにKaのデザインに対しては、当時カーデザインの分野はもとよりプロダクト(製品)デザインの分野からも高い注目が寄せられている。Kaの少し後から登場して一世を風靡した初代iMacのデザインと同列に論じられたこともあった。カーデザインとプロダクトデザインは、どちらも人工的なものを対象とするデザインであるにも関わらず、意外なほどお互いの距離が遠く、相互理解も少ないのが実情である。しかし、Kaのデザインに見られた特異な手法、たとえばディテールの輪郭線を意図的に交錯させることでできる面の強調、グラフィカルなラインとストレートな素材感が強調された前後のバンパー、プラスチックの特性を最大限に活かしたインテリアなどは、プロダクトデザイナーの感性をも刺激せずにはおかなかったようだ。そういえば、ごく初期のKaのカタログには、鬼才フィリップ・スタルクがデザインしたプロダクトの写真がイメージで使われていたが、それもKaのデザインが自動車の美学というより、プロダクトデザイン的な発想と手法のもとに組み上げられたことを示唆している。

“丸いのにシャープ・まろやかにしてソリッド”と実に表情豊かなKaも、その基本形状はフォードのキネティック・デザインをはじめとする最新のカーデザインと比べればあくまでも端正である。クールなたたずまいでありながら、どこか懐かしさを抱かせるあたりも旨い。個人的には、KaのCピラーの太さと形状は、デザイナーがかつてラリーフィールドでも名を馳せた初代エスコートのそれをイメージしたに違いない、と想像している。ともかく、眺める角度によって思いもよらないボディラインで愉しませてくれて、見る者を飽きさせることがない。Kaのように毎日付き合う相棒のようなクルマであれば、日々新鮮な感覚を与えてくれることはとても大事な要素である。だからこそ、初代Kaはその強い個性にも関わらず、10年以上もの長きにわたりヨーロッパで愛され、いつしか日常の風景となることができたのだろう。
Posted at 2013/07/07 14:49:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ka | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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