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ロボ部長のブログ一覧

2021年02月23日 イイね!

覆面シェルビーGT350

覆面シェルビーGT350パッと見たときには、ごく普通のマスタングGTかと思ったんです。しかしフロントフェンダー脇のエアアウトレットとロゴで「あ、シェルビーGT350だ!」これは相当珍しいと思いますよ。それというのも、これまで国内で目にしてきたシェルビーGT350の実車は、ほぼ例外なくどれもレーシングストライプ入りだったからです。対してこちらは、ストライプレスのブラックペイントオンリー。もちろん初めて見るカラーリングでした。
シェルビーGT350に固有のエクステリアのディテール・・例えばサイドエアアウトレット、フロントのエアスプリッター、リアスポイラーなど、ブラック仕上げの特徴ある部分があえて埋没するかのような、まるでシェルビーGT350であることを覆い隠すかのごときカラーリングのセレクトに、逆にオーナーさんの強いこだわりを感じさせます。このナンバーだって「そうそう、わかる!」ですよね。

2016〜2020年型シェルビーGT350こそ、もう2度とこのようなメカニカルな成り立ちでフォードから現れることがないといえる、本当の意味での唯一無二な、孤高の存在です。所有している方はきっと皆さん、この車と添い遂げる覚悟なのだろうな。
Posted at 2021/02/23 09:37:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2021年01月24日 イイね!

私が好きなカタログ

私が好きなカタログインドアシリーズ第二弾として今回はカタログです。車のカタログを収集している方は案外多いと思います。その中でも、新車のカタログをディーラーなどで入手して集めている方のほかに、わざわざお金を出してカタログを購入しているという向きもあろうかと思います。私もそんな一人で、日本では手に入らない車種や、興味のある古い車種のカタログを積極的に買い集めてきました。

最近ではヤフオク経由も多いのですが、都内にあるいくつかの専門書店をよく使ってきました。先週の何シテル?でも話題にした神保町のS書店(ややネガティブなコメントをしたのでここだけ伏字にしておきます。ちなみにこちら、閉店ではなくて移転のようで、中野に新店舗がまもなくオープンするみたいです)でも何冊か買いましたが、一番お世話になってきたのが新井薬師のブックガレージさんです。適正と思える値付け、時にサービスとして売り物にならないチラシやビラをおまけしてくださる心づかいが嬉しく、もうずいぶん長く通っています。表参道裏にあるロンバルディアさんも職場が近いのでよく訪ねます。あとは少し遠い所で、保谷のアカシヤ書店さんも年に1回くらい訪問します。古いカタログのストック度合いで言えばここが一番?専用の棚とボックスを埋め尽くす古今東西の各車のカタログの中から、掘り出し物を見つけ出す楽しさは格別です。
最近は行っていませんが、自動車関連古書の品揃えのディープさでは知る人ぞ知る、葛飾区お花茶屋の青木書店さんにもお世話になりましたね。

そんなこんなで収集してきたカタログの大半はフォードのものです。ちなみにトップ写真はマスタングの2016イヤーカタログで、隣に置いたiPhoneとの比較で、判型がかなり小型なことがお分かりかと思います。今はフォードに限らず、カタログのサイズダウンが進み、かつてのように大判で豪華な写真を並べて見せるようなカタログは、高級車ブランドでさえも見られなくなってきました。残念な傾向ですが、そもそもペーパーのカタログを作るのをやめるメーカーも出てきている中ではやむなしなのでしょう。それよりは、あたかもコンパクト版の女性誌のようなサイズ感が持ち歩くのにうってつけな点で、むしろ気に入っています。最近では通勤の鞄に入れているのは大体こうした小判のカタログですね。





いま収蔵しているカタログの中で、自分自身の車種に対する思い入れ度合い、カタログとしての完成度・珍品度合い、さらに入手時のコスパの高さ(何だかんだ言っても元来が無料配布の品だけに、際限なくお金を充てることはしません。高くても2,000円を上限と定めています)などからトータルにはじき出したお気に入りの一品が、こちら1993年のSVTマスタングコブラのカタログです。FOXマスタングのSVTコブラはこの1993イヤーモデルのみだったため、生産台数も少なく、そのカタログ自体も貴重なものです。当時のSVTモデルのカタログだけに判型はだいぶ大きめで、手描きの透視図も掲載されているなど、いかにもスペシャルな高性能モデルのカタログといった趣になっています。






フォードのもの以外だと、こちらのプジョー505ですね。ただし本国フランス仕様でなく、アメリカ仕様車のカタログなのが自分的に高ポイントです。1983年発行なので505がアメリカに輸出を始めてから数年後のモデルに当たります。本来、ピニンファリーナによる上品で端正な姿の505に、ぶっきらぼうな5マイルバンパーや補助灯火が付いているアンバランスさが何ともいたたまれない(笑)。アメリカ市場にプジョーは結局根付かず、のちに撤退することになるのですが、ともかく典型的なヨーロピアンカーである505を、なんとかアメリカでも売っていこうとしていた苦闘が読み取れる、これもまた私にとってはたいへん関心を惹かれるカタログなのです。

Posted at 2021/01/24 13:12:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2021年01月09日 イイね!

その足下にSTのヘリテージ

その足下にSTのヘリテージ昨年末のFord Media Centerで報じられていたマスタングに関するニュースがちょっと嬉しく感じられました。発表によると、今月から北米で販売が始まるマスタングのマック1(マッハ1)に設定されるハンドリング・パッケージが装着する専用アルミホイールは、大径化と軽量化という相反する要素を満たすべく、市販車用ホイールとして珍しい3層構造を採用したとのこと。その独特なデザインは、担当デザイナーのマーク・コスキによれば、「鳥の巣」や「橋のトラス構造」にインスピレーションを得たことに加え、フォードのSTモデルが装着するホイールにも影響されているそうです。なるほど確かに、3層のもっとも上層面にあたる部分のY字型スポークは、歴代フォーカスSTなどが履いていたホイールのY字型形状を直感的にイメージさせるものになっています。


(トップ写真と合わせて、2020/12/29付Ford Media Center発表記事より転載)

私が特に嬉しく感じたのは、RSでなくSTのホイールイメージが反映されているという点です。
STモデルの専用ホイールは、一番初めのSTであるモンデオST24はさておき、次のモンデオST200からST220、初代フォーカスST170、2004年のフィエスタSTまでは、基本的に細かいフィンを切ったタイプでした。それが2005年の2代目フォーカスSTで、初めてY字型スポークのホイールが登場し、それは「Y-design」ホイールとして、最新のフォーカスSTとフィエスタSTに至るまで継承されています。



さらに「Y-design」ホイールはSTだけでなく、非STの高性能系グレードにも採用されるなど、フォード車のハイパフォーマンスを誇示する定番となっています。
ちなみに、日本向け3代目フォーカスのSportにも「Y-design」ホイールが装着されていましたね。

パフォーマンス至上指向のRSとなると、もはやホイールの設計も自由度が少なくなり、そもそも近年ではRSといえばフォーカスのみだから、「RSのホイール」というほどの固有のイメージも存在していません。それよりは、今では北米やアジアでもラインナップされ、フォードのスポーツモデルの代表的な称号となったSTのアイコンを積極的に生かそうとする姿勢は大いに納得できるものです。

伝説のブランドを提げたマスタングが、ST=スポーティング・フォードへのヘリテージを携えて再登場する。かつて、自分でもSTモデルを愛用していた一人として何だか誇らしい。


Posted at 2021/01/09 11:56:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2020年12月10日 イイね!

いにしえのマスタング像、S197だからこそ

いにしえのマスタング像、S197だからこそ現行のS550マスタングは、それまでのマスタングのように事実上のアメリカ専売商品でなくワールドワイドな販売を前提にしているから、その商品性はもはやアメリカン・ローカルの域にとどまらない、世界的なスポーツクーペたちと互角に戦えるだけの内容を備えています。ヨーロッパでも好評を博しているというBULLITTなどは、価格こそそれらよりはるかに安いものの、ベントレーやアストンといった高級パーソナルクーペに近い存在感を放っているようにも感じられます。

S550マスタングが国際商品としての競争力を備えたのに伴って、相対的にいにしえのマスタングのイメージは明らかに希薄になりました。ヘリテージとしてのマスタングの面影は、いくら細部のディテールに意識的に反復されたとしても、完全なグローバルカーとしてのS550それ自体にはあまり感じられません。
その意味では、やはり「最後の純アメリカン」としての先代S197こそに、マスタングの歴史がよりストレートに脈打って見えます。今日巣鴨で見かけたこちらのS197は、アーリーマスタングを彷彿とさせるグリル、初期のコンバーチブルに見られた淡いベージュカラーのソフトトップを上げたシルエットが、実にマスタングらしく映ります。おそらくV6のポニーパッケージですね。スポーツカーというよりは、スポーティーな雰囲気を愉しむことを本分とした軽快なポニーカーの薫りが色濃くて、素敵な一台でした。
Posted at 2020/12/10 21:55:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2020年11月14日 イイね!

シェルビーGT350、真に唯一無二な存在として。

シェルビーGT350、真に唯一無二な存在として。マスタングのハイパフォーマンス・バージョンたるシェルビーGT350(350R)の生産停止が間近です。2021年モデルから登場するマック1が継承するかたちでの、いわば発展的解消にあたるのでしょうか。確かに、オーバー5Lの自然吸気V8+MTというコンベンショナルな成り立ちは両車に共通であり、フォードとしては絶対的な出荷台数がそこまで多くはないパフォーマンスモデルに似たような2車を設定する必要もないというのは、当然の経営判断として理解できます。
とはいえ、シェルビーGT350にあって新しいマック1にないものーそれこそがGT350最大の魅力とされる、通称“Voodoo”V8。世界中のフォードの多様な車種の中でも、このGT350にしか搭載されていないという究極の専用設計エンジンです。今回のGT350の生産終了に際して漏れ伝わるところでは、やはりこの専用エンジンに起因するコストが足かせであったとかなかったとか?おそらくこの“Voodoo”が今後他のモデルに積まれることはなく、不世出の名機として語り継がれるのでしょう、それを搭載した唯一の存在としてのシェルビーGT350とともに。

私はこれまでにシェルビーGT350を2度ほど見てきました。偶然にも、それらはいずれも自宅のすぐ近場での遭遇で、しかもどちらも幸運なことに静止状態でなく走行中であったため、自慢の素晴らしいエグゾースト・ノートを耳にすることができています。それは本当に「粒の揃った」、いかにもアメリカ車っぽい大味なサウンドとはまったく異なった、精度の高さを感じさせる、心底惚れ惚れさせられる音でした。
私自身はスポーツカーにもし乗るなら、なるべく小型で軽くシンプルなのが好みだから、いまのシェルビーGT350だと少しばかり大柄かつオーバークオリティに感じられますが、しかし唯一無二のNAエンジンと3ペダルMTとの組み合わせによる原初的なスポーツドライビングを堪能できるであろう点で、たとえ生産が終了されても、私にとって将来にわたり憧れの一台として存在し続けます。
Posted at 2020/11/14 14:58:04 | コメント(6) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォード車を40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しま...
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