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ロボ部長のブログ一覧

2020年11月07日 イイね!

トラコネーそれはアクティブな趣と実質的な成り立ちのバランス

トラコネーそれはアクティブな趣と実質的な成り立ちのバランス港区内のとある一角に、このトランジット・コネクトが。もともとヨーロッパフォードを起源とし、それがいまやアメリカでも伝統のブランドであったエコノラインに取って代わった、押しも押されぬフォードを代表するMPVです。しかし日本では目にする機会はまだ少ないですね。

実車を前にしてまず感じたのは、車幅が意外と狭く、国産ミニバンと同等のスケールであることへの驚きでした。あとで調べたら1,850mm程度というから、それこそアル/ヴェルあたりと十分に互角なサイズです。これだったらいまの日本の路上でも手に余すこともない、おしなべて大型化した国産車を見慣れた目には、むしろコンパクトで適切にさえ映るくらいでした。
そしてこちらのトラコネは、上級のタイタニアムでなく、標準トリムであるXLTであるため、エクステリアも光り物などが少ない質実的な仕上げにされています。フロントエンドはかつてのキネティック・デザインの文法に従ったダブル・グリルが目立ち、ボディサイドも斜めにキックアップしたサイドウインドウのオープニングラインがピラー1本ずつに反復されるなど、全体にアクティブなイメージが強調されていますが、装飾は控えめなのが商用車ベースたるトランジットならではで好感が持てますね。

最近、自分のフィエスタのコンテンポラリーな存在感がすっかり馴染んできて、一昔前の地味でアノニマスなフォードのあり方に対して物足りなさを覚えるようにさえなっていました。しかしこちらのトラコネを見て、アクティブな趣と、実質的な成り立ちとはちゃんと両立できるのだなあ、と納得。このトラコネに見られるのは、フォードらしさの今日的な表現と言っていいのかもしれません。
Posted at 2020/11/07 22:59:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | Transit | クルマ
2018年10月18日 イイね!

1/76に凝縮された機能美

1/76に凝縮された機能美先日目にしたVWパサート・セダン、そのあまりに質実で虚飾のない潔い姿に、久しく忘れかけていたインダストリアルデザインの真髄を見せつけられた思いがしました。個人的な好き嫌いという他愛のないレベルで言うなら、私が好きなクルマの造形テイストはまさにこのパサートの頃、90年代中盤から2000年代初頭にかけてのもので、フォードだとニューエッジ・デザイン期が今なおもっともしっくりと来ます。

しかし、ちょうどこの20年くらいの間で自動車をめぐるさまざまな状況がかつてないほど変化したことを顧みれば、その造形の傾向も大きく変化して当然です。特に個人向けの乗用車は新しい市場への進出に挑まなければならない以上、貪欲にその形を改めながらユーザーへのアピールに務めるのは必然かもしれません。

その一方で、私がちょっと疑問に感じているのが、LCVと称されるバン系のビジネストランスポーターまでもが、近年では過剰な造形をまとう傾向にある点です。フォードでいえば最新のトランジットシリーズなど、実車を見たこともありますが、どうにもオーバースタイリングな印象が拭えません。そもそも、LCVなどは高い効率と安全性・信頼性のもとで人と物資を快適に運べることが何よりも求められ、造形の遊びが本来の用途性を阻害するようなことは本末顛倒です。しかし近年のトランジットも、フォードの乗用車系とのスタイリングテーマの共有を過度に意識してか、内外の造形は相当に手が込んでいて、どう見てもバン本来の機能のためというより、「スタイリングのためのスタイリング」に陥っている気がしてならないのです。LCVは限りなくハコに近い成り立ちの中で、最大限に機能性を追求することで、道具としての本質的な美しさが備わるのではないでしょうか?

そんなことを考えたのも、昨日仕事の合間にちょろっと寄った銀座のアイアイアド・カンパニーで、こんな可愛らしいトランジット・コネクトのミニカーにめぐりあったから。オックスフォードの1/76スケールで、特価200円!という思わず泣けてきそうな(T_T)代物ですが、ニューエッジの流れを汲むこのトラ•コネ特有のコンパクトなサイズ感や、プレーンなボディパネル、ディテール処理のクリーンさなどが的確にスケールダウンされていて無性に嬉しくなったモデルです。
Posted at 2018/10/18 00:52:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | Transit | クルマ
2015年12月12日 イイね!

初めてのルール破り「トランジット・クーリエ」にまいりました

初めてのルール破り「トランジット・クーリエ」にまいりました私のブログでは、FJLの報道発表に関して公式プレスフォトを使う場合と、ウェブサイトに関する内容でサイトのキャプチャ画像を使う場合を除き、必ず自分で撮影した写真を使うことを自己ルールにしてきました。それを初めて破ります(イメージはford.co.ukサイトからの引用)。
コトの発端は、最近みん友さんなどにエコスポーツを選ばれる方が増えていて、自分としても有力な次期愛車候補でもあり、あらためてベーシックカーとしてのフォードに目が向いていた矢先、YMワークスさんのサイトを見たことです。ちなみにリニューアル後のYMワークスさんのサイトは、欧州車に関する独自の視点と価値判断が貫かれ、丁寧な情報提供の姿勢が卓越しているので大いに注目しているのですが、フォードのページを見ていて衝撃的な一台が目に留まりました。それが「トランジット・クーリエ」。
欧州フォードでクーリエといえば、かつてフィエスタをベースに仕立てた商用バンのブランドとして存在していたのが、久方ぶりにトランジットの派生バージョンとして復活していたのですね。サイトに掲載されているイメージからも超ベーシックカーとしてのフォードの匂いが横溢してきて、思わずゲタ車フリークの血が騒ぎました。とにかく「キネティック&ニューグローバル」のフォードのデザインテーマが自然に商業車のディメンションに落とし込まれていて無理がない。ブルーのボディカラーとおそらく無塗装の黒バンパーのマッチングも最高。室内も実用性が高そうで、道具性という点ではこれ以上なさそうな存在感にまいりました。
YMワークスさんも書かれているように、このクラスといえば右も左もカングーばかりの日本。こういう「貨客車」のバリエーションも増えれば愉しいのですが(その点では初代ファンカーゴは稀有な一台でしたね)、トランジット・クーリエがFJLから正規で販売される可能性は今後まず絶対にありえないでしょう。それだけにいまもっとも実車を見たくて仕方ないフォードになりました。
Posted at 2015/12/12 22:25:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | Transit | クルマ
2015年07月20日 イイね!

いま日本でいちばん気になっているフォードは信州にある

いま日本でいちばん気になっているフォードは信州にある
フォードの中古車情報サイトはよくチェックしています。多くの皆さんと同じく、すぐに購入の目途はなくてもそれらを眺めて「う~んいいなあ」とか一人悶々とするのも楽しいもので(笑)。たとえばいまなら、静岡のモンデオワゴン(女性ワンオーナーで2万キロ未満)や神奈川の初代トーラスワゴン(年式からするとウソみたいに良好なコンディションに見える)、四国の初代フォーカスTRENDなどなど・・気になるフォードは全国にあるものです。
そんな中でも、いまぶっちぎりに我が心をとらえて離さない一台が松本にあるようです。トランジットコネクトのトルネオ!まず日本ではお目にかからない一台で、いってみればカングーの欧州フォード版でしょうか。そもそも日本に実車があったこと自体が驚きです。サイトによると、1.8のターボディーゼル+5MT+右ハンドル、もうこれだけで降参しそうなのに、ちょうど欧州フォードが一番自分好みの造形だった頃のモデルで、ステアリングがどうやら私のフィエスタと同じ?っぽいのも刺さります。この心穏やかでない感じは、かつて北米フォーカスSEセダンをネットで初めて見つけた時の感興に近いものがありますが、あの頃と違い今はそこで本能の赴くままに動くわけにもいかないので、どなたかこの一台の価値をわかってくださる方に選ばれるといいなぁ、と自らを落ち着かせています。でも実車はぜひいちど見てみたい!

このトランジットコネクトトルネオを扱われているショップは、初代パンダのオリジナルに近いモデルも在庫にあるなど、なかなかこだわったお店のようですね。

http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/14/700120028730150414001.html
Posted at 2015/07/20 12:53:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | Transit | クルマ
2014年07月23日 イイね!

HK Ford / Transit

HK Ford / Transitフォードの伝統あるブランド、トランジットの最新型です。ヨーロッパ市場で長年にわたって親しまれてきた定番バンは、リーマンショック後のアメリカ市場にも投入され、いまやフォードの押しも押されぬグローバル・バンといった位置づけになりました。新型は香港でも欧米デビューからあまり間を置かずに投入されたようで、フォードHKのサイトでは現地のタクシーにも採用された様子が紹介されています。いまはクラウンが圧倒的なスタンダードを占める香港のタクシー、果たしてトランジットはその牙城に食い込むことができるのでしょうか?

この新型トランジットについては少し思うところがあります。ひとことでいえば、商用車として無駄に装飾的である気がしてなりません。トランジットには商用でない乗用グレードも設定されているとはいえ、基本はビジネスユースのカーゴバンで、そうした用途のクルマにこのようなスタイリングが望ましいのかやや疑問です。
この種のクルマは基本的にスペース効率の高さとメンテナンスフリーであることが求められ、自ずと車体はスクエアな箱に近づき根本的なスタイリングの差別が図りづらいことは確かです。新型トランジットは商用バンに不可避ともいえる画一性に陥るのを防ぐため、フォードの最新デザインテーマであるキネティック・デザインのセオリーを強引にあてはめた印象が強く、結果として必要以上に凝ったディテールが多くなっています。それが本来の用途をサポートするための必然的な造形であるならまだしも、実車を見てもあまりそのようには感じられませんでした。特にインテリアは、使い勝手の向上以上に造形の主張が優ってしまっているように見えました。

最新のカースタイリングの傾向は、すでに「形態は機能に従う」といった次元をとうに過ぎて、差異化と新興マーケットの嗜好に導かれて久しく、このトランジットにもそうした影響が顕れているのでしょう。道具としての潔さがあまり感じられないのが残念です。
Posted at 2014/07/23 23:29:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | Transit | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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