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ロボ部長のブログ一覧

2010年09月05日 イイね!

今日のブルーオーバル・・フォーカスC-MAX

今日のブルーオーバル・・フォーカスC-MAXいまにしてみれば、先日も取り上げたギャラクシーの、事実上の日本での後継的な位置づけにあったと言えそうなミニバンです。

二代目フォーカスがことのほか大型化するとともに、特にインテリアをはじめとして、初代のネックであるとされた各部の品質感の向上を謳った結果、皮肉にも初代がもっていたカジュアルなキャラクターが失われたことは、FJLにとってなんとも動きがとりづらかったに違いありません。さりとてアウディ的な“小型なのにプレミアム”路線をいまさらフォードが採るわけにもいかず、苦肉の策として「家族のためのクルマ」をメインテーマに掲げることで、このC-MAXを二代目フォーカス販売における中核に位置づけたかったようなフシも見えました。このクルマの国内発売当時、ことさらに「家族」を強調した広告などを目にして、やはりそのことを販売戦略上の基軸に据えながら、結果的に不発に終わった二代目トーラスを思い出さずにいられなかったものです。

ビジネス的には言うほどのものをもたなかったにしても、C-MAXはよいクルマであったと思っています。用途性に対する商品性のバランスをふまえれば、むしろ二代目フォーカスの標準車よりはるかに充実度が感じられました。「マガジンX」の新車総括ページで、珍しく高い評価を集めていたことも妙に記憶に残っていたり(笑)。派手なところは一切なくとも、フォードらしい良き実直さが典型的に顕われた一台です。
個人的に特に気に入っているのは、グラスエリアがボディ表面積に対して適切な広さと形状を保っている点です。最近のミニバンなどは、商用車的な印象を避けるためか、Dピラー部がすそ広がりの三角形状となるウインドウグラフィックスが主流ですが(フォードもS-MAXなどそうですね)、この処理は確実にガラス面積を減らし、視認性を低下させます。車内からの視界や採光が良好であることは、特に子供を乗せる機会が多いこの種のクルマとしては大切な要素ではないでしょうか。C-MAXのデザインには、ミニバンとしての節度とモラルが感じられます。

Posted at 2010/09/05 10:47:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
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