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ロボ部長のブログ一覧

2016年07月10日 イイね!

特別でないことを表す特別なことば

特別でないことを表す特別なことば前回、先代フィエスタSTを話題にしたので、久しぶりに当時のフィエスタのカタログを引っ張り出して眺めていたところ、最初のページにあるキャッチフレーズが目に入ってきました。

“自分のスタイルと、毎日のスマイルを大切にする人へ。”

う〜ん、お世辞にもよく練られたコピーとは言い難い・・(^^;)スタイルとスマイルを引っかけていますが、この手の語呂合わせは「それっぽいもの」が思いつきやすいこともあって、いろいろなところで類似のコピーが用いられることが多く、オリジナリティの点で少々難ありです。
そんなことを考えていたら、近年のフィエスタやフォーカスの広告で使われていたキャッチフレーズも、やはり語呂合わせだったことを思い出しました。こちらも揃ってややイージー系です(失礼

フィエスタ:
“インパクト×コンパクト”

フォーカス(MC後):
“高まる、RUN。極まる、FUN。”

思うに、日本でのフォードの歩みは、こうした「フォードを表現することば」をいかに見つけ出すか、大げさに言えばその苦闘の歴史だったといえそうです。
アメリカとヨーロッパという地勢的な立ち位置の違いを超えて、フォードに共通するものを表すなら「普通さ」ということばがもっとも適切だと考えますが、普通のよさを表すにはそれを真正面から唱えるだけでなく、ときには「普通でない」アプローチも不可欠で、フォード自身もそのことを理解してさまざまなことばを駆使してきたのでしょう。だから、それが多少イージーな表現であったとしても、フォードが自らについて言い表すことばと、人々がフォードに対して抱くイメージとしてのことば、このふたつのことばがぴたりと一致する日を夢見た長い道のりの所産であった・・と理解することにしましょう。
Posted at 2016/07/10 18:54:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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