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2020年11月29日 イイね!

フォードのミニカー収集の醍醐味は「ペーソス」

フォードのミニカー収集の醍醐味は「ペーソス」最近になって、ちょっとハマりそうな予感がしているのがグリーンライトのミニカーです。これまでもたまにミニカー専門店へ行くと目にはしていたものの、1/64というスケールがやや物足りなかったのと、作りがいまひとつ精巧さに欠ける気がして手を出すことはありませんでした。それが、だんだんと私もミニチャンプス的な「かっちり・精密な」ミニカーよりも、どこかにゆるさのある方がより好みに変わってきました。それにグリーンライトの製品って、ホイールもちゃんと各モデルごとに実車に則したオリジナル品が装着されていて、小粒ながらもトータルに作り込まれた感触があることに好感が持てます。
そうなると、がぜん興味が湧いてくるグリーンライトのフォードたち。グリーンライトの1/64でフォードといえば、例えば1968年の初代マスタング・ブリットといったモデルに代表されるように、ヒストリックやヘリテージモデルを得意とする印象がありますが、私の場合、もっぱら近年のモデルに食指が動かされます。最近では、初グリーンライトとしてシェルビーGT350Rを購入したのに続いて、写真のフォーカスSTも入手しました。次にはフィエスタなんかも手に入れたいな♪

アメリカン・ブランドであるグリーンライトが新しいフォード車をラインナップに加える時は、実車がアメリカでデビューした直後など、フォードのリアルビジネスとある程度歩調が揃っていると考えられます。フォーカスSTだってアメリカ市場で初めて投入されたSTとして、早々にミニカーにもされてアメリカの人たちに親しまれてアメリカの地に根付いていく・・そう思いたかったところですが、実車の動向についてはご承知の通りです。せっかくマスタングばりのレーシングストライプまで入れて、アメリカの空気に馴染もうとしたのにね・・
シェルビーGT350Rにしても、間もなくカタログから落とされ過去の存在となろうとしています。フィエスタもすでにアメリカから姿を消しました。

どうやら私は、一時期はミニカーというある種の「夢」を伴った存在へと昇華されつつも、儚く消えていったフォードたちにこそ共感を覚えます。歴史の中でいつまでも消えることなく燦然と輝き続けるような、華やいで語られる存在には決して備わらない、いっときの輝きと、それが現実からは消滅したことの寂寥感。ミニカーという小宇宙にそのペーソスが凝縮されていて、私はそれを掌でしみじみと味わいたいと思うのです。

Posted at 2020/11/29 20:47:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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