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2021年08月27日 イイね!

ローカライズされて立派に成長しました系フォード

ローカライズされて立派に成長しました系フォード日本での10数年あまりにわたる長いモデル寿命の中で、大きく4回ほど外観を変えてきたエスケープ。こちらはその3度目のフェイスリフトに当たるモデルです。いまだに案外よく見かける初代に比べても世代としては新しいはずなのに、目にする機会が少ない世代と言えます。

このエスケープを見てひとつ気づいたことがあります。もともと欧米市場を主戦場に開発された基幹車種が、新興国圏などで一定の仕様変更を加えながら長期にわたって販売されるのは、欧米の大手メーカーによくある構図です。VWやルノー、プジョー、フィアットなどでそうしたモデルが南米やアジア市場向けに展開されていますよね。本国ではとっくに生産が終了したはずのモデルが意外なところで生きながらえているーそんな驚きを覚えることも。

フォードでも少し前までは、例えばB256フィエスタをベースにしたモデルが南米やインドなどで販売されていました。最近は一時期のOne Fordの方針もあってそうした車種展開は減り、逆に現地主導で開発されたエコスポーツのような車種が欧米市場へも導入されるケースが増えています。
このエスケープはまさしく、もともと欧米向けがメインであったものが、アジアンマーケットに適化した商品内容へと徐々にカスタマイズされて、いつしかオリジナルがフルモデルチェンジを受けて世代交代した後も継続して販売されるようになった点では、かつてのB256フィエスタベースのインド市場向け車種「フィーゴ」などと同列に位置付けられると言っていいでしょう。

個人的に、すでに成熟した市場よりも伸び代のある発展途上のマーケットに向けられた車種は、過剰な装備や装飾類が少なく質実的なものが多そうなあたり(しかも根が欧米向けで肝心な基礎体力は備わっている場合も多い)、むしろ好みな部分があります。そう考えるとこのエスケープ、特に台湾生産車に切り替わった2度目のフェイスリフト以降のモデルは、日本に居ながらにして、発展途上エリアを対象とした商品性を味わうことができたモデルだったんだな、そう気づかされたわけです。
Posted at 2021/08/27 21:30:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | Escape | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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