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ロボ部長のブログ一覧

2024年05月02日 イイね!

『軽さは、全てに勝る。』

『軽さは、全てに勝る。』昨日の何シテル?でそんなことを記したあとで、我ながら感じたことを以下、つらつらと。

『軽さは、全てに勝る。』第一には言うまでもなく、車の物理的な重量はなるべく軽い方が望ましいと考えている。まるでライトウェイトスポーツ信奉者の言い分みたいだけど、業務用車両はともかく、少なくとも個人用途の乗用車が必要以上に重くなるべきではない。乗用車一台一台の重量増加は社会的な負荷も増やす。最近のCASE対応などで重くなる一方の車に対してはどうにもシンパシーが湧かない。

『軽さは、全てに勝る。』第二は、意味的な軽さ。私たちは車に対して何かと固有の「レッテル」を貼りたがる。例えばGクラスだとセレブリティを連想したり、イタリアやフランスの車をことさらにお洒落と表現してみたり、テスラを新進性の象徴のように祭り上げたり・・・そうしたレッテル貼りは車を売る側にとっては、ブランドという幻想をふりまく上で大いに好都合だし、買う側も積極的にそれを受け入れることで、優越感・連帯感・安心感みたいなものを得て満足している場合も多い。
しかしそうしたレッテルを安易に貼られることを望まない私のような者にとっては、自分の乗る車が特定のイメージ付けをされたり、あまつさえそうした車を選ぶ自分のことを特定のイメージで捉えられるのはまっぴらごめんなので、その点で日本だと明確なカラーがないフォード(特に欧州フォード)ならレッテル貼りと無縁でいられ、それゆえ乗る側も、ブランドの威を借りることもできないのがむしろ好ましい。妙な意味付けを伴わない、存在の「軽さ」こそがフォードの魅力なのだ。私がフォードを好む最大の理由は実はそこであったりする。

社会の中での自動車の位置付けがより複雑化しているからこそ、これまでにも増して、物理と意味の双方で身軽な車がいいと考えるようになっている。ゆえに「速さ」よりも「軽さ」なのだ。
ちなみにトップ写真は、私が以前から見るからに軽そうでいいな、と思ってきた1台、近所にいる珍しいUKシビックの5ドア。タイプRだといろいろとストーリーを背負って「重い」けれど、この5ドアなら一見するとどこの何という車だかわからない感じが「重くない」し、ギュッと凝縮感のあるフォルムも無駄がなさそうでいかにも軽快だ。
Posted at 2024/05/02 22:12:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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