ロボ部長のブログ一覧

いま店頭に並んでいるいくつかのカー雑誌に新型フォーカスの国内試乗レポートが載っています。2013年型マスタングのサーキットインプレッションのオマケ扱いなので気づきにくいかもしれませんが。。。それを見てふと、走りに重きを置いたフォーカスである新型フォーカスSTは果たして日本にカムバックするのだろうか、と思いを馳せました。今度のフォーカスSTは、ベースグレードと同じくOne Fordの方針に基づいて開発され、旧モデルと違い欧米やアジア市場などに幅広く投入されるようです。これまでよりもグローバル指向を強めたパフォーマンスグレードとして、先代までで定評のあったスポーツ性能と日常性能の折り合いの付け方はさらに洗練されているのでしょうか？走る悦びを堪能できるスイートスポットがきわめて限られたハードなモデルより、“どこの誰がいつ乗っても愉しめる”STのような方向性はいかにもフォードに似つかわしい。新型フォーカスSTは実用性も高まった5ドアで、かつ世界商品化の恩恵で価格も相対的に抑えられているとすれば、とても魅力のある商品になれる気がします。この春からの新型フォーカスの販売が軌道にのった暁には、また日本に戻ってくることを期待します。

いよいよフォーカスの店頭での先行予約受付開始です。新聞の折り込み広告にも予約受付中のインフォメーションが出ていました。おそらくディーラーでは、価格や発売開始日なども内々で聞くことができるのではないでしょうか？あと数ヶ月、新型フォーカスの姿がぐっとリアルになってきたようで思わずわくわくします。

昨日から3月末までの期間限定で、クーガのお買い得プランが設定されました。昨年ラインナップに追加されたIndividualの購入資金80万円分のクーポン券プレゼントをはじめ、TitaniumとTrendも超低金利ローンかオプション購入券が選べるといった内容です。FJL恒例の“年度末大盤振る舞い”と思いきや、今年の日本でのフォードの展開に目を向けると、いよいよ現行クーガも在庫一掃モードへ舵を切りつつあるような印象も受けます。

すでに北米ではエスケープの2013年モデルとしてデリバリーが始まり、欧州でも新型クーガとしてスタンバイしている次期型は、日本にも年内には導入の見込みとされます。いくつかの情報によれば、その際には日本ではクーガのネーミングに一本化されることになりそうです。本当にそうだとすると、すでに10年以上にわたって日本でも親しまれているエスケープの名をそんなに簡単に捨てるか？という気もしますが、やはり国内への導入以来、少しずつ広まりつつあるクーガの名をより定着させる意図があるのかもしれません。
この新型クーガの国内導入にあたって、現行型のように欧州生産車になるのか、それともエスケープのようにアジア生産なのかはわかりません。しかしOne Fordの戦略に即したモデルでアジアでも生産予定があるなら、それが入ってくるのが順当なのでしょう。フォーカスもそうですが、自動車づくりに一日の長がある欧米のリソースをベースに世界各地に適した仕向けが施されることのメリットが受けられるとよいと思います。