ロボ部長のブログ一覧

ようやく仕事のピークを越えて、久しぶりに日中外をぶらつける時間が戻ってきました。オフィス近所の赤坂の街中をぷらぷらと歩いて、少し前にブログで紹介したフィエスタSTを見ました。以前に見たときとは逆サイドからのアングルで、フロントフェンダーが別色であることに気がついたのです。パンサーブラックのボディに対して、右側のフェンダーパネルだけがまるで1600Ghiaのフレアメタリックのそれであるような？しかし、このSTはマイナーチェンジ後の後期型、少なくとも日本で販売されていたフレアメタリックの初期型のフロントフェンダーは装着できないはず（後期型と初期型ではフロントの造形が別物ですから）。インチダウンされて初代フォーカスのアルミを履いていたり、リアエンドにレーシーなパーツを装着したりと、このフィエスタSTは以前見たときから、もしかするとラリーレイド仕様なのかも？などとうっすら考えていました。でも室内は特に弄られていなそうだし・・あまり競技系に通じていないので知ったようなことは言えませんが、そちらに詳しい方がこの写真を見てどう思われるか、ヒントをくだされば嬉しいです。

いま一年を通じてもっとも仕事が立て込んでいるシーズン真っ只中です。連日、まだ朝露に濡れるフィエスタを見届けながら出勤し、深夜の闇に紛れるフィエスタが迎える自宅に帰る日々、すでにフィエスタも2週間近く運転ができていません。カーポートに敷かれた芝に生えた雑草もはやく刈らなきゃな・・などと毎日思いつつ、しかしそれらはどんどん伸びる一方です。
そんなハードな状況の中で、我がフィエスタのある種のすっとぼけた表情はささやかな癒しをもたらしてくれます。この写真のように少し低めのアングルから眺めると、とくにヘッドランプとフロントのアッパーグリルとのバランスが冴えないロボットみたいでなんとも可愛らしい（笑）。昔からこのフィエスタ、特に前期型モデルにお乗りの方の間では〝インパネにロボットが潜んでいる”との見方が定説となっていますが、内装だけでなく外装にもそのようなモチーフが反復されている気がしてなりません。ともすれば実用的で可愛げに欠けると見られがちなこのフィエスタに対して、ニューエッジのクールさがあまり先走らないように、かつフィエスタの名に相応しい快活さや陽気さを感じさせるよう、デザイナーはウィットを効かせてくれたに違いないと、疲れ気味の我が身で実感しています。