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ロボ部長のブログ一覧

2016年08月08日 イイね!

ひっかかりのあるかたち(なのにディテールは明瞭)

ひっかかりのあるかたち(なのにディテールは明瞭)2005〜マスタングには「流麗」とか「スマート」といった表現は合わない気がしていて、それよりも「ひっかかりのあるかたち」が特徴だと思っています。このグラバーオレンジの個体を見ていてあらためてそう感じました。
そそり立った逆スラントのノーズにしても、いかにも空力性能の高そうな滑らかさとは真逆の印象で目に入ってきます。エンジンフードの前端部やバンパー、フェンダーアーチの端面などにはしっかりとしたコーナーエッジが立っていて、それらを目で追ったときに決して視線がすーっと抜けていくわけでない。あえて視線をいったん止めてみせるかのような、骨太い造形が各部に与えられていて、その集積がマスタングという1台の存在感を醸し出しているのです。

にもかかわらず、ひとつひとつのディテールはいまどきのクルマのそれみたいな複雑なものではなく、あくまでもアッケラカンとしているのも凄いところです。ヘッドランプなんてまるで初代のTodayみたく見事に丸いだけですし。「何か変わったことをやっている」気負いを感じさせず、結果としてこうしたカテゴリーのクルマに不可欠なインパクトを与えることに成功している。いつ見ても、つくり手の技量の高さを思い知らされますね。
Posted at 2016/08/08 09:44:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2016年08月04日 イイね!

見ただけでそのクルマをイメージさせる色がある

見ただけでそのクルマをイメージさせる色があるクルマには、特定の車種のイメージにぴったりと合致するシンボリックな色彩があります。この、初代フォーカスの「アクアマリンフロスト」もそのような色のひとつ。個人的に初代フォーカスにもっとも似合っていると感じられるのはムーンダストシルバーですが、アクアマリンフロストもまた、当時のフォーカスのカタログや宣材写真で大きく扱われ、その印象が強く刷り込まれています。「初代フォーカスといえば思い出す」色なのです。
私の記憶では、この色は国内にフォーカスが導入された当初は設定がなく、少し経ってから追加されました。ちょうどその頃、クルマ以外のさまざまなプロダクトに、フロストガラス的な素材のあしらい方や表面処理が流行し、涼しげな感覚を与えるアイテムが数多く出回っていました。それらと近いトーンのアクアマリンフロストは、フォーカスの先鋭的なフォルムをただシャープに見せるだけでなく、柔らかなグリーントーンがリラックスした空気感を漂わせ親しみやすさも伝えてくれる。初代フォーカスの魅力を引き立てる名カラーでした。

もしいま仮に、このアクアマリンフロストが現行フィエスタに塗られていたら、おそらくそれだけで初代フォーカスのイメージが即座にフラッシュバックされるに違いありません。それくらい、この色は初代フォーカスをストレートに想起させる。妙な例えですが、アルミの地肌を露出していた東京メトロの銀座線が黄色いラッピングをまとったとたん、かつての銀座線ー駅に入る手前で車内が一瞬停電していたあの頃のーをほうふつとさせるように。
Posted at 2016/08/04 22:45:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2016年08月03日 イイね!

渋いモディファイ、世田谷のフィエスタGLX

渋いモディファイ、世田谷のフィエスタGLX今日の世田谷区内で見かけたフィエスタは、一見するとプレーンな1600GLXであってもフロントに回ると・・グリルがGhiaのそれのようなクロームメッキタイプに換装されていました。GLXだと外装にブラック無塗装の樹脂パーツが多用され、インテリアもブラックのシングルトーンになるため、全体に「黒っぽい」感覚があります。しかもこのGLX専用色となるインクブルーであれば、ワンポイントとなる光りものなどが欲しくなる気持ちも理解できます。渋めのフィエスタにちょっとだけ、スパイシーなエッセンスを効かせたといったところでしょうか。

ちなみに私は逆に、自分のGhiaでフロントグリルだけがピカピカしているのがなんとなく落ち着かなくて、GLXの無塗装グリルに替えようかなと初めは思ったりしました。しかし乗り続けているうちに、むしろちょうどいいアクセントになっている気がしてきて、今ではそのままでよいと考えるようになりました。

Posted at 2016/08/03 22:09:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2016年08月02日 イイね!

瑞々しく、自然体で。

瑞々しく、自然体で。極く初期のマスタングにはいまも路上で出会う機会が存外に多いです。ほとんど誕生から半世紀にならんとするクルマが、2016年の日常の中で当然のように走っていること自体が、マスタングという存在を超えて稀なことなのではないかと思います。少し思い返してみても、他に同世代のクルマがこれほど普通に使われている姿を目にすることもあまりありませんし。TV CFなどメディアへの登場頻度も相変わらず高く、きっと知らない人の目にはそれほど古いクルマには映らないのではないでしょうか。

オールドマスタングに会うたび嬉しく感じられるのは、もちろん中にはピカピカのミントな個体もありますが、多くがそれほど「箱入り娘」といった風情でなく、いい意味で日常に馴染んでいそうな自然体のクルマが多いこと。いかにもデイリーユースであたりまえに乗られていそうな姿を見ると、人とクルマとのいい関係ってこういうことなのかな、と思えるのです。そのクルマが新しいとか古いといったことは抜きに、瑞々しい感覚をいつだって与えてくれる一台があることって素晴らしいですよね。
Posted at 2016/08/02 23:10:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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