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ロボ部長のブログ一覧

2019年07月22日 イイね!

EFM2019より・1〜欧州フォード伝承の表情

EFM2019より・1〜欧州フォード伝承の表情ここから、EFM2019会場でのロボ部長的トピックスをデイリーでピックアップしてまいります。なにしろ今回は、参加台数もさることながら、その顔ぶれが多岐に及んでいて、フォードらしい懐の深さが体感できた場でしたので!

近頃、日本での人気も静かに高まっている印象のアングリア。それまでの、古い英国車のフリークがサンデーサーキットを愉しむための素材といった存在から、さらにその唯一無二な雰囲気で、ヴィンテージとしての価値も認められつつあるように感じます。
私もこれまで写真で見てきて、いつも「なんと表情豊かなクルマなのだろう!」と感心させられることしきりでした。もちろん、アングリアのスタイルで最大の見せ場である、リアピラーのいわゆる「クリフカット」が醸し出すムードも味わい深いですが、それ以上にその顔立ちは、今日日の最新車たちの顔がキツさを増すのに対して、信じられないほどの「ゆるさ」、見事なまでのおとぼけ顔です。イラストや漫画に表すのが最高にやりやすい、擬人化しやすい表情とでも言うべきでしょうか?
「カニ目」のスプライトと並んで、自動車史上もっとも人間の表情に近いフロントエンドだと個人的には確信しています。

そんなアングリアの顔に対して、やはり以前から思っていたことがありました。それが今回のEFM2019で、図らずも実車を前に確かめることができたのです。
今回、それはそれはチャーミングなアングリアの隣にKaが駐車されていました。Kaも国内の生存数が減ってきて、こうした場で見かけることもだんだん少なくなっている中で、今回は地元の熱心なオーナー様の、エレクトリックグリーンでオールペン済み!という瑞々しい外観を保った一台がご参加でした。

Kaで市販車として初めて具現化されたフォードのニューエッジ・デザイン。その造形の特徴であった、面と線が交わる(重なる)部分をグラフィカルに強調する手法が端的に用いられたのが、下の写真でポイントをつけた、ヘッドランプとフロントグリルのオープニングライン(開口線)とが重複する部分を、オレンジ色のターンシグナルとした処理です。そして、この三角形状のターンシグナルからゆるやかに円弧を描きながらグリルのラインへ至る処理は、アングリアのフロントグリルの、コーナーに仕込まれたターンシグナルの処理にきわめて近いものが感じられないでしょうか?






Kaのエクステリアデザインを手がけたのはドイツのフォードデザインスタジオ(メルケニヒ・スタジオ)ですが、私はKaのデザイナーが、このアングリアなど、過去の欧州フォードの名車の「残像」を意識しながらデザインを考案したに違いない、と想像しています。特にヨーロッパでは、カーデザインにおいて自社の伝統や偉大な先達に対するリスペクトを反映させることはごく当たり前であって、“ヨーロッパにおけるフォード”として多くの人々の記憶に刻まれた印象が、時を隔ててアングリアとKaとの間に生き続けていたように思えるのです。
Posted at 2019/07/22 16:43:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | Anglia | クルマ
2019年07月21日 イイね!

“フォード玉手箱”のようなEFM2019

“フォード玉手箱”のようなEFM2019本日浜名湖で開催されたEFM2019に参加し、先ほど帰着しました。帰るなり妻に「すごい日焼け!」と言われて鏡を見て、自分でもびっくり!雨降りでなく、曇り空だった(しかしすごい湿度でしたね・・)ことをいいことに特に何も気にせずに5時間近く外にいた代償でしょうか・・この時期の紫外線をなめてはいけない!と痛感しました。今日ご参加だった皆様も大丈夫でしょうか?くれぐれも事後のスキンケアを念入りに・・

久しぶりに参加したEFMでしたが、今日はこれまでに参加したどの会にも増して、さまざまなフォードの車種のご参加があったことが嬉しく感じられました。会場での多彩なトピックは追い追いブログに取り上げます。まずは今日の場を実現することに尽力されたhironyaNさん、実に多くの車が集まる会場で誘導などを担当された皆様、運営サイドでお世話になった皆様にお礼を申し上げます。愉しい場をありがとうございました!

トップ写真はEFMならでの醍醐味、たまたま偶然かとは思いますが、うまい具合に三代にわたるフィエスタが時系列で並ぶことができました、しかもブルー系揃いで。一番右の現行型はSTとはいえ、6代目以降のフィエスタの変遷が一目で印象付けられるカットとなっています。
Posted at 2019/07/21 22:02:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2019年07月16日 イイね!

ダラーラの名を冠したマシン、そこに息づくフォード。

ダラーラの名を冠したマシン、そこに息づくフォード。先日、デ・トマソ・パンテーラのことをブログで取り上げた後、その開発に携わったエンジニアのジャンパオロ・ダラーラについてあらためて調べているうち、つい最近になってダラーラのファクトリーが開発したdallaraストラダーレが日本でも発売されていたことを知りました。ちょうど、この車の日本での販売代理店であるアトランティックカーズのショールームが職場に近かったので、今日の昼時に出向いてきました。

dallaraストラダーレ、とてもいい。関心が持てる一台です。私自身はともかく車で人より速く走りたいとか、何がなんでもタイムを詰めたいといった指向性は皆無なので、コンペティションのための車にはさほど縁がないことを自負しています。それでもこの車の成り立ちには大いに共感を覚えます。ただ弩級の数値を追うのではなく、軽くて強固でロードホールディングに長けた車を目指したという開発姿勢に対する賛意といってもいい。

今日はショールームのスタッフの方がていねいに説明してくださいました。その中でホイールのサイズに関して、ダラーラ社としては本来なら15インチくらいが適正と考えていたと教えてくださり、さらに好感度が上がりました(そうは言ってもあまりにも小径ではやはりいろいろ不都合もあるようで、ショールームの展示車は前18・後ろ19インチでした)。

ご存知の方も多いと思いますが、この車のエンジンはフォードの4発、三代目フォーカスRSや現行マスタングに搭載されているEcoBoostがベースになっています。ダラーラ社のチューニングでもたらされた400PSという数値は、もちろんすでに十分にパワフルな値であっても、やれ500PSだ、600PSだといった数値にさえ驚かなくなった昨今において、スペック至上よりも適正なバランスを求めた結果として肯定的に受け止めたいものです。

ジャンパオロ・ダラーラの設計哲学が生んだパッケージングに、フォードの心臓がインストールされたdallaraストラダーレは、ある意味でパンテーラを彷彿とさせる存在です。純粋に車で走ることそのものの醍醐味を味わえそうなマシンに、フォードのコンポーネントが活かされていることが誇らしく思えます。
Posted at 2019/07/16 22:59:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2019年07月10日 イイね!

夢のカタログ・・パンテーラL

夢のカタログ・・パンテーラLいつも仕事用の鞄には、なんらかのフォード車のカタログを一冊忍ばせています。その時々の自分の関心やテンションの度合いに合わせ、朝、収納ケースからランダムに抜き出して鞄に入れて、仕事から気分を切り替えたいときやリラックスしたいときなどに眺めています。それによって自分の血中フォー度を一定に維持し、心身のバランスを保っているのかも?(大袈裟か)

今日はつい最近入手できたデ・トマソ・パンテーラのカタログ。ただし、イタリアのデ・トマソが自ら発行したものでなく、北米市場向けにフォードが1973年に発行したものです。紹介されているグレードも、北米用に装備が充実したLのみとなります。
パンテーラがもともと、デ・トマソとフォードとのジョイントプロジェクトで、フォードのリンカーン/マーキュリーディーラーネットワークを通じて北米で販売されたことはよく知られていますが、まさしくそうした歴史を象徴するカタログなのです。

そうはいってもこのカタログ自体は全4ページの簡易なつくりで、しかしたとえば、その中にはデ・トマソのデの字も一切出てきません。代わりに、Pantera L by Ghiaと記されていて、まるでGhiaがパンテーラのメーカーであるかのように、デ・トマソという称号がまったくと言っていいほど顧みられていない、とても興味ぶかい現象が読み取れます。当時、フォードが買収したイタリアの由緒あるカロッツェリアであったGhiaの存在を前面に押し出す姿勢が強かったことが伝わってきます。
史実を著した媒体という、カタログの持つ価値の一面が見事に現れた一冊です。



それにしても、後付けのオーバーフェンダーも2トーンのペイントもない、ごく初期のパンテーラの素直な姿は実に魅力的!北米仕様の分厚いバンパーさえボディラインを補完しているかのようにインテグレートされています。













Posted at 2019/07/10 23:51:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2019年07月08日 イイね!

六本木のフォード三人衆

六本木のフォード三人衆本日の職場近くのコインパーキングでの、ちょっと珍しい光景です。ご覧の通り、手前左側から右奥に向かって、旧新エクスプローラー、さらにいちばん右奥にはちょっと懐かしいブロンコが。フォードの代表的な歴代SUVが3台、近接場所に揃い踏みとなりました。それぞれのオーナーさんは、意識して近くに置いたのかな?

ここのパーキングでは、これまでにブログで幾度か紹介してきたタンジェリン・スクリームの三代目フォーカスSTや、ミッドナイトスカイのフォーカスが時々駐車されていましたが、それらを見ることもめっきりなくなりました。

ふと、いまこの写真に写っている車のシルエットは、どれもハイト系・スペースユーティリティ系ばかりであることに気づきました(ハイエースは、近隣で作業する業者さんたちがここによく駐車しているからいつも多いのですが)。ちなみに画角からは切れていますが、白いエクスプローラーの右手前に駐車されていたのもカイエンで、やはりハイト/ユーティリティ系です。こういう何気ないシーンからも、車の主流がすっかり変わったことを実感させられます。
Posted at 2019/07/08 23:22:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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