これは富士塚なのか？（栃木県佐野市鐙塚公園）

午前中の仕事が終わって吾妻古墳の堀を見たあとで午後も仕事、それが終わって帰ろうと思い、佐野スマートICに向かっていると鐙塚公園という思わせぶりな交差点があって、脇を通りながら見ていると公園内に神社と塚のようなものが見える、これはなにかあるぞと思って急遽立ち寄ることにしました（今回も事前の下調べはなし）

　
　

　公園内に星宮神社があるのですが、鳥居の外側の石碑の類も完全に公園内に収まっていて、もともと鎮守の森のようなところが公園になって神社周辺以外は伐採されたのかなと思われました。

　さて、社殿の右側に塚があっててっぺんには祠あり、塚の側面は石で覆われていますが溶岩ではありませんでした。そして祠も浅間祠じゃないような気がするんです。デザインがちょっと違う。ネット上の富士塚リストやブログなどではこれを富士塚としているものがありますが、これは富士塚なのか? 　それとも公園の名前になっている鐙塚なのか？

　境内にはそのほかにも小祠がいくつかありました。ちなみに鐙（アブ）塚について調べてみると、地名の由来について（佐野市HP）

(1) 永禄2年方量のとき鐙塚村と称すなり。 (2) 伝承によると、建武2年(1335年)に亡くなった尊雲法親王の首を埋めて塚としたのを、村民が尊んで阿武塚と呼んだのに由来するといわれています。 (3) アブは、アバの転で動詞アバク(褫く)の語幹であり、崩壊するという意です。ヅカはツカで小高い丘、台地を意味します。鐙塚は三杉川の氾濫によって浸食を受けた崩壊地に由来する地名ではないかという説があります。

　フォトギャラリー：https://minkara.carview.co.jp/userid/946290/car/796726/2916914/photo.aspx