毎年、東京都写真美術館では、写真の起源にフォーカスして、美術的のみならず、歴史的にも意義のある展覧会を行っています。
今回の「日本初期写真史 関東編」では、高橋則英氏(日本大学藝術学部 写真学科教授)の監修のもと、三部構成で幕末明治期における関東地方の写真文化を紐解きます。一章では歴史を概観し、欧州における写真発祥から日本への輸入や普及するまでの歴史と写真技術を俯瞰します。二章では制作者に焦点をあて、関東地方を訪れたり、この地を基盤として活動した写真家や写真技術者たちの作品を展覧するとともに、一都六県それぞれで開業した初期の写真家たちも紹介します。最終章はペリー来航時の肖像写真から建設中の東京駅まで、バラエティに富んだ幕末明治の写真群が一堂に会し、その積層する写真文化を鳥瞰する貴重な機会となっています。
--------------------------------------------(公式HP)
渋谷でのSHOW-YAのライブ前に時間があったので恵比寿に回り道をして東京都写真美術館に立ち寄りました。恵比寿ガーデンプレイスでのライブというのはありましたが、写真美術館は初訪になります(3つの企画展示してあり、そのうちの一つは宇宙モノでしたが時間の制約もあり2つのみ観覧)
内容的には上のとおりなのですが、一つ気が付いたのは、現在ではデジタル化されてるのでレタッチできますがそれは邪道で写真は本来撮れたままの写実.....ではないのではないか? 写真の初期から修正や合成はあり、またモノクロ写真に人の手で彩色したものはそれ自体が一つのジャンルといってもいいくらいに見えました。ちなみに、今回展示されているような感じの写真にしたければ現在では苦労してレタッチしてるのはちょっと滑稽でもあるか。
要は、世界をそのまま切り取りたい.ではなくもともと何らかの構成をするものだと思われ、それを今はコンピューター上でやっているからと言ってさほどオカシナなことではないのではなかろうか。
Posted at 2020/12/13 20:02:16 | |
トラックバック(0) |
アート | ビジネス/学習