新たな形の神社古墳（橘樹神社）

去る１１日に千葉県茂原市を訪れましたが、到着が夕刻だったので１箇所だけということで橘樹神社を訪れました。

　
　　本殿の裏手に古墳があり、かつては本殿はなく拝殿から古墳を拝むようになっていたようです。古墳が御神体といっても良い。これまでブログで「神社古墳」と書いてきたものは古墳のてっぺんに神社があって、古墳を利用してるが御祭神と古墳の被葬者は関係ないというもの。ところがここは御祭神の弟橘媛の御陵ではないかとされる、（私にとっては）新たな神社古墳の出現です。


日本武尊の東征の際、相模から上総へ渡ろうとしたときに海上で暴風に遭い、弟橘媛が海に身を投じて日本武尊の難を救ったことから、日本武尊が弟橘媛の御陵を作り、弟橘媛の櫛を納めて、橘の木を植えて祀ったのに始まると伝える。古事記に「七日の後、その后の櫛海辺に依りき。すなはちその櫛を取りて御陵を作り治め置きき。」とあるのが当社のことであるという。



　実は神奈川県川崎市にも橘樹神社があり、近くの富士見台古墳が弟橘媛の御陵といわれてきたようです。

　
　↓橘樹神社の境内社で発見した張り紙、誠に嘆かわしい。

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