久しぶりの富士塚（川越市川越市久下戸の氷川神社）

（埼玉県川越市久下戸の氷川神社）

　去る４月１７日に川越市久下戸の氷川神社で富士塚を目撃しました。以前にもこの地域に来ていますが、その時は駅から徒歩で氷川神社には立ち寄らず、今回は車で移動中に神社らしきものが見えたので立ち寄ってみました。

　富士塚は車を止めた鳥居のところのすぐ左にあったのですが、はじめは気が付かずに本殿までいき、その近くで力石を発見、振り返って戻ってみると盛り土のようなものがありよく見ると富士塚でした。

　
　

　富士塚の脇には「寛保二年大洪水、水位」碑があり、この水位が富士塚の高さにほぼ合致するように見え、それは正しかったのですが水位自体が推測によるものでした。

　その昔、この水位標のところまで大水が出たことが書かれているのですが、そもそも当地の偉人である奥貫友山の『翁大水記』の中に、奥貫家縁側及び氷川社石灯籠を典拠に水位を記録した箇所がありました。
これをもとに、川越市教育委員会が実測したところ、寛保2年（1742）大水の洪水位は標高9m50cmで、氷川神社境内にある富士塚の頂上がこれにあたると推定しました。
このことを永く後世に伝える為に、記念の碑を建立したそうです。

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