ひがしかぜのブログ一覧

　群馬県太田市の塚廻り古墳群第４号古墳にはもう何度も訪れています。この近傍で仕事が入ることが多いことと、古墳としては珍しく水田のど真ん中にあり日光浴？にちょうどよい、また復元されて並べられている埴輪も面白い、ということもあります。

　土地改良工事の際に偶然発見された７基の古墳のうちのひとつで、これ以外は埋め戻されたようです。埴輪の造形と出土位置に重要な意味があるようです。

　２２日昼にも来ました。暑い。冷却系（クーラント）のテストも兼ねていました。古墳の脇でエアコンつけてのアイドリングでは、外気温３４℃でも水温は８２℃のまま。また帰りには都心部通りましたが、首都高での渋滞で水温８４度までしか上がらなかったのは、これまで１００度まで上がることもあったのと比べてその差歴然です。 というより、純正状態での冷却系はやっぱり弱いと思います、実用上問題ないとはいえ、渋滞で水温１００℃がザラと言うのはどうか。クーラントはサーキット走行しなくても交換する意味ありそうです。

　（画像はしおりのようにも見えますが、説明板の露光の関係で偶然です）

　更に暇にまかせて塚田歴史伝説館にも立ち寄りました。

　江戸末期創業の木材回漕問屋で江戸深川の木場まで木材を運んでいた塚田家ゆかりの品々やロボット人形の展示。

　内容はＨＰ参照として、近頃の探索では北部関東平野＝繊維というイメージができかかっていたところ、材木（建築）という観点が加わりました。

　近くには「うずま川秘話」のうずま川や子無橋転じて幸来橋などがあります。対岸からみると蔵屋敷の雰囲気。

　２１日は昼休みが長かったので、更に探訪しましたが、古墳ばっかりでも何だなと思い、栃木市都賀町升塚に行ってきました。

　なんでも「大永の合戦（大永3年宇都宮氏と皆川氏の合戦）での戦死者を、住民が敵味方の区別なく埋葬供養した塚」ということですが、現地に行ってみると方墳のようでもあります。

　大永の合戦ってなんだっけ......戦国マニアとかわかる人はすぐわかるんだろうな。このあたりは「合戦場」という地名や駅があって「合戦場クリニック」とか面白いネーミングの看板もありました。

　

（神社古墳になっていて、正面の浅間神社の鳥居）


　２０～２２日は関東平野北部に仕事に行ってましたが、２１日午前はかなり早く終了したので、例によって古墳めぐりです。まずは以前にも訪れた愛宕塚古墳（の神社）に参拝、ここは参道が妙に？落ち着いた感じで良い。

　そして、検索したところ東日本最大級の円墳とある千駄塚古墳に向かいました。ついてみると神社古墳で、浅間神社とあることからこの古墳を富士山に見立てたものだろうと想像がつきます。



　こんもりとした森が千駄塚古墳だ。頂に富士山信仰の浅間（せんげん）神社を祀り、入口には鳥居が構える。別名「浅間山古墳」ともいわれる。　千駄塚古墳群の中心墳ともいえ、北に宮内古墳群、南に牧ノ内古墳群を従え、この３つで間々田地区の一大古墳群を形成している。　思川の段丘上に築かれた東日本最大級の大形円墳で、関東有数の大きさを誇る。直径は約７０ｍ、高さは約１０ｍを測る二段築成。截頭円錐形（さいとうえんすいけい）の墳丘を幅１５ｍ?２０ｍの周湟がめぐり、とくに西と北側にはっきりと残る。　埴輪（はにわ）・葺石をともなわず、内部主体が未調査のため築造年代は不詳だが、古墳時代後期とみられる。　墳麓には近くの古墳から出土した家形石棺が保存されている。昭和３２年（１９５７）８月２７日、石棺が考古資料、古墳が史跡として県の文化財に指定されている。　空から見ると、木々が生い茂るまあるい形をした森だ。 　　　　　


 

　上っていくといろいろな小さな神社があって、頂上に浅間神社があります。参拝後に社殿をみると、墳丘や参道を地域の人々が整備したことがわかります。自治体からの補助があったのかはここからはわかりません。  

　神社としてみれば富士山信仰に関係した富士塚とも言えます。そういう観点から詳しく書かれたブログがありました。 

　付近を散策すると、石棺と大きな石が固まっていて、その時はこの古墳から出土したものと思っていたのですが、どうも近くの別の古墳のものらしいです。割と小さく大人が足を伸ばして入るのは無理そうです。当時の人々の体格が小さかったのか、あるいは被葬者が子供と言うこともありえるか？ 


　更に石棺の近くの石が支石墓のように見えるのですが、後世意図的にそう並べられなものだと思います。もし本物なら古墳より相当古いことになります。