
(埼玉県さいたま市大宮の浅間町富士塚の麓にて。自治会館になっている)
埼玉県さいたま市で仕事がありそれだけなら電車で移動して帰りは都心を経由するというものアリですが、午後は群馬だったので車移動となりました。
まずは以前から気になっていた
大宮駅近くの浅間町を訪ねました。
浅間神社に富士塚あり、自治会館が隣にあります。もともと神社の境内だったところに自治会館が建っているような気もするがはっきりしません。富士浅間信仰とコミュニティの一体化を感じさせるが、もともと政教分離という概念は古来からのものではないし、江戸時代において寺などは今でいう市役所的な役割もあったらしいですから、そこに違和感はありません。登山道が二つあり中腹には小御嶽神社の石碑もあり、大きさはそこそこながら立派な富士塚です。
フォトギャラリー:https://minkara.carview.co.jp/userid/946290/car/796726/2896248/photo.aspx
さて、午後から群馬県に移動。あらかじめどこにどういう神社や富士塚があると調べてから現地に向かってもよいのですが、仕事の関係でどれだけ時間が作れるかわからないので、あらかじめ調べてはいないことも多いです。運転中に富士塚らしきものが目に入ったので急きょ引き返してみると
長良神社(
群馬県館林市下三林町)でした。そして鳥居の左手には富士塚があり、まず中腹には「浅間大神」の石碑があるが、社殿内は「仙元大日神」と、一つの富士塚に二つの名前(仏教の影響による)が混在しているという新体験がありました。また石碑の紋章が富士山の左右に月日ではなく、現地でネット検索では
月参講というものであることがわかり、これも初めての出会いでした。
館林市を出て、利根川ほとりの、
群馬県千代田町下中森の「
長良神社」にも参拝しました。ここでは塚もありましたがそれは「写真」の記事にUPしてあります。ここでは祠の長屋を発見しました。察するに、付近の祠のような小さな神社が合祀された際に境内の祠の形で残っているもので、神社の名前と元の場所の表示がある。それぞれの由緒まではわからないが、歴史とアニミズムのような素朴な信仰心を尊重する文化がうかがわれます。
フォトギャラリー:https://minkara.carview.co.jp/userid/946290/car/796726/2896291/photo.aspx
Posted at 2011/12/02 22:01:02 | |
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