サイケというよりアート・ロックなの,これは。69年に発表された,これぞ幻の1枚。暗澹たるうねりで気色悪い世界を構築。完成度ではなくココロイキを聴くべき。松本,細野が若くして曲者だったことがわかる。特に⑤「タンジール」は美しい名曲。
Psychedelic Japanese band featuring Haruomi Hosono on Bass.
This is classic blues inflected psyche-rock, the vocalist Chu Kosaka sings in English on most tracks and you would swear these guys are from the states. Features a cover of Bob Dylan's 'Pledging My Time'. Originally released in 1969. (amazon)
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このところHR/HM系のライブ参戦予定が多くその予習の音源収集に時間をとられていますが、日本のロックの起源からの探索も投げたわけではありません。
YMOからはっぴいえんどにさかのぼりましたが、今回ははっぴいえんど前夜まで遡り、細野晴臣と松本隆が参加していた
APRYLFOOL。 もともとリアルタイムでYMOを聴いていたとき(30年以上前)は坂本龍一を軸に捉えていたのですが、今やってるのは細野晴臣を軸に捉えてみる試みです。はっぴいえんど→細野晴臣や大瀧詠一は“歌謡曲”にも楽曲を多数提供していますから、そちらの方面にもつながるかもしれません。
聴いてみた印象では様々な試みがされています。懐かしい?スプリング・リバーブでの遊びも。全体としてブルージーですね。
ロックの起源をたどるとブルースというのがうなずけるアルバム。そしてロックとGS(グループサウンズ)の接点でもあるらしいのですが、わかりやすい解説がありました。
僕にとって、細野晴臣さんとの出会いは、「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」を聴くようになってからです。その後、「YMO」を聴かなくなるのと同時に細野氏の音楽からも遠ざかっていましたが、「COCHIN MOON」を聴いてから細野氏の音楽にどっぷりとはまってしまいました。そんなミルミルの細野晴臣氏の紹介です.....中略....
サイケデリックな曲が含まれているこのアルバムは、日本のロック史上に残る1枚ではないでしょうか。(ミルミルのHP)
私同じようなものでして、YMOを聴いていた当時に個々のアーティストや音楽の起源を探るという発想がなかった。(更には 受験とかでカネも時間もなかった)
今後はHR/HMと並行してはっぴいえんどとYMOのあいだ(トロピカル三部作とか)に進みます。その前に「定本 はっぴいえんど」(入手済み)
↓ You Tube 上の Full Album (著作権がらみでいつ消えるかわからない)