
(←シェルター風の感じの石室入り口の扉)
久しぶりに古墳ネタとなります。
埼玉県行田市を軽く探索しました。通常ですとさきたま古墳群には立ち寄るのですが、今回は時間のつごうもあり地蔵塚古墳を再訪。記録によれば、2011年12月に来ていました(11月に近くに来て工事中で接近できず12月に再訪している)このときのブログ記事は古墳めぐり(埼玉→栃木)となっていて地蔵塚古墳が特だしではなかったので、再掲することにしました。
登っていくと地蔵があり、社殿のようなものの中も地蔵で神道色がないものでした。これが浅間神社なら古墳利用の富士塚になりそうなものですが、まさに「地蔵塚」です。
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この古墳は若小玉古墳群に含まれ、墳頂に地蔵堂が安置されていることから、地蔵塚古墳と呼ばれています。
墳形は方墳と思われ、築造時期は7世紀中葉と考えられています。規模は、一辺約28メートル、高さ約4.5メートル、周堀幅約1メートル、深さ40~50センチメートルです。石室の形態は胴張りで、奥壁と天井石は緑泥片岩(りょくでいへんがん)、他は安山岩の切石を用いています。奥壁及び側壁下には、根石が置かれていました。遺物としては、石室内から鉄鏃(てつぞく:鉄製矢じり)片や須恵器片が少量出土しています。
この古墳の最大の特徴は、左壁・右壁及び奥壁に線刻画が描かれていることで、烏帽子(えぼし)を被った人物、弓を引いている人物、馬、水鳥、家と思われるものが描かれています。これらの絵からは、広々と広がる沼で鳥が遊び、舟に乗り、かいで漕ぎ渡る景色が想像され、この石室に葬られた人物の生前の姿を描いたと考えられます。
-----------------------------(行田市HP)
石室とは反対側の公園から見ると、
このようになっています。また、行田市HPには草が枯れている季節の写真があり墳丘の形がわかりやすいです。草ぼうぼうの時期は古墳探索はあまり良くないかもしれません。
Posted at 2022/06/21 19:18:15 | |
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