2022年12月18日
ブログの記録を改めてチェックするともう何年も自己精神分析のようなことをやっていました。音楽方面ではYMO(Yellow Magic Orchestra)系とHR/HM系がありますが、前者についてその歴史をたどりつつ「もうYMOはすぐそこです」と2015年に書いたっきり放置、ただ1年前からDX7の収集等再起動の兆しがあり、来年には音楽部屋作成を考えているところです。精神分析と言えば過去の記憶をたどって自分を再発見するということですが、実際には往々にして記憶の変容“後付け”があることが判明しています。私の場合も勝手な自意識で“物語”を作ってしまっているかもしれません。そこで、より具体的に検証してみます。私にとって一体YMOとはなんであったのか?
最初にYMOを聴いたのは小学6年生くらいの時にラジカセで友人に聴かされた時ですが、曲はRYDEEN とTECHNOPOLICE でしょう(記憶アリ)。当時は歌謡曲も聴いていたのですが、どういう経緯でハマっていったのか明確な記憶はありません。ただほぼ確かなことは次のような“事実”です。
① 当時レコードを買い集めるなどできず、よくFM放送を“エアチェック“していた。(今の人には通じない? ラジオ放送で流れる曲を録音すること、当時はもちろんカセットテープ)その中にYMOライブがあり(どういうわけかNHK FMでよく流されていた)
② CBを始めた頃は ICB-R5とラジカセを繋いでYMOの曲を“放送”するなどしていた。
③ LPレコードを買うようになるのは後になってからで、初めはカセットテープ盤を購入していた(1タイトルが月収相当である)
.....そして、最初に手にしたカセットが「YMO大全集」だったと思います。(確実な記憶はないが時期やパッケージの色などから)友人との会話でYMOは「これまでの曲はこれに入っていて、あとはアレ(TECHNODELIC 1981年 ?)を買えば揃うんだよ」と言ってたのを覚えていますが、それでは全然そろわないわけだしこの段階では全曲は聞いてなかったんでしょう。ところで、この「YMO大全集」は’82と称しつつ1981年発売ですがアルバム『BGM』の曲まで、すなわち中期まで収録されています。
もしYMOにハマるのがBGM出たあとだったなら、ミクロにはリアルタイムじゃなくて少し遅れてたことになります。つまり、初期のRYDEENなどの人気曲の時代からリアルタイムでのめり込んでいたわけではないことになります。このあたり「自分は最初期からYMOの熱烈なファンだった」という物語の創作になっていないか、真の自分史を明らかにしたい....... 1981年『TECHNODELIC』は間違いなくハマっちゃった後の発売で、最初の曲 PURE JAM が(私にとって)とんでもない衝撃だったことは覚えています。ということで、次のような歴史が考えられます。
小学6年生くらいのとき友人経由で初めて聴いたが、直ちにのめり込んだわけではなく、その後徐々聴くようになったのでしょう。それには流行も自分の感性も関係したでしょうが、元々流行に敏感だったり流行を追う性格ではないです。で、かなりハマったのは恐らく1981年くらいで、ミクロ的にはリアルタイムではなく少し遅れていたことになります(ここ重要、詳細に検討すると本当に最初から聴いてるのはNEMOPHILAだけです。)そのころには、「俺は歌謡曲なんかとは違う音楽を聴いているんだ!」という変な自意識がありました、だいたい(大)流行で多くの人が聴いていたしたしその前は自分だって「AMラジオ的歌謡曲の時代」だったのにね。
さて、このたびこの「YMO大全集」カセットがヤフオクで入手できました。これで初めての〇×シリーズに
初めて購入し所有した音楽コンテンツ
が加わりました。その後全曲集めようとして各アルバムのカセット版を購入していったのですが、それらも現在入手中です。聴くだけなら Spotifyで聴けますが、自分にとって意味のある“品”はフィジカルで持っていきたい気持ちです。人生の答え合わせのようなものですので。
もう歳はバレてますね。そこで詳細に検討すると
1979年ー小6-RYDEENなどが入った『Solid State Survivor』発売、友人に聴かされたことはあり得る。
1980年ー中1-ライブアルバム『Puplic Pressure』発売、世間的にはこのあたりが人気絶頂
1981年ー中2 『BGM』『TECHNODELIC』発売、マニアックになっていく
私は時期的にはこのころからハマっていったらしい。初期の曲も嫌いではないが。TONPGPOOなんかも
1983年末ー高1末 YMO散開
散開後もsolo albumも含め聴き続けてきた。
ということで、YMOについても大衆的な流行よりマニアックさに惹かれたことも考えられます(それもまた物語の創作かもしれませんが)
Posted at 2022/12/18 18:05:52 | |
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