Twitterでキノコ情報も流れてくる中でこの毒展の情報が流れてきました。ここでは毒というのが「毒きのこ」のイメージなわけですが、実際は「毒」にはいろいろな種類があります。
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「毒」は基本的にヒトを含む生物に害を与える物質として理解されています。しかし、毒のなかには単に毒にとどまらず、薬効をもつものもあります。「生物に何らかの作用を与える物質」のうち、人間にプラスに働くものを薬、マイナスに働くものを毒と呼んで、多様で複雑な自然界を理解し、利用するために人間が作り出した概念と考えることができます。人体に有用なものでも、取りすぎると毒になることがあります。また、アレルギー反応にみられるように、感受性の高低によっても毒性は異なります。
本展では動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学の各研究分野のスペシャリストが徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの視点で解説していきます。毒をテーマにした特別展は、国立科学博物館では初めての開催となります。
自然界、そして人間の社会にはさまざまな毒が存在します。毒とそれに関わる生物との関係を知ることは、自然界の神秘と驚きに満ちた一面を知ると共に、現代社会を生きるうえで大きな助けとなると考えています。
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上野公園界隈は博物館や美術館が集まっていてよく訪れたものですが、近頃はコロナでチケットが予約制になるなどの影響もあり遠のいていました。当日は平日なのに結構人がいました。展示は毒全般を網羅しようとするために教養番組的な感じがありましたが、解説をちゃんと読めば“考え方”も押さえられてました。きのこ関係ではよく知られていますが、人間にとっては“毒”きのこでも他の動物は平気で食べていたりする....ので「毒」ってのが普遍じゃなくて人間にとっての概念であることは重要です。そういえば「害」虫についても同じことが言えるかもしれません。
ただ、マイクロプラスチックとかその他汚染物質で人間だけじゃなく誰にとっても毒というものはあるでしょう。ただこれも「金属を食べる菌」があるようにその“毒”を食物とするような進化がないとも限らないんですが.....でもそうなったとしても彼らは知的生命体ではないでしょうね。
また、毒を体内で生成するのではなくて食物から取り入れた毒を攻撃や防御に使ってる生き物がたくさんいる、人間も環境を汚していくとしまいには自分が毒になるかもしれませんね。
さて、きのこについては実際に展示されているのは実物ではなく模型で雰囲気を出しているだけになりますが、教養番組的なので美術館に行ったらレプリカが展示されてたというのとは違います。ショップでベニテングタケとツキヨタケのぬいぐるみを発見しました。
Posted at 2023/02/03 08:31:33 | |
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