ロンドン、シンガポールの観客を感動の渦に巻き込んだモンゴル発の豪壮なスペクタクル舞台がいよいよ日本初上陸!!2022年に本国モンゴル国内にて180回以上のロングラン公演を上演し、10万5千人を動員した舞台
『The Mongol Khan(モンゴル・ハーン)』
古代モンゴル帝国の栄華と謎に満ちた3000年の歴史を背景に、愛と野望、裏切りと復讐、そして王位継承をめぐる壮大な戦いが繰り広げられる歴史ドラマは、その後ロンドン・ウエストエンド(約3万人動員)、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズシアター(約3万人動員)でも上演され、高い評価を受けました。
50名を超えるパフォーマーが織りなす物語は、伝統と革新が融合した舞台美術、モンゴル伝統楽器や歌唱を用いた歌と生演奏のオリジナル音楽、ダイナミックなダンス、そしてパペットを使用した演出などを駆使して、観客の想像を超えた華やかでスケールの大きなスペクタクル作品を創り上げました。
【あらすじ】
2000年前のモンゴル帝国。二人の王妃が産んだ王子.......
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この「モンゴルハーン」ははじめXで情報が流れてきたのか駅の大きな広告で知ったのか忘れてしまいましたが、いずれにしても開幕直前に知りました。観劇はほとんどしていないのですが、数年前「銀河鉄道999」シリーズでの演劇を観に行ったことがあり、生の演劇もいいものだなあ、という印象はありました。しかし、それだけでは観に行ってはいなかったかもしれません。それにちょうとアマプラで「マルコポーロ」というドラマを見終わったタイミングが重なり「モンゴル帝国」という言葉に惹かれたのですね。ところが、実際は皆が知っててタイトルから連想するであろう「モンゴル帝国」ではなくそれよりたいぶ昔の“匈奴”が舞台だったのです。
ここでモンゴルというのは地域名でもありますが.....歴史をひもといてみると
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モンゴルの歴史
匈奴(紀元前3世紀-紀元後1世紀)、鮮卑(紀元後93年頃-234年)、柔然カガン(330年-555年)、第一次突厥カガン( 552年-603年)および第二次突厥カガン(682年-744年)など、さまざまな遊牧民族の帝国が、現在のモンゴル国一帯を支配していました。準モンゴル語族の言語を使用していた契丹族[1]は、遼王朝(916年-1125年) として知られる帝国を建国し、モンゴル国と中国北部、朝鮮北部、現在のロシア極東の一部を支配しました。
1206年、チンギス・ハーンはモンゴル諸部族を統一し、彼らを戦闘部隊に鍛え上げ、世界史上最大の連続帝国、モンゴル帝国(1206-1368)を樹立した。モンゴル帝国の分裂後、モンゴルはハンバリーク(現在の北京)を拠点とし、霊北省の一部として統治された元王朝(1271-1368)の支配下に入った。モンゴルにおける仏教は、元の皇帝がチベット仏教に改宗し、広めたことから始まった。
1368年にモンゴル主導の元王朝が崩壊した後、元の朝廷はモンゴル高原に撤退し、北元王朝(1368年~1635年)が始まりました。元王朝の崩壊後、モンゴル人は以前の内部抗争のパターンと古いシャーマニズムの習慣に戻りました。仏教は16世紀と17世紀にモンゴルで再興しました。
17世紀末、モンゴルは満州族主導の清朝の一部となった。辛亥革命の間、モンゴルは清からの独立を宣言したが、事実上の独立を確固たるものにするには1921年まで、国際的承認を得るには1945年まで苦闘を強いられた。 [2]その結果、モンゴルはソ連の強い影響下に入った。1924年にモンゴル人民共和国が宣言され、モンゴルの政治は当時のソ連の政治と同じパターンをたどり始めた。 1989年の革命に続き、1990年のモンゴル革命は複数政党制、1992年の新憲法、そして市場経済への移行をもたらした。 (jmedia.wiki)
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↑ 高校世界史でもお馴染みの国名がたくさん出てきますね。モンゴルハーンとかモンゴル王とはいわゆる「モンゴル帝国」ではなくモンゴル地域の(あるいはモンゴル人の)王ということだったようです。
まあ、このことが演劇の素晴らしさには直接影響ないのですが.... 前の席からは字幕が見にくかった以外は素晴らしく,音楽・衣裳もゴージャスでした。音楽は打楽器のリズムが圧倒してくる(音は生演奏ではなくスピーカーから出てる)、衣装は相当凝っていて、パンフによれば考古学的な知見から「匈奴の」衣服を再現する趣向。 劇の内容は「叙事詩」ということで史実ではないのですが、あり得そうな人間ドラマで、セリフがある登場人物は少ない。周りの大勢のダンサー? は人の情念あるいはそれを支配する精霊を可視化したようなものですねぇ、
ライブの合間に急遽予定を滑り込ませた感じですが、これを機に演劇にも再び目が向き世界史学習のモチベーションにもなりました。
Posted at 2025/10/13 08:38:42 | |
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