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2015年05月03日

最後の定期夜行急行列車「はまなす」に乗る。

最後の定期夜行急行列車「はまなす」に乗る。












     



     



いくつ夜が明けただろう。
観光をすませた二人はまた札幌駅にいた。




実は出発前に、
「帰りどうする?飛行機でいいよ」
「はまなす、乗りたいのならいいわよ」

彼女も随分洗脳されたようだ、「はまなす」に食いつくなんて^m^
喜び勇んで「はまなす」の空きを確認するわたし。

現在、定期で走る夜行客車急行はこの「はまなす」しかないのだ。
1988年青函トンネル開通に伴い廃止になった青函連絡船深夜便の代替えとして誕生。

わたしも初めて北海道に来たときは青函連絡船だった。
出港の銅鑼の音が今も忘れられない。




         ☝ さすが優良列車はジャストスタート(^_^)v


札幌~青森を結ぶこの列車、マニアだけでなく普段使いでもその存在価値は高い。

人気の「のびのびシート」はおろかB寝台にも空きはなく、やっとキハ183系グリーン車の座席を移植した「ドリームカー」の指定券を確保できた。

素敵な夢が見られるかしら♡





入線時間の21:38が近づいてきた、平日の夜間と言うのに撮影組が何人もいる。
札幌駅は三脚OKのようで何人かは立てて待っている。

ゴーーー。
北斗星カラーのDD51が単機で客車を引いて入線してきた。





ピカピカに磨かれた機関車に比べ、急行からなのかつながれた客車の傷み具合は相当のもの。つや消しと見間違うほど青い車体に輝きがない。



 

       ☝  猫好きとしては、猫の方が伸びるのに~と思うのですが^^

これが普通指定席扱いで横になれる上にリネンまで完備されている「のびのびシート」。
まさに船の二等カーペット席と同じ、そういえば連絡船にも枕や毛布の用意はあったなぁ。





余談だけど、ただ今人気の特急「サンライズ出雲・瀬戸」の同類「のびのび座席」には枕も毛布も用意してないので、念のため。



 



こちらお馴染みと言ってももう他では臨時の「北斗星」以外では乗る事のできない開放B寝台。


      


客車の下に発電用ディーゼルが分散された14系なので、ホームのあちこちにエンジンの音が響き渡る。





     ☝ リクライニングがしっかり倒れることをアピールするピクトグラム

 さあ、切符が取れた「ドリームカー」。




シートピッチは、特急グリーン車の標準数値と同じ1,160mm。リクライニング角度は特急時代より更に深く、145度まで倒れて安眠を誘ってくる
・・・はず。





    
 ☝  「ドリームカー」の端についているミニラウンジ 特に必要性は??

座席は結構埋まっているようだ。
特急のグリーン席と同じとはいえ、お古。
どうも座席のあんこがしっくりこない。
おまけに、なんだこの暑さは。
アロハ着てちょうどなくらいだ。

車内検察がすんだら自由席へ移動する人がいる。
あとで分かったのだが、自由席の方は空いていて一人~二人で1BOXが使える程度の混み具合。

元グリーン車のシートで、前後のシートピッチもあり、リクライニングは深く倒せるとはいえ、横幅が広いわけでなく、隣が見知らぬ人だとすれば余所へ移る選択は悪くない。
それにもまして今日のこの車両(5号車)は暑すぎる。


と言っても寝むれないほど繊細でもない私は・・・zzzz。
1時を回ったところで目が覚めるとさすがに暖房が調節されていた。

これでしっかり眠れる・・・zzzz。

次に目が覚めたのは函館駅に到着前だった。
車内放送で「函館から進行方向が変わりますから周りの方と相談の上座席を転換していただければ・・・」などと言っていたけど、こんな時間に消灯された車内でそのような事が可能なのかしら。

2:52定時に函館到着
青函トンネル新幹線試験走行等の為に、函館の発車時間は通常ダイヤより34分遅い3:56。


 



ホームの頭端側ではDD51の開放が始まっていた。

静かな深夜のホーム、おまけに4月とはいえ寒い。




何人かの同類が反対側に付くED79の入線を待っていたが、流石に64分の停車時間を持て余し気味。


いたんだ車両が日本最後の定期夜行急行のこれからを暗示されて辛い。


深夜のホームで寒さに負けずに撮影するわたし。




             ☝ 装甲車を連想させる窓














       ☝ さすが北海道、「男は黙って・・・」(^_-)-☆






発車の16分前に牽引のED79が入線する。





正確な操作、確認、間違いのない仕事が行われてゆく。





今日のED79はこれも昭和50年生まれの7号機。

 


前後にしっかり「はまなす」のヘッドマークがついている。





よし、旅の残りは任せた。



 


暑さをみんなで切り抜けた5号車は、さすがに仲間意識が生まれたのか座席はみんな進行方向へ向けられている。隣の6号車はほとんど転換していないのに。





















    


















調節された暖房のおかげで青函トンネルの中はしっかり眠れた・・・zzzz。



 



到着前、まだ消灯中の車内、朝の微睡のひととき・・・^



    


「今日は青函トンネル新幹線走行試験等の為平常ダイヤより遅れて619青森駅に到着いたしますので、新青森617発のはやぶさ4号にはご乗車にはなれません。青森駅では新青森行に乗り換えて649はやぶさ8号と連絡しております」と繰り返えされる車内放送。

(ハイケンスのセレナーデ付車内放送の録音に失敗いたしました事、深くお詫び致します)





      ☝ 到着してしばらくすると、DE10が迎えに来た。





私らは743「はやぶさ10号」の切符を持っているので青森駅ではしばしの撮影タイム、そして歯を磨いたりお化粧直したり。





                     ☝ 青森駅名物、長い跨線橋


間合いで運行する特急編成使用の普通で新青森へ。





34号車自由席の車両にご乗車ください」と案内してた。

 




青森駅ホームには柱毎に『新青森へ行かれる方は「奥羽本線」だよ』の案内が付けられていた。





でも青い森鉄道の車両が新青森行になったりするので、だまされないように(^_^;)



奥羽本線側へ一駅、約5分で新青森到着。


 
  

行きは10時間余りかけた東京~青森間、帰りは「はやぶさ」だと3時間20分。





「はまなす」での疲れを考慮して、グリーン席をおごってみたけど、この座席レッグレスト(○のところがボタンでせり上がってふくらはぎを支えてくれる)がいいですな~。


盛岡ではいつもお洒落な「こまち」姫がすり寄ってきた。


   


仙台でグリーン席はほぼ満席、皆さんベテラン企業戦士風。
E5系グリーンの座席は個人的にお気に入りの681,683系グリーン席に匹敵する心地よさ。

大宮で乗り換えないで一度東京へ戻って乗り換えるのが私流^^
東京11:44発はくたか561号で新高岡へ

長野からトンネル続きで富山平野へ飛び出したとき、雄大な立山連邦のお出迎えはわが県最高のおもてなし。来県の皆さまお楽しみに♪





結構乗車のある城端線新高岡駅。

新幹線使用時、高岡駅横の中央駐車場利用も十分ありですな。



雨を交えた寒い北海道だったが、乗り鉄冥利に尽きる楽しい旅行でした。


惜しむらくは一部の動画撮影に不手際がありお見せできない場面が出てしまった事(^^



 

よ~し、また撮りに(録りに)来るぜ(笑)



 

では  また  =^_^=



 

PS.急行「はまなす」を過大評価していた家内は、その現実にげんなりしてしまいましたとさ(笑)





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Posted at 2015/05/03 19:49:29

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この記事へのコメント

2015年5月3日 21:47
本場の味サッポロビール!!

でも本社は東京
コメントへの返答
2015年5月3日 22:12
学生の時、北海道民はビールを継ぐとき「(コップの)星まで飲め」と言ってついでくれたけど、今でもそうなのかしら^m^
2015年5月3日 22:38
こんばんは(^.^)

お!サッポロビール!
設立者の一人、大倉喜八郎は私の地元の人なんですよね( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ♪

という話はさておいて...

こういう客車も傷みますね。昭和50年だと...40年選手ですもんね(^^ゞ
ということはそれより前に生まれている私も相当な傷み具合...かな(笑)

寝台車、私はまだ乗ったことがないんですが...乗ってみたいですねぇ(*^▽^*)

コメントへの返答
2015年5月4日 7:59
おはようございます(^o^)丿

おや、そうなんですか、流石博学でいらっしゃる(^_^)v

電気機関車は昭和50年生まれだけど、この客車たちは46年以降の産ですから、確かに痛みますよね。まあ車に比べればまだまだ現役第一線ですから長生きですが^m^

新潟からだと昔は大阪行に寝台がありましたけど、東京までは近いですものね。

今では少なくなりましたが、是非寝台車が走ってるうちにご乗車下さいませ♪
2015年5月3日 22:42
いい旅ですね\(^o^)/
というか、本当写真いい所に目をつけられますね…!!
素敵なものばかりで、今日も私も旅情緒を楽しませて頂きました(^^)
コメントへの返答
2015年5月4日 8:06
ありがとうございます(^o^)丿
時刻表でダイヤがつながるとワクワクします♪
「はまなす」は札幌発車からどれくらいだか、やたらに暑くて、寝れなかったら文句言いに行ったでしょうね。寝れちゃいましたけど(笑)

その昔『鉄道ジャーナルの列車追跡シリーズ』で洗脳されまして(^^ゞ
2015年5月3日 22:56
こんばんは(^^)

鉄道旅行案内人と云った感じですね(笑)

それはさておき、飛行機ではこんな味のある
旅は無理ですし陸を走る鉄道の方が数倍リアルに
楽しい筈。

良いですよね、やっぱり♪
コメントへの返答
2015年5月4日 8:10
おはようございます(^o^)丿

スポンサーでも付かないものかと(笑)

目的地に着いてからが旅行なのか、移動する間も旅なのかと言ったところでしょうか。

飛行機のメリットも認めたうえで、こんなのんびりと疲れる旅が好きですね♪
2015年5月4日 7:37
おはようございます。

帰りも列車の旅だったんですね。

盛岡駅でのこまちの連結、私も出張の時、結構見ています。(^^)
コメントへの返答
2015年5月4日 8:12
おはようございます(^o^)丿

了解を得ましたのでお言葉に甘えて(^_-)-☆

分割併合、京急も早いけどはやぶさ&こまちは流石ですね(^_^)v
2015年5月4日 16:46
おつかれさまでした〜。

いやいやおふたりでこの行程とはうらまやしいですな。帰りはフェリーの特等かと穴狙いをしてました。

はまなすは乗ったことがありません。とかく寒い国は暖房が効きすぎるような気がします。
新青森は奥羽線って気をつけないといけませんね。
コメントへの返答
2015年5月4日 20:38
こんばんわ(^o^)丿

ほんとにフェリーで密かに帰ったのを当てられたら、もう路線バス乗り継いでいくしかなかったですね(笑)

新幹線で函館~青森となると実質値上げですものね、そこまで早くなくていいって人も多いと思うのだけど^_^;

青森=東北本線的なイメージは危険でした(^^ゞ
2015年5月4日 21:13

こんばんわ。

あら、帰りもね。
流石♪。
また、良いものを見せてもらいました。(笑
コメントへの返答
2015年5月4日 21:36
こんばんわ(^o^)丿

でも新青森からの速い事、軽い事(笑)

隊長、是非在来線のうちに江差線で函館山を望みながら北海道上陸を果たされませ(^_^)v
2015年5月5日 0:24
いいですねぇ、はまなす。
というか全体的に鉄道ジャーナルに掲載してもおかしくないルポだと思います!
あ、奥さま、過大評価されていたんですね(笑)
確かに女性にとって、新しくなかったりキレイでなかったりというのはポイント低いですよね。
男はそこに萌えちゃう場合もありますけど(全部じゃないけど)
充実した鉄道の旅、お疲れさまでした!
コメントへの返答
2015年5月5日 7:16
おはようございます(^o^)丿
ジャーナルに掲載されると発行部数が激減してしまいますから、あくまで『catfarm。』の中だけで(^_^;)

B寝台が取れなかった時点である程度覚悟させましたが、いかんせん異常な温度管理のおかげです(`´)

昔ながらの和式トイレが特に大変だったようです(笑)
2015年5月14日 3:19
こんばんは♪遅コメ失礼いたします。

はまなす…気が付けば、昔ながらのブルートレインはこれだけになってしまいましたね。
ちょっと前までは、奥様同様、ちょっとガッカリ感も感じていたものですが、今思えばその昔ながらの風情がまた素敵なんですよね。
それにしても解放B寝台の定期列車がコレしかない時代になるとは思っても居ませんでした。

個人的には青春18切符で「ミッドナイト」にお世話になっていて、ドリームカー(グリーン車のお古シート)は、ボックスシートに乗りっぱなしだった私には随分と贅沢な乗り物だったと記憶しています。まあ本当は横になれるカーペットカーの方が好きだったんですけどね。

50系「海峡」が健在だった頃は、「はまなす」間合いの14系は煩く感じてハズレでしたね。
客車停車中のあのシーンとした静けさがちょっと懐かしいですね。
コメントへの返答
2015年5月14日 5:59
おはようございます、ようこそ♪

なんかアッという間ですよね、おまけに「はまなす」も新幹線開通がラストになりそうだし。
新青森~新函館間はトンネル内の減速がたたって60分ぐらいかしいですね。時間短縮の分どれくらい値が上がるんでしょうね。

それに北海道に入って函館山が近づいてくるあの素敵な江差線の感動の景色が見れなくなるだけで、北海道へ来た!という高揚感が半減してしまいます(^_^;)

家内はカシオペアからはまなすですから、確かにガッカリ感はやむを得ないでしょうね(笑)ほんとに暑かったし(-_-;)

カーペットはおろか、B寝すら取れませんでしたから、この列車の存在価値は高いと思われます。新幹線開通後も、トコトコ走らせてくれると、夜行という事もあるし重宝されるでしょうね(^_^)v

当時のボックスでの夜行は若かったからできたのかも。
いずれにしても江差線や津軽線の景色は目に焼き付けておかねば。

また行こうかしら^m^
2015年5月28日 2:56
こんばんは~♪(^_^)b
『先 イイね!』、『思いっきり遅コメ』・・・申し訳なく思いますm(_ _)m

『はまなす』・・・『乗らねば!』と思い・・・
一昨年と去年、ともに『青森→札幌』を開放B寝台で乗ったことが懐かしく思い出されますよ・・・
今となっては貴重な『定期運用寝台列車』であり、貴重な『急行列車』でも有りますよね・・・
『鉄製客車』は駅に入線する時の・・・車輪がレールのジョイントを通過する時の音が重厚で鉄旅の旅情を高めますよね♪(^_^)b
14系の床下の発電エンジンの音には『えッ!』と思いましたね・・・コレで走れるんじゃないかと・・・(笑)
たまたま、開放B寝台の車両が24系だったので、なんとか寝れましたよ・・・♪(^_^)b

奥様的には・・・おそらく開放B寝台で・・・山口百恵みたいに・・・
https://youtu.be/8Eb7CxNPdSs
こんな風に旅を堪能するイメージが有ったのでしょうね・・・

それが・・・『元グリーン車の座席』とは言え、椅子で寝ると言うのが『あらら・・・』だったのでしょうかね~・・・?
コメントへの返答
2015年5月28日 21:27
こんばんわんこにゃんこ^m^
遅コメ、マルコメ大歓迎です♪

とにかくこのはまなすの5号車は熱うございました。あえてこの「熱」です(`´)

暖房が落ち着くまでほんとに良く寝れたと思います、それが家内の最大のマイナスポイント。
カーテンB寝台にもそういい思い出の無い家内は、座席だったことより異常な温度管理にげんなりでした。

床下発電、特に深夜の函館駅で改めて聞くと、その上で寝れるもんかと思いました。
分割併合して多くの人運びたかったんでしょうな^_^;

でも個室のない、座席もある夜行急行もあとわずかとなると寂しい限りですね。

実は6月も終わりに密かに乗り鉄をたくらんでおります(^_^)v

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