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昨日、ブログにしようとした内容です・・・

そう思った動画を昨日の朝、観たからなんです。その動画がこちら・・・



515ｈｐのランチャデルタEvo2のチューンドヒルクライムレーサー。CT9AのMRと同じく、ランチャデルタの最終形のEvo2。鋳鉄ブロックで拡張性が高くて丈夫なエンジンと聞きます。

500ｈｐオーバーでこの車体ならばかなりの速さを予想するのですが、この車両は残念ながらあまり”速さ”を感じないんです・・・

レース車両なのでパワーは出ていると思います。しかし、それがスピードに活かされていないんですよ。

なんなんだろう？
タイヤ外径？、ギヤ比？、LSDセッティング？とにかく、何かの詰めが足りていない感じ。

外国、特に米国のチューニングの方向性がパワーが何馬力でた、という数値だけの”ドヤ”的なものが多いように感じるのです。

私は”何馬力出た”よりも”あそこのサーキットで何秒出た”のほうがスピードを追求するにおいては正義だと思うのです。机上の馬力データはあくまで参考。

今まで比較テストで乗った中でウチのAir Repair iQと変わらないくらいに気持ち良かったのがABARTH595 CompetizoneのLSD入り。

高回転を追求してチューニングしているのがAir Repair iQ（6300~6400rpm）に対して、iQと同じ排気量に近いながら、ターボ付きで要求する特性から5500rpmでMAXパワーという意外に低回転型のエンジン。車両重量の差（ABARTH595：1120Kg　　Air Repair iQ:マル改で940kg実際はもっと軽い）もあるのですが乗り味は意外に近いんです。

乗ってみると気持ちが良く車速も乗る。エンジンだけではなく、脚、ブレーキ、ギヤ比、ブッシュ類の味付けが絶妙なんだと思うのです。流石ABARTH595と思ったんですね。

実際、あまりパワーに頼らず、車体コンプリートで速さを目指す方が、車体各部に無理がかからないから良いんですよね（競技車両の考え方です→パワーレギュレーションがあるので）。